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ジョン・ロード:ダラム・コンチェルト

2007年12月6日 (木)

ジョン・ロード:ダラム・コンチェルト
「ディープ・パープル」ジョン・ロードの意欲作!

イギリスのダラム大学の創設175周年を記念して作曲された『ダラム・コンチェルト』。この作品の作曲者は、なんと全世界を熱狂させたハード・ロック・バンド「ディープ・パープル」の創設メンバーであり、1976年の解散までキーボードとして活躍したジョン・ロードなのです!
 ジョン・ロードは、最初、クラシックのピアニストを目指して勉強していましたが、ある日、ジミー・スミスの演奏するハモンド・オルガンを聴いて深く魅了され、それが方向転換をするきっかけになったといいます。以後、紆余曲折を経て、ギターの名手リッチー・ブラックモアと出会い、「ディープ・パープル」を結成したのが1968年、解散までアグレッシヴなキーボードワークで大いに注目を集めることとなります。
  ジョン・ロードといえばなんと言ってもハモンド・オルガンを前後に揺らしての強烈なパフォーマンスで知られていましたが、そのハモンド・オルガンは重さ300キロもあり、ロード自身によってさまざまな改造の加えられた特別な楽器でした。改造は本格的なもので、特許までとっていたといいますからそのマニアックさはかなりのもの。今回の自作コンチェルトにももちろんハモンド・オルガンを使っており、ハードロック時代とは作風は異なるとはいえ、厚みがあり独特の濃厚な色彩を持ったサウンドを味わうことが可能です(といってもハモンドオルガンの目立つ部分はとても少ないですが)。
 共演のチェリスト、マシュー・バーリーは、名ヴァイオリニスト、ムローヴァの夫。ヴァイオリンは、イギリスのトップ奏者の1人として注目を集める若き名手、ルース・パーマーが担当。 もうひとつのソロ楽器として選ばれたのはバグパイプの一種である「ノーザンブリアン・パイプ」という楽器です。これはイングランド北部のアイルランド人修道僧によって、イリアン・パイプから改造されたとされる楽器で、少し小ぶりな楽器からユニークな美しさを持った豊かな響きが醸し出されます。演奏のキャスリン・ティッケルは、この楽器の第一人者として活躍するアーティストで、16歳でソロ・アルバムを発表して以来23年に渡って活躍してきた逸材です。
 これら3つのソロ楽器に、作曲者ジョン・ロード自身が弾くハモンドオルガンという、計4人のソリストとオーケストラが効果的に絡み合う『ダラム・コンチェルト』。
 第1部〜朝、第2部〜午後、第3部〜夕暮れの3部で構成されており、世界文化遺産に登録されているダラム大聖堂やダラム城があるダラムの町並みが目に浮かぶような雄大で美しい作品に仕上がっています。
 楽曲のスタイルはブルックナーやヴォーン=ウィリアムズ、そしてジェイムズ・ホーナーを髣髴とさせるもので(エンディングはマーラーの3番の最後似)、息長く奏でられる物憂げなトラディショナル・ソングを思わせるイリアン・パイプとチェロの深く穏やかな叙情は特筆もの。スローで重厚な音楽を基調としながらも、快活な部分も効果的に織り込んでいるため単調にはなっていません。大学からの委嘱作ということでブラームスの大学祝典序曲も楽しく引用されているのもポイント。
 録音もたいへん優秀で、オーディオ装置から現れる壮大で美しいサウンドの洪水は実に魅力的です。

・ジョン・ロード:ダラム・コンチェルト
 ジョン・ロード(ハモンドオルガン)
 キャスリン・ティッケル(ノーザンブリアン・パイプ)
 ルース・パーマー(ヴァイオリン)
 マシュー・バーリー(チェロ)
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
 ミッシャ・ダメフ(指揮)

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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ダラム・コンチェルト バーリー、ティッケル、パーマー、ロード、ダメフ&ロイヤル・リヴァプール・フィル

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Jon Lord

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発売日:2008年01月30日
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