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HMVインタビュー: 石野卓球

Monday, August 27th 2007

  インタビュー
  石野卓球
今年で9回目を数え、テクノ/クラブ・ミュージックファンのなかでは夏の風物詩的な存在である「日本最大の屋内レイヴ」、WIREの開催がまもなくと迫ってまいりました!そして今回、なんと主催者である石野卓球氏に緊急インタビューを敢行!WIRE全般についてのことや、今回の出演者についてなど、たっぷりお話いただきましたのでお楽しみください!

石野卓球
  石野卓球

―― 今年も遂にWIREが来週の開催と迫ってきました。


石野卓球: そっか、もう来週だね。




―― 今年はWIREの一週前にラブパレードがありますね。


石野卓球: まあでも、今回のラブパレードは今までやっていたものとはちょっと違うんだよね。


―― 開催場所がベルリンからエッセンに変更になりましたよね。


石野卓球: 細かい話はよくわかんないんだけど、ベルリンでの役割は終わったって感じがあるのかもしれないですね。


―― 今回のラブパレードに期待されてることってありますか?


石野卓球: 今までのラブパレードが持っていたヴァイヴがそこには無いっていうのはもうわかってることなんだけど、やっぱり続いていること自体はすごいと思いますよ。そういう根付いているということに関して、今回もそれを確かめたいって気持ちはありますね。あと、スタートから10年以上経っているし、そういう意味でラブパレードの意義というものがどういうふうに変わってきているのか、という部分についてもすごく興味ありますね。


―― そしてWIREは今回で9回目を迎えるわけですが、回数を重ねていくごとに周りからの期待感などがプレッシャーとして感じたりすることはありますか?


石野卓球: いや、それは無いですね。その辺は自由にやらせてもらってるし。たとえば、エレクトロ・クラッシュやニュー・レイヴが流行ったとしてもそのメンツばっかりになるとかいう訳でもないし。始まったときから“エレクトリック・ダンス・ミュージックのインドア・レイヴ”っていう基本的なコンセプトは変わってないので、そういった意味でのプレッシャーは無くて。でもある意味、最初からプレッシャーを持ってやっているっていうのはあります。さすがに9年もやってると、そのプレッシャーもマヒしちゃいますけどね。


―― 始めた当初と現在とを比べて、WIREに対しての考え方の差を感じる事はありますか?


石野卓球: そういうのはすごくあって、99年に始めたときにはヨーロッパのレイヴとか知ってたけど、そういうとは全然違う形で始まったし、9回続くとも考えていなかったし。9回続いた後にどうなっているかも考えたことは無かったし、今こんなふうになってるとも思っていなかった。それとWIREだけではなくて、WIREを取り巻くいろいろなものの状況も変わってるしね。たとえば東京においてのクラブミュージックシーンの移り変わりとか、クラブに関しての環境の変化とか。そんなことを踏まえて今の状況の6.5割方は想像していなかったことですね。


―― そういうことを感じ始めたのはいつ頃からですか?


石野卓球: 毎年ですね、これは。たとえば、まだアリーナにいっぱい柵があってMijk Van Dykとか電気がライヴをやってた頃から考えたら、今23歳のFelix Krocherが2007年のメインステージのトリをやるなんてボクも含めて誰も想像してなかった。それってまさにWIREが変化してきたことっていう表れだと思うんですよね。逆に今から数年後のことが予測付かないのと同じで、だからこそWIREをやっていけるっていうのはありますね。


あと、基本的にWIRE自体が自転車操業だから。もし数年後を予測できるようだったら、WIRE自体がものすごいビックビジネスになるし。再来年あたりは東京ドームで!みたいなものが読めるんだったらもうとっくにやってるし(笑)。そういうものでもないから。大きくすることよりも、今までやってきたことと、現状と、そして自分達がやりたいことをどういう風にリンクさせてやっていくかってことが1番のことですね。来年できるかっていうのも現時点ではわからないことだし、それはもう来週のWIREに懸かっているわけで、ある意味山っけは強いよね(笑)。


石野卓球
 
―― 次の年のWIREへの動き出しはいつ頃なんでしょうか?


石野卓球: それこそ気持ちの面で言えば、WIREが終わってどれくらいの手ごたえがあったかってことから始まりますね。たとえば今年のWIREで、蓋を開けてみたらお客さんが100人しかいなかったとするでしょ。そうしたら次の日にパーティが終わった段階で誰もそんな話をしなくなると思うし。おかげさまでパーティ当日には来年への手ごたえを感じられるくらいお客さんが集まってくれているので、パーティが終わった段階で次の年へ気持ちの準備が始められるような状況になっているという感じですね。


実務的なことでいえば前の年の秋くらいからスタートしてます。なかでも箱を押さえるのはWIREが終わってすぐにでもやりますね。じゃないとモーニング娘の運動会に取られたりしちゃうから(笑)。過去に悲しい経験があるからね(笑)。1年、2年先のスケジュールを押さえることもできるんだけど、さっき言ったように今の状況じゃ難しいとおもいますね。しかも、押さえてしまうと1年1年にパワーを出しきれないっていうこともあると思います。





―続く―
 
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