ナクソス2005年7月新譜

Thursday, June 2nd 2005

ミュラー＝ブリューエルの『エロイカ』、フェルメール四重奏団のバルトーク全集、クラフトのストラヴィンスキー、ヤープ・シュレーダーのバッハ無伴奏ヴァイオリンなど、今回も注目盤が多数登場します。

→2005年6月発売
→2005年5月発売
→2005年4月発売
→2005年3月発売
→2005年2月発売

ナクソス検索
交響曲 | 管弦楽 | 協奏曲 | 室内楽 | 器楽 | オペラ | 声楽 | 古楽 | その他 | ボックス・セット | DVD

ナクソス・ヒストリカル検索
交響曲 | 管弦楽 | 協奏曲 | 室内楽 | 器楽 | オペラ | 声楽 | 古楽

【交響曲】

8551229
ベートーヴェン：『英雄』、他
・『プロメテウスの創造物』序曲
・序曲『コリオラン』
・『エグモント』序曲
・交響曲第3番『英雄』
ケルン室内管弦楽団
ヘルムート・ミュラー＝ブリュール（指揮）

小編成のモダン・オケならではの機動性と切れ味で、知る人ぞ知る注目シリーズとなっている、ミュラー＝ブリュールと手兵オケの演奏。ベートーヴェン４曲を収録したこのCDは、演奏クオリティを知るのに最適で、小編成ながら意外に重量級の演奏も可能であることがわかります。ナクソス・ドイツ企画盤、ライナーノートは独語のみです。

8557278
ボイス：シンフォニア集
・8つのシンフォニア（シンフォニア第1番～第8番）
アレイディア・アンサンブル
ケヴィン・マロン（指揮）

イギリスにおける古典派作曲家として、ヘンデルに続きイタリア風の流行や交響曲（シンフォニア）の伝統をイギリスに導入したボイス。NAXOSのバロック音楽の一翼を担うマロンと、その手兵による新鮮な演奏です。

8559254
W.シューマン：作品集
・交響曲第4番
・管弦楽の歌
・サーカス序曲『サイド・ショー』
・交響曲第9番『アルデアティーネの洞窟』
シアトル交響楽団
ジェラード・シュウォーツ（指揮）

20世紀アメリカの管弦楽作曲家を代表する一人であり、コープランドやバーバーらと共に評価されていいウィリアム・シューマン。交響曲第9番は、バーンスタインやオーマンディらがこぞって指揮をした名曲です。

【管弦楽曲】

8557196
ブリテン：作品集
・交響組曲『グローリアーナ』
・4つの海の間奏曲とパッサカリア（歌劇『ピーター・グライムズ』より）
・シンフォニア・ダ・レクィエム
ロンドン交響楽団
オシアン・エリス（hp）
ケイロン・ムーア（ob）
アレクサンダー・テイラー（va）
ステュアート・ベッドフォード（指揮）

Collins Classicsからの移行発売。オーケストラ作品の代表作と言えるラインナップで、ブリテンを初めて聴くお客様にも最適。ルネサンス音楽風の『グローリアーナ』、代表的なオペラの間奏曲を再編集した『４つの海の間奏曲とパッサカリア』、日本政府の依頼で作曲された『シンフォニア・ダ・レクィエム』の３作です。

8557800
ファリャ：作品集
・バレエ音楽『恋は魔術師』（第2版、1924年）
・バレエ音楽『三角帽子』
・歌劇『はかない人生』～スペイン舞曲第1番
アストゥリアス交響楽団
アリシア・ナフェ（M）
マリア・ホセ・マルトス（M）　
マキシミアーノ・バルデス（指揮）

2つの名作を、名匠フランコ・フェラーラに師事した指揮者、ナクソスの録音などで存在が知られたオーケストラ、そして民族色豊かな歌い口の歌手2人という、純スペイン音楽家たちが熱演。ローカル色豊かな音楽で、作品の本質を描き出します。24bit録音・編集。英語対訳付きです。

8557502
＜ロバート・クラフト・コレクション/ストラヴィンスキー作品集第３集＞
ストラヴィンスキー：
・バレエ音楽『ミューズを率いるアポロ』
・バレエ音楽『アゴン』
・バレエ音楽『オルフェウス』
ロンドン交響楽団
聖ルカ管弦楽団［アゴン］
ロバート・クラフト（指揮）

MusicMastersおよびKOCH Internationalからリリースされていた音源の再発売。作曲者のアシスタントであったクラフトが指揮をするシリーズの最新盤は、『ギリシャ神話に源がある』という括りのバレエ音楽集。弦楽のための『アポロ』、フランス・ルネサンスの音楽と12音技法をかけあわせた『アゴン』、そしてニューヨーク・シティ・バレエのために書かれた『オルフェウス』の3曲です。

【協奏曲】

8557775
ブライアン：作品集
・喜劇序曲－ジョリー・ミラー
・ヴァイオリン協奏曲
・交響曲第18番
マラト・ビゼンガリエフ（ヴァイオリン）
BBCスコットランド交響楽団
ライオネル・フレンド（指揮）

