MY SUMMER PLANインタビュー2

ライブのリハとかでは、結構、メタルっぽいの弾いてますよ。
で、曲始まったら、すごくキャッチーだから（笑）。

――レコーディングはどれくらいかかったんですか？

Kei：今回も前作も、結構、うちのバンドって、すごい、すんなり、あんまり時間がかからないですね。作業的には、すごいペース早く、終わるバンドですね。今回も、すごくスムーズにいきました。歌詞に関しては、試行錯誤して苦労はありましたけど。バンドでは、すごい順調にレコーディング出来ましたね。雰囲気も和やかな感じで。ピリピリした感じはないですね。

Yasushi：やっぱ、僕達みたいな音楽って、悩んで悩んでとかっていうと勢いがなくなるんじゃないかなと思って。たとえば、「Years of Love」なんて、速い曲なんですけど、あれなんか、細かいことをやってたら、スピード感なくなっちゃうんじゃないかな。って、今、思いました！
（一同笑）

Atsuyoshi：バンドのノリっていうか。作った勢いのまま録っちゃった方が逆に良かったり。

――期間的にはどれくらいで？

Yasushi：レコーディングしたのは1週間くらいですね。自分に甘いっていうか、難しいフレーズが弾けなかったら、妥協するっていうか。その1ヶ所だけのことじゃなく、バンドのノリっていうのを考えてやっていきました。だから、結構スムーズに行きました。

Atsuyoshi：前作のツアーファイナル終わって、次のアルバムを作るまでの制作期間が1ヶ月しかなかったんですよ。この2人（Kei、Yasushi）が、相当、苦労したと思いますよ。曲が出来上がってきてからは、もっと時間ないですから、それから叩き込んだり、弾き込んだりは、相当やりましたけど、レコーディングは、その分、すんなり。全員が与えられたことを、サクサクサクサクっと、出来た感じはありますね。

――レコーディング中のエピソードなんかを教えていただきたいんですが？

Kei：基本的に自分の録る出番がないときは、遊んでるよね。録ってる人は真剣にやってるけど、周りはみんなチャチャ入れて。

Yasushi：オレ、ベース録ってる時。KORNのLIVEのDVD観てました。
（一同笑）

Kei：ちょっかいばっかり出して、邪魔してます。

――ジャケットも毎回こだわりを感じますが、今回のジャケットは、どのような感じで作られたんですか？

Kei：今回は、知り合いのアメリカ人の友人に、本当にアメリカに行ってもらって、アメリカで実際に撮影してきてもらって、その中から選びました。

Yasushi：僕達の中で、絵とかペインティングよりも、写真をうまく加工してやりたいというのが前からあったんで、それが実現できたから良かったです。

Kei：明るい雰囲気にしたかったので、こういう明るい写真をいっぱい撮ってきてもらって。

Atsuyoshi：中ジャケットにも使ってるんですけど、500枚くらい撮ってきてくれてたんで。

――それを皆さんでチェックされて、このジャケに？意見は一致したんですか？

一同：はい。

――イギリスにいた頃には、ライブを観に行っていましたか？

Yasushi：オレ、結構観ました。THE YELLOW MONKEY観ました。THE MICHELLE GUN ELEPHANTも観ました。

Kei：なんで日本のバンドばっか言ってるんだよ（笑）。

Yasushi：そっか。あ、Eins: Vierも来ていたんですよ。
（一同大笑）

Yasushi：FAT WRECK CHORDSのバンドとか観ましたよ。No Use For A Nameとか、Strung Outとか、SLAYER。SLAYER、SEPULTURA、SYSTEM OF A DOWNの3バンド観ましたよ。

Kei：こいつ、ロン毛でメタル少年でした。今と、全然違いますよ。

Yasushi：CRADLE OF FILTHとか好きだったんですよ。

Kei：メタルTにロン毛で。

Yasushi：汚かったよね。

Kei：ホント、汚かった（笑）。こんな小奇麗じゃなかった。

Yasushi：ズボンもダボダボの汚いやつ。

――今は、その感覚はなくなっちゃったんですか？

Yasushi：でも、MySpaceで新しいの聴いたりしますよ。服装は、今と全然違いますけど。まだ、キバはありますよ！

Atsuyoshi：だから、ライブのリハとかでは、結構、メタルっぽいの弾いてますよ。で、曲始まったら、すごくキャッチーだから。
（一同爆笑）

――Keiさんはその頃どんなのを聴いていたんですか？

Kei：僕は様々です。日本のヴィジュアル系も聴いていましたし。

――情報は入ってくるんですか？

Kei：入ってきますね。日本のNHKが見れたんで、ポップジャムとか。雑誌も普通に売っていたんで。あとは、CD送ってもらったり。洋楽もoasisとか、GREEN DAYとか。色々と聴いてましたね。

Yasushi：最初、ルパンに教えてもらったんですよ、PUNKは。FAT WRECK CHORDSのコンピ借りた時に、NOFXとか、Hi-STANDARDとか聴かせてもらって、そこが原点なんですけど、PUNKが好きになった。

――で、実際ライブ観て、あっ、これだって思いました？

Yasushi：そうっすね。終わるの早いなって思いましたね。
（一同爆笑）

Yasushi：でも、ビックリしました。速いのって、X JAPANとかしか知らなかったんですよ、それまで。メロコアみたいなジャンル全然知らなくて。聴いた時に、こんな爽やかで速いのあるんだと思って。それで、もう、大好きになったんです。