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【特集】フィル・マンザネラの801プロジェクト

Friday, July 25th 2008

Phil Manzanera


 
ロキシー・ミュージック・サウンド
その方向性を決定付けた名ギタリスト、
フィル・マンザネラ、801名義による名演。


ロキシー・ミュージックの第四期ギタリストとして、72年からグループに加わることになるフィル・マンザネラ。ロキシー参加以前には、クワイエット・サンというバンドを組み、ツアーにも同行していたというソフトマシーン直系のカンタベリー・サウンドを発信し、同シーンを知る上で欠かせない伝説のバンドとして支持を集めていました。しかしながら、レコーディング・チャンスには恵まれず、デモ・テープを録音しただけで解散してしまいました。その後、フィル・マンザネラがロキシー在籍中の74年にソロ・アルバム『Daimond Head』を録音するかたわら、昔の仲間を集めて、クワイエット・サンの『Mainstream』を制作しました。メンバーには、マッチング・モールに参加していたビル・マコーミックや、チャールズ・ヘイワード、デイヴ・ジャレットという強力な布陣が名を連ねています。  

Phil Manzanera

その後のフィル・マンザネラは、83年に解散するロキシー・ミュージックのギタリストして活躍しながらも、ソロ名義と801名義で数枚のアルバムを並行し発表。ロキシー解散後は、アンディ・マッケイらとエクスプローラーズを結成するも1年で解散。その後、ジョン・ウェットンとウェットン/マンザネラなるユニットを結成し、2枚のアルバムを発表。その後また、マッケイと組んでマンザネラ&マッケイ名義で2枚のアルバムを発表。90年代に入ると、彼のルーツともいえるキューバ、ラテン系のサウンドを追求するようになり、『Southern Cross』発表後には多くのラテン系アーティストのプロデュース業にも勤しむようになりました。99年には、自己のルーツ見つめ直したかのようなソロ・アルバム『Vozero』、01年『801 Latino』を発表し、同年、ロキシー・ミュージックの再結成ツアーに参加。そして、04年『6pm』、05年『50 Minutes Later』(ロバート・ワイアット、ブライアン・イーノとのトリオ作あり!)と、近年なお活発な活動を見せているのです。

  Phil Manzanera

今回初の紙ジャケ・リリースとなる4作品は、上述のクワイエット・サン『メインストリーム』発売記念の為に、フィル・マンザネラが結成したプロジェクト・バンド=801名義によるもので、ブライアン・イーノ(synth)、フランシス・モンクマン(key)、ビル・マコーミック(b)、サイモン・フィリップス(ds)といった猛者が顔を揃える、カンタベリー系ジャズ・ロック文脈においても一際秀逸な光を放つ名品なのです。プログレ・ファンにも当然需要高でありましょう。76年、英ロンドンのクイーン・エリザベス・ホール公演を収録した『Live』には、サリー州シェパートン・スタジオで行われたリハーサル音源を収録したボーナスCDが付く予定。

ほか、名盤『Listen Now』時リリースの英ハル大学で行われたライヴ『Live @ Hull』、元・10ccのケヴィン・ゴドレイ&ロル・クレームが飛び入り参加した、77年11月マンチェスター・ユニヴァーシティーでのライヴ『Live At Manchester』、そして、世界的にも有名なキューバのヴォーカリスト、アウグスト・エンリーケスや、キューバン・ジャズ界を牽引する若手ピアニスト、アルド・ロペス・ガビランが全面参加した、マンザネラのラテン慕情作『Latino』と、計4タイトルがめでたく紙ジャケ化となります!


