TOP > Music CD・DVD > News > World > Reggae > Bob Marleyのすゝめ 【2】

Bob Marleyのすゝめ 【2】

Tuesday, November 4th 2008


 ♪第1篇 ≫   ♪第3篇 ≫   ♪第4篇 ≫   ♪第5篇 ≫   ♪第6篇 ≫

第2篇
未発表曲、初期音源、ベストに手を伸ばしてみよう

Wailers


生前のオリジナル・アルバムを制覇したところで、
お次は、山積する未発表集、ベスト盤、さらには、Island契約以前の初期音源集の中から、「これさえあれば」な10枚をご用意。

未発表集や初期音源集の中には、
正直、音質的に満足いかないものもあるかと思いますが、
センターずれ上等のジャマイカ製7インチに趣を求める
レゲエ・ミュージックを楽しむのならば、
少々のことには目をつぶってもバチはあたらないかと・・・
肝心なのはヴァイヴスです。

ヤング・ウェイラーズ楽曲は、是非、Island時代の再録と聴き較べてみてください。




Talkin'Blues   『Talkin'Blues』

73年、初のアメリカ・ツアー中、サンフランシスコ北部にあるソウサリートのスタジオで録音された演奏を中心に構成された、Bob Marley没後10年となる91年リリースのメモリアル・アルバム。最も尖がっていた頃の彼らを捉えた記録としては、「Rastaman Chant」あたりを聴いていただければ納得か。オーバー・ダブ等の加工処理を一切行っていない、あまりにも生々しい演奏に、とてつもない興奮と、何か鬼気迫るものを感じずにいられない。


「Talkin' Blues」が視聴できます♪

Confrontation   『Confrontation』

オリジナル・アルバムと見られるきらいがあるが、実は、上掲『Talkin' Blues』が発表されるまでは、唯一となる未発表/アルバム未収録曲を集めた作品(83年発表)。編纂は、妻のRita Marleyと、アイランド社長のクリス・ブラックウェル。生前のBobのプランでは、『Survival』、『Uprising』と、当時制作途中だったこの『Confrontation』が、同一コンセプトの3部作となる予定だったという。「Buffalo Soldier」、「Trench Town」など今も人気のシングル曲が収録されているのも肝。

「Buffalo Soldier」が視聴できます♪

Legend:The Best Of   『Legend:The Best Of』

もはや鉄板中の鉄板。長年、Bobはおろかレゲエ入門盤としても親しまれ、今も驚異的なセールスを誇る究極のベスト盤。オリジナル発表年は84年。特に貴重な未発表曲/テイク/ヴァージョンが収録されているわけではないが、Bob Marleyと云えば、このジャケットのポートレイトが頭を過ぎるという方も多いことだろう。数あるベスト盤の類でも、最も印象的な表情のショットが採用されているのではないかと。


「Punky Reggae Party (Long Version)」が視聴できます♪

Rebel Music   『Rebel Music』

こちらは、86年にリリースされたベスト盤。タイトル通り、レベル・ミュージックばかりを集めた社会的メッセージ色の強い1枚。特筆すべき、「Waiting In Vain」のシングルB面曲「Roots」が初収録されたということでエントリー。



「Roots」が視聴できます♪

Songs Of Freedom  『Songs Of Freedom』

92年当時、未発表曲が多く収録されたBobの集大成=CD4枚組として多くの反響を呼んだボックス・セット。96ページに渡る貴重な写真や詳細な曲解説を掲載したブックレット付、ということでこちらは日本盤をご推奨。Studio One、Upsetter/Trojan時代の初期名曲から、Island時代の代表曲まで全78曲。ラストが「Redemption Song」のライヴ・ヴァージョンという粋な計らいもいい。



「Redemption Song(Live)」が視聴できます♪

Africa Unite:Singles Collection   『Africa Unite』

生誕60周年を迎えた2005年にリリースされたヒット・シングル・コレクション。JAD(66〜72年)、Island(73〜81年)時代の基本のシングル楽曲に加え、今をときめくBlack Eyed PeasのWill I Amや、Ashley Beedleによるリミックス、さらには、かつて「I Shot The Sheriff」をカヴァーしたことでも知られるEric Claptonが、Bobの「Slogans」にオーヴァー・ダビングを施し制作した新装曲「Slogans 2005」の3曲を追加収録。



「Africa Unite (Will.I.Am Remix)」が視聴できます♪

Soul Rebels   『Soul Rebels』

Lee Perryがプロデュースを手掛けていたUpsetter時代のベスト音源集となる有名盤。オリジナル・リリースは70年。世界市場へ羽ばたく前のヤング・ウェイラーズの初々しさや、前のめり気味の勢いと、Lee PerryならではのWickedな質感のトラックとの交叉が、リアルなジャマイカ・レゲエの妙味を端的に表していると思う。


「Soul Rebel」が視聴できます♪

African Herbsman   『African Herbsman』

こちらもLee PerryとのUpsetter時代の未発表音源集で、古くから知られる1枚。WailersのIslandデビュー〜世界進出を見たLee Perryが、Trojanレコードに音源を売却。つまりこのアルバムは、73年に、本人達が知らない間に出たアルバムということ。その後のIsland再演音源と聴き較べてみていただければ、一目瞭然、荒削りながらもモコモコッとした、いかにもアーリー・ジャマイカン・レゲエの泥臭いテクスチャに塗れることができる。


「African Herbsman」が視聴できます♪

Stop That Train『Stop That Train』

数あるLee PerryプロデュースによるWailers音源の中から、後のIsland期のインターナショナル・ヒットの雛形ともなった歴史的にも重要且つ、熱心なファンの間で人気の高いトラックばかりを選りすぐった1枚。「Stop That Train」は、勿論Bobが歌った『Catch A Fire』収録のレイドバックしたあのヴァージョンも最高だが、Peter Toshがリードを執るこのアップ・リフティングなロックステディ風トラックも素晴らしい。他、「Natural Mystic」や、「Keep On Moving」など、いずれ劣らぬ名曲のレアで珍妙な発掘ヴァージョン多数収録。同シリーズの『No Sympathy』、『400 Years』も必聴。


「Natural Mystic」が視聴できます♪

タフ・ゴング・スタジオ'74-79 Vol.1  『Tuff Gong'74-79 Vol.1

生誕60周年記念未発表音源シリーズとしてリリースされた、ジャマイカのTuff Gongスタジオで、74年から79年の間に行なったリハーサル・セッションの模様を収録した貴重な未発表集。なかなかマニアックな選曲で、その初期サウンド・メイキングが聴ける、所謂コレクター向けの1枚?同シリーズ『Vol.2』は、同じくTuff Gongでのリハーサル・セッションや、ダブ・ミックスを収録。


「Time Will Tell 〜Making Session Version」が視聴できます♪

         

第1篇 ボブのオリジナル・アルバムをとにかく最安値で
第3篇 死後に多数リリースされたライヴ盤をピックアップ
第4篇 目に焼き付ける、ボブ・マーリー
第5篇 バニー・ウェイラー、ピーター・トッシュの作品
第6篇 一族の名にかけて 〜ボブ・マーリーの遺伝子


ReggaeLatest Items / Tickets Information