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河井英里追悼盤 『風の道へ』 と 『ひまわり』

2008年11月27日 (木)

2008年8月4日、肝臓癌のため若くして亡くなられた女性シンガーソングライター、河井英里の追悼アルバムが2枚登場。
 東京芸術大学作曲科出身の彼女の興味はクラシックに留まらず、ポップスやワールドミュージックにまで及び、やがてみずから作曲し、歌唱を行なうシンガーソングライターの道を歩み始めます。
 1991年、キティレコード主催CSPCオーディション準優勝。TV番組「ワーズワースの冒険」の歌唱をきっかけに、造語の作詞を始め、ソルトレーク・シティ・オリンピック民放共通タイトル曲になった「キストゥリナ」に代表されるようなアカペラ多重録音の楽曲では、飛翔感のある独特の声の世界を展開。
 1997年にはアエルレコードから、オリジナル・ミニ・アルバム「青に捧げる」をリリース。この「青に捧げる」は、もともとはフル・アルバムにする予定でレコーディングされていたものですが、完成には至らず、5曲入りのミニ・アルバムになったというものでした。
 2001年4月、河井英里が中心となったユニット「Erie」としてユニバーサルミュージックよりアルバム「Prayer」をリリース。
 2002年9月、アースライズレコードよりアルバム「青に捧げる」を復刻。

 今回登場する『風の道へ』は、ミニ・アルバム『青に捧げる』に収められた5曲に加え、タイトルにもなった「風の道へ」、「空色になる」と、大島ミチル作曲の未発表曲「時の汽車」など全10曲を収録したもので、これまで日の目を見ることがなかった幻の曲もできるだけ完成に近づけ、追悼盤フルアルバムとしてリリースされることになったものです。
 flyng DOGからリリースされる追悼盤『ひまわり』は、その『風の道へ』の1週間後にリリースされるもので、彼女が特に思い入れの深かったという「ARIA」シリーズの音源を中心に、「スケッチブック〜full color's〜」や「バンブーブレード」など、河井英里が携わったアニメ作品から未発表音源なども収録。ジャケットイラストは「ARIA」原作者・天野こずえ描きおろしとなります。
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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