 



Live + Bonus CD

 
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フィル・マンザネラが『Mainsteram』発売記念の為に結成したプロジェクト・バンド=801。76年、英ロンドンのクイーン・エリザベス・ホール公演を収録した作品。ブライアン・イーノ(synth)、フランシス・モンクマン(key)、ビル・マコーミック(b)、そしてサイモン・フィリップス(ds)等、強力なメンバーを従え、緊張感あふれるエネルギッシュな演奏を堪能できる作品。クワイエット・サン、ダイアモンド・ヘッドに並ぶ究極の名盤!ボーナス・トラック2曲収録! サリー州のシェパートン・スタジオで行われたリハーサル・バージョンを収録したボーナスCD付!国内プレス商品(デジタル・リマスター)、シングル・ジャケット仕様+特製オリジナル・スリーヴ、帯・解説付。



 




Live@hull
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英国ハル大学で行われた『Listen Now』リリース時のライヴ。ロキシー・ミュージックやUK、フランク・ザッパ・グループと数々のグループを渡り歩いてきたエディ・ジョブソンが参加。『Listen Now』とは一味違ったライヴならではの独特の緊張感を醸し出している作品。国内プレス商品(デジタル・リマスター)、見開きジャケット仕様、帯・解説付。   



 




Live At Manchester

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77年11月2日、マンチェスター・ユニヴァーシティーでの貴重ライヴ音源。ケヴィン・ゴドレイ、ロル・クレームが飛び入り参加した作品としても知られ、フィル・マンザネラのロキシー・ミュージック時代からのツボを押さえた独特のギター・プレイは、このライヴでも健在。熱気溢れる好アルバムです。国内プレス商品(デジタル・リマスター)、シングル・ジャケット仕様、帯・解説付。 







Latino

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若手ラテン・ミュージシャンとがっぷり四つに組んだ2001年の異色・共演作。世界的にも有名なキューバのヴォーカリスト、アウグスト・エンリーケスやキューバン・ジャズ界を牽引する若手ピアニスト、アルド・ロペス・ガビランが全面参加しており、ラテン・ミュージックに仄かなブリティッシュ・テイストが融合した見事な癒し系ミュージック。国内プレス商品(デジタル・リマスター)、シングル・ジャケット仕様、帯・解説付。







Listen Now

4 『Listen Now』


801名義による77年スタジオ作。元10CCのケヴィン・ゴドレー、ロル・クレーム、さらに、エディ・ジョブソンやブライアン・イーノら豪華メンバーを揃え、タイトでリズミカルなアルバム・タイトル曲「Listen Now」や、ジミ・ヘンドリックスが憑依したような「Que?」などを収録。マンザネラのセンス抜群のギター・プレイが光りまくる名盤。







Mainstream

4 Quiet Sun 『Mainstream』


ロキシー参加以前に結成していた、フィル・マンザネラのカンタベリー派を中心とした伝説的グループ=クワイエット・サン。ジャズ・ロック〜プログレの歴史を語る上では避けて通ることはできない75年録音の大名盤。ソフトマシーンから多大な影響を受けたサウンド/志向を持ちつつ従来の空間・音響感覚を意識したサウンドと、チャールズ・ヘイワードの作為を排除したエネルギッシュかつ硬質なサウンドが絶妙に交錯した作品。







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Nice 'N' Greasy
4 Phil Manzanera 『Diamond Head』

 フィル・マンザネラの75年1stソロ・アルバム。ロバート・ワイアット、ブライアン・イーノ、ジェン・ウェットン、エディ・ジョブソン、チャールズ・ヘイワード他、豪華ゲスト陣をバックに、マンザネラのギターによる独特の味のあるフレージング、歯切れのよいカッティングなどが堪能できる作品。クワイエット・サンの名盤『Mainstream』と同時録音された感動の超名盤!




K-Scope
4 Phil Manzanera 『K-Scope』

 7色のプリズム光線によって描かれた万華鏡=Kaleidoscope。前作『Listen Now』までの特色を活かしつつ、これまで以上にシンセサイザーやピアノも大胆に取り入れ、マンザネラによる味わいのある初のリード・ヴォーカルをフィーチャーした78年の意欲作。




Primitive Guitars
4 Phil Manzanera 『Primitive Guitars』

 82年ソロ・ギター・アルバム。ギター以外のほとんどの楽器も自身がこなすというマルチな才能を存分に発揮。マンザネラ自身の弾くシンセサイザーとギターが漂うようなサウンドの「Europe 70-1」や、YMO〜ジャパンを彷彿させるシーケンサーを使った「Big Dome」など素晴らしい曲を収録した作品。