マルコポーロからの移行発売（1993年録音）。イギリスの異端作曲家による、比較的親しみやすい作品集。ヒンデミットの曲を思わせるヴァイオリン協奏曲は、民謡の旋律を素材とした作品。交響曲はわずか15分ほどですが、ブライアンらしからぬ(?)聴きやすさです。

【室内楽】

8557543(2CD)
バルトーク：弦楽四重奏曲全集
・弦楽四重奏曲第1番～第6番
フェルメール四重奏団

1969年にマールボロで結成され、シカゴやマンチェスターなどでレジデント・クヮルテットを務めながら、欧米諸国で演奏を行ってきた弦楽四重奏団の、シャープな演奏。日本でもベートーヴェンの全集などで知名度が高いながら、手に入るCDは少ないために、この全集は歓迎されるでしょう。

8559195
キルシュナー：室内楽曲集
・ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲
・歌劇『リリー』より『フルーティング』
・ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲
・ピアノ・ソナタ
・トリプティク
　コンティニューム
　シェリル・セルツァー＆ジョエル・サックス（指揮）

シェーンベルク、ブロッホ、セッションズといった、硬派な作曲家たちを師に持ち、現在はヨーヨー・マほか多くの演奏家より信頼を得ているキルシュナー。1940年代から80年代までの幅広い室内楽曲を集めました。

【器楽曲】

8555998
バルトーク：＜ピアノ作品全集第４集＞
・子供のために（1943年改訂版）
イェネ・ヤンドー（p）

ハンガリー音楽のすべてを知るピアニストであり、教育者でもあるヤンドーの演奏は、リスナーにとっても学習者にとっても信頼度が高く、最高のお手本となりうるもの。廉価ゆえにピアノ教室などにもおすすめできるCDです。

8554821
ブラームス：4手のためのピアノ作品全集第14集
・ピアノ四重奏曲第2番（連弾版）
・ワルツ集Op.39より第1番～第5番（2台ピアノ版）
ジルケ＝トーラ・マティース、クリスティアン・ケーン（p）

シリーズ14枚目となり、膨大かつ他のレーベルにはない個性的な内容の全集に。原曲は堅牢な室内楽曲も、この編曲ですとJ.S.バッハなど影響の強い作品の陰が見え隠れして、より深いブラームス像に迫ることができます。

8559184
コープランド：ピアノ作品集
・ピアノ幻想曲
・ピアノ・ソナタ
・ピアノ変奏曲
ベンジャミン・パスターナック（p）　

マニアックなファン以外にはあまり知られていないピアノ作品。J.S.バッハを思わせる落ち着きに満ちた『ピアノ幻想曲』（約29分）、『エル・サロン・メヒコ』などで人気を得た時代の『ピアノ・ソナタ』、学生時代のバーンスタインが好んだ大作『ピアノ変奏曲』を収録。1988年にブゾーニ・コンクールを征し、全米を中心に活動しているピアニストの演奏です。

8555285
レゴンディ：
・『アリアと変奏』第1番／夢／練習曲第4番／『アリアと変奏』第2番
メルツ：
・吟唱詩人の調べ～ポロネーズ第1番-第7番／ロンディーノ
リカルド・ガレン（g）

ソルやジュリアーニと同時代に活躍した、2人の作曲家・ギタリストによる作品集。ショパンやメンデルスゾーン他のピアノ曲に影響を受け、ロマン派音楽の爽快感やシンプルなメロディを受け継いだ、ギター学習者にもおすすめしたい１枚です。

【声楽曲】

8559216(3CD)
ボルコム：無垢と経験の歌
クリスティン・ブルーワー（S）
ミーシャ・ブリューゲルゴスマン（S）
イラナ・デイヴィッドソン（S）
リンダ・ホーエンフェルト（S）
カーメン・ペルトン（S）
ノモン・フォード（Br）
ネイザン・リー・グレアム（語り＆ヴォーカル）
トミー・モーガン（ハーモニカ）
ピーター・マドキャット・ルース（ハーモニカ＆ヴォーカル）
ジェレミー・キッテル（フィドル）、他　
ユニヴァーシティ・ミュージカル・ソサエティ
ミシガン大学交響楽団
レナード・スラットキン（指揮）

美術家および詩人であり幻視家として有名なブレイクの作品を原作として、1984年の米初演以来、欧米各国で演奏されてきた宗教曲。ミステリアスな雰囲気を漂わせながらもジャズやカントリー・ミュージックなど幅広いジャンルの音楽を吸収し、精巧なミュージカル風のシアターピースに仕立て上げています。バーンスタインの『ミサ曲』同様に、20世紀だから生まれたと言える宗教作品です。英語歌詞付き。

8557644
＜英国歌曲シリーズ第12集：フィンジ＞
・私は恋人に言った（ハーディの詩による）
・花輪をささげよう（シェイクスピアの詩による）
・夏の前と後（ハーディの詩による）
ロデリック・ウィリアムズ（Br）
イアン・バーンサイド（p）　

