Sa-Ra Creative Partnersインタビュー2

2007年5月14日 (月)

  インタビュー
  Sa-Ra Creative Partnersスペシャルインタビュー
3人とも凄い経歴の持ち主
  3人とも凄い経歴の持ち主
―インタビュー続き―


―― 3人の出会いはいつ頃、どんなきっかけで?


オレたちは「人をくっつける女神」によって出会ったような感じさ。なんかホント少しずつ会う機会が増えてそれでいつの間にか毎日を一緒に過ごすようになったってとこかな。最初にSharifiqとTazが90年代にLAで知り合ってそしてオレ(Om'Mas Keith)が95年、出張で出かけた際に行ったLAのIce-TのスタジオでShafiqに出会ってそして97年にまたLAに出張で出かけていたときにShafiqがTazを紹介してくれて、そしてその後はみんなが知っているとおりさ。


――各々の音楽的なバックグラウンドを教えてください。


NYのHollis Queens出身のOm'Mas Keithは15歳のときに仕事のスキルを磨こうと思いインターンみたいな形でRCAレコードに勤め始めたんだ。そして後期の偉大なJam Master Jayのスタッフプロデューサーとして参加してプロデュースとエンジニアでOnyxやRun DMC、Lauryn Hillやまだ若かった頃の50 Centなども担当したんだ。 その後、Suavehouse Recordでのプロダクションのディールを獲得して、8-BallやMJG、Mobb DeepやFoxy Brown、CoolioやCharlie Baltimore&Ice Cubeと仕事をしたのさ。


Taz ArnoldはLAのサウスセントラル生まれで、彼がヒップホップの歴史である『Chronic 2001』を手がけている一方でDr. Dreの最初のクリエイティヴコンサルタントでもありタレントスカウトも担当していた。Dreとの仕事はその後Aftermath Recordsと契約を結ぶきっかけともなったんだ。


ShafiqはNYのBronxとLAで育ち多岐にわたるアーティストたちをプロデュースしてきた。(例: Ice-T, Body Count, Lord Finesse, D.X.T., Afrika Bambaataa, Prince, Duran Duran)そして映画のサントラでは『New Jack City』や『Deep Cover』などを担当した。


オレたちは10代のときのビートマシーンにアクセスすることによってそれから活動が始まったのさ。同じようなバックグラウンドを持ち、そして業界のリーダーたち、例えばDr DreやRussel Simmons、Ice-TやJMJなど、そんな彼らの下で音楽的な教育を受けてきたということも同じさ。そして音楽についても正式な授業形態のものから、それこそ慈善事業での勉強会みたいなもので学んだもの、そして加えてスタジオで仕事をしていた、という経歴からして同じなのさ。



Run Dmc『Raising Hell』
  影響を受けたアルバムRun Dmc『Raising Hell』
■Herbie Hancockと夜通しレコーディング


――人生で最も影響を受けたアルバムは?


むちゃくちゃあるね。これがその一部さ。

Abby Lincoln 『Straight Ahead』
Run DMC 『Raising Hell』
Steely Dan 『Royal Scam』
Biz Markie 『Goin' Off』
Sly & The Family Stone 『There's a riot goin' on』
Michael Jackson 『Off the Wall』
Thelonious Sphere Monk 『Criss Cross』
The Police 『Reggatta de Blanc』
John Coltrane 『Giant Steps』
The Wailers 『Burnin』
Kraftwerk 『Trans Europe Express』


――トラックやリミックスを作る上で3人の役割は?リーダーシップは主にどなたが取っているの?


順番でやっているって感じかな。


――音楽のアイデアは何からインスパイアされていますか?


黒人、知性、フィーリング、ファッション、そして何か卓越したもの!


――これまでのプロデュースやリミックスの仕事で最もエキサイティングだった作品/アーティストを各々教えてください。


もっともエキサイティングだったのはHerbie Hancockと仕事をしたことかな。『Black Fuzz』をレコーディングしているときに彼がスタジオにやってきて一緒に夜通しレコーディングしたことかな。ホントに素晴らしかったぜ!


――音楽的に共感するプロデューサー/アーティストは?


Quincy Jonesかな。


――Sa-Raの音楽は非常にシネマチックでもあると思いますが、映画音楽や映画制作には興味ありますか?


とても興味があるね。最近でも結構インディ系映画の音楽を作曲したり、音楽的経験としてサイケデリックな映画のプロデュースをしようとしているところなんだ。


―― 今の音楽シーンについてはどう思う?


音楽シーンというのは最近はより“ファンにフレンドリー”な感じになってきているな。というのもより選択できるものというのが増えてきていてテクノロジーにしてもオレたちのようなアーティストにもチャンスがめぐってきて、つまりインターネットであらゆる人がオレたちの音楽というのを聴けるようになっているのさ。大きなレーベルはもう今までみたいに大衆に向けて供給する、というやり方は続かないだろうね。というのももうみんながテクノロジーのお陰で自分たちの選択によっていろんな情報を拾えるようになっているからね。


―― 今後の予定を教えてください。日本にはまた来日しますか?


今後の予定はセカンドアルバムをビデオクリップも制作した上で今年中に出す予定さ。そして2008年に向けて日本も含めた世界ツアーに出たいと思っている。


――ありがとうございました!!
 
(協力:Striding http://www.striding.jp/
 
 
  アーティスト“Sa-Ra”の才能が詰まった1枚  
 
Hollywood Recordings

CD Hollywood Recordings
Sa-Ra Creative Partners

Kanye Westのレーベル、G.O.O.D.Musicと契約し、Sonyからメジャーデビュー盤が待たれていたプロデューサー集団、Sa-Ra Creative PartnersがなんとBabygrandeから先にフル・アルバムをドロップ!しかもインディーと思って侮るなかれ!Erykah Badu、Talib Kweli、Bilal、Capone-N-Noreagaといった豪華ゲストを迎えて制作!
 
 
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