Corroncho
4 Phil Manzanera 『Corroncho』

 マンザネラによるラテン・ルーツに即した作品。モダンなビートやリズムを加えて、マンザネラらしいラテン・ロック・マナーに仕上がっており、また、ラテン的なイディオムだけでなくブリティッシュらしい叙情性やメロディーも感じられるなど、かなりヴァラエティに富んだ仕上がりの1枚。

  



Wetton Manzanera
4 John Wetton / Phil Manzanera 『Wetton Manzanera』

 エイジアが活動を休止した86年にリリースされたジョン・ウェットンとフィル・マンザネラによる連名アルバム。アラン・ホワイト(イエス)、ケヴィン・ゴドリーらがゲスト参加。SHM-CD仕様盤。

 



6pm
4 Phil Manzanera 『6pm』

 通算6枚目となるソロ作。ブライアン・イーノ、ポール・トンプソン、アンディ・マッケイに加えて、ロバート・ワイアット、デヴィット・ギルモア、ビル・マコーミックなどが参加。初期衝動の如き疾走感と、熟練の技巧に裏打ちされたプログレッシヴ感、そして何よりも恐ろしいほど研ぎ澄まされたマンザネラのポップ・センスが所狭しと詰まっている。




50 Minutes Later
4 Phil Manzanera 『50 Minutes Later』

 ソロ名義通算7作目。前作『6PM』をさらに突き進め、ブライアン・イーノ、ポール・トンプソン、アンディ・マッケイといったおなじみ「ロキシー組」に加えて、ロバート・ワイアット、ナイジェル・シンプソンなど、これまた気心知れた仲間が集結した1枚。マンザネラ特有のポップ・センスと先進性が存分に楽しめ、「ロック/ポップ・サイド」のマンザネラの集大成。




Roxy Music
4 Roxy Music 『Roxy Music』

 ブライアン・フェリー、ブライアン・イーノ、フィル・マンザネラ、アンディ・マッケイ、ポール・トンプソン、グラハム・シンプソンという布陣で、71年デビュー・ライヴを行なったロキシー・ミュージック。72年の記念すべきデビュー・アルバム。アート・スクール的アヴァンギャルドなセンスの良さと、ミュージシャン的な体力の無さを併せ持った初期のロキシー。それは、所詮借り物という壁にぶち当たっていた当時のある種の邦人ミュージシャンに大きな希望を与えたに違いない!?




Country Life
4 Roxy Music 『Country Life』

 発表当初、本国イギリス制作のジャケットが物議を醸し話題となったロキシー・ミュージックの74年発表の4th。ちなみに、アメリカでは左の女性、日本では右の女性が問題に。そうしたワイセツ問題も格好の話題となり本作は好セールスを記録。シングル「All I Want Is You」のキャッチーさや、バンドとしてのアンサンブルに磨きがかかったサウンドなどが印象的。プロデュースは前作、次作で起用されたクリス・トーマスではなく、エンジニア上がりのジョン・パンターがバンドとの連名で担当。




Avalon
4 Roxy Music 『Avalon』

 ロック史上に残る名作との誉れ高い82年のラスト・アルバム。独自のセンスで採り入れた風変わりなグラム・ロックを展開した初期のスマートなアヴァンギャルド志向から成熟期に移行し、その美学の頂点となったのが本作。名曲「More Than This」、「Avalon」に結実した欧州的な洗練をも見せるソウル・ミュージック解釈はその後のシーンにも広く影響を与えた。




Taking Tiger Mountain (By Strategy)
4 Brian Eno 『Taking Tiger Mountain (By Strategy)』

 ソロ第1弾『Here Come The Warm Jets』等と並び、ブライアン・イーノのポップな側面が出た74年2nd。ロキシー・ミュージックの同僚だったフィル・マンザネラ、アンディ・マッケイに加え、ロバート・ワイアットやフィル・コリンズらも参加。イーノの一風変わった個性を反映する「ねじれた」ポップ曲が楽しめる。






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