■Herbie Hancockと夜通しレコーディング
――人生で最も影響を受けたアルバムは?
むちゃくちゃあるね。これがその一部さ。
Abby Lincoln 『Straight Ahead』
Run DMC 『Raising Hell』
Steely Dan 『Royal Scam』
Biz Markie 『Goin' Off』
Sly & The Family Stone 『There's a riot goin' on』
Michael Jackson 『Off the Wall』
Thelonious Sphere Monk 『Criss Cross』
The Police 『Reggatta de Blanc』
John Coltrane 『Giant Steps』
The Wailers 『Burnin』
Kraftwerk 『Trans Europe Express』
――トラックやリミックスを作る上で3人の役割は?リーダーシップは主にどなたが取っているの?
順番でやっているって感じかな。
――音楽のアイデアは何からインスパイアされていますか?
黒人、知性、フィーリング、ファッション、そして何か卓越したもの!
――これまでのプロデュースやリミックスの仕事で最もエキサイティングだった作品/アーティストを各々教えてください。
もっともエキサイティングだったのはHerbie Hancockと仕事をしたことかな。『Black Fuzz』をレコーディングしているときに彼がスタジオにやってきて一緒に夜通しレコーディングしたことかな。ホントに素晴らしかったぜ!
――音楽的に共感するプロデューサー/アーティストは?
Quincy Jonesかな。
――Sa-Raの音楽は非常にシネマチックでもあると思いますが、映画音楽や映画制作には興味ありますか?
とても興味があるね。最近でも結構インディ系映画の音楽を作曲したり、音楽的経験としてサイケデリックな映画のプロデュースをしようとしているところなんだ。
―― 今の音楽シーンについてはどう思う?
音楽シーンというのは最近はより“ファンにフレンドリー”な感じになってきているな。というのもより選択できるものというのが増えてきていてテクノロジーにしてもオレたちのようなアーティストにもチャンスがめぐってきて、つまりインターネットであらゆる人がオレたちの音楽というのを聴けるようになっているのさ。大きなレーベルはもう今までみたいに大衆に向けて供給する、というやり方は続かないだろうね。というのももうみんながテクノロジーのお陰で自分たちの選択によっていろんな情報を拾えるようになっているからね。
―― 今後の予定を教えてください。日本にはまた来日しますか?
今後の予定はセカンドアルバムをビデオクリップも制作した上で今年中に出す予定さ。そして2008年に向けて日本も含めた世界ツアーに出たいと思っている。
――ありがとうございました!!