トマス・ハーディとシェイクスピアの詩をテキストに、イングランドの抒情を歌い上げるフィンジの歌曲集を、英国の新進バリトンとBBCなどで人気の高いピアニストがじっくりと聴かせます。24bit録音・編集。英語歌詞はhttp://www.naxos.com/libretti/finzi.htmに掲載されています。

8557495
＜英国歌曲シリーズ第11集：クィルター＞
アーノルドの古い歌の書＝イギリスの歌／『ラブ・アット・ザ・イン』より３つの歌／アイルランドの歌～トラリーのばら＊／アーノルドの古い歌の書＝アイルランドの歌／ニ重唱曲：女声のための４つのパートソング／アーノルドの古い歌の書＝スコットランドの歌／ニ重唱曲：女声のための３つのパートソング＊／アーノルドの古い歌の書＝フランスの歌＊／ニ重唱曲＊／新発見曲／アーノルドの古い歌の書＝イギリスとウェールズの歌　（＊印は世界初録音、英語・仏語歌詞、『フランスの歌』は英語対訳付き）
アマンダ・ピット（S）
ジョアン・トマス（M）
フィリップ・ラングリッジ（T）
デイヴィッド・ウィルソン＝ジョンソン（Br）
デイヴィッド・オーウェン・ノリス（p）

イギリスの抒情派歌曲作家による民謡・古謡の編曲集で、多くが世界初録音。『グリーンスリーヴズ』『バーバラ・アレン』なども含まれ、他の作曲家との編曲版と比較する楽しみもあるでしょう。中でも甥のアーノルド・ヴィヴィアンのために作られた曲集が、このディスクの軸になっています。

8557624
ステーナー：主を十字架に
ジェームズ・ギルクリスト（T）
サイモン・ベイリー（B）
スティーヴン・ファー（org）
ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊
ティモシー・ブラウン（指揮）

ロンドンのセント・ポール大聖堂でオルガニストを務めた作曲家が“バッハに継ぐ、19世紀の受難曲”として作曲し、現代もなお歌い継がれ、親しまれているオラトリオ風の作品。メロディを重視したシンプルな構成で、賛美歌集のように聞こえるのが大きな特徴であり、日本でも歌われることを期待しての一枚です。24bit録音・編集。英語歌詞付き。特製紙ケース入りです。

【古　楽】

8557563(2CD)
J.S.バッハ：
・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ（全６曲）
ヤープ・シュレーダー（バロックvn）

アメリカのスミソニアン博物館が制作・発売していた音源（1984-85年録音）の再発売であり、ホグウッド指揮のモーツァルト交響曲全集や、ブリュッヘン、ビルスマらとの共演で名をはせたシュレーダーのソロ録音。ガット弦特有の音と自在のフレージングで、多くの『古楽器による無伴奏』録音のパイオニア的な存在だった演奏が復活しました。

8551235
C.P.E.バッハ：＜ピアノ作品集第2集＞
ファンタジア第1番／ソナタニ長調／ファンタジア第2番／ロンド第1番／ソナタイ短調／ロンド第2番／自由なファンタジア嬰ヘ短調／BACH（の主題）によるフーガ
鶴田美奈子（p）

同じC.P.E.バッハの作品を集めた第1弾（8551210）に続き、ドイツ在住のピアニスト／チェンバリストによる第2弾。ピアノによる自然な音楽づくりが、ハイドンやモーツァルトの前世代であるこの作曲家の位置づけを、明確にしていると言えるでしょう。ナクソス・ドイツ企画盤です。

8557057(2CD)
ヘンデル：オラトリオ『快活の人、沈思の人、温和の人』
リンダ・ペリッロ（S）
バーバラ・ハニガン（S）
クヌート・ショッホ（T）
シュテファン・マクロード（B）
ユンゲ・カントライ
フランクフルト・バロック管弦楽団（オリジナル楽器使用）
ヨアヒム・カルロス・マルティニ（指揮）

オラトリオやオペラで、すでにヘンデル作品との相性を証明している演奏者が、近年になって演奏機会の増えている声楽作品に挑戦。軽快なリズムと爽快感のある合唱で、パーセルに近いイギリス風味を醸し出しています。英語リブレットと独語訳は、http://www.naxos.com/libretti/handel-allegro.htmに掲載されています。

【ナクソス・ヒストリカル】

8110270
ザ・ジーリ・エディション第９集：ベルリン・ミラノ・ロンドン録音集1936-1938
デ・クルティス：ただあなただけ、マリア／君を愛す　メリハル：愛しき人　J.S.バッハ（編曲：グノー）：アヴェ・マリア　ビゼー：アニュス・デイ　フランク：天使の糧　シューマン：はすの花　グリーグ：ある夢　チレア：歌劇『アルルの女』～ありふれた話（フェデリーコの嘆き）　ベッチェ：あなたは我が命　クルチ：ヴェネツィアの夜　ブラン：青春時代　プッチーニ：ローマ讃歌／歌劇『ラ・ボエーム』～おお、うるわしい乙女よ　ヴェルディ：歌劇『アイーダ』～もし私がその将軍なら…清きアイーダ　ビクシオ：命の子守歌　トスティ：セレナータ／マレキアーレ／最後の歌　チンクェ：ヴェネツィアの朝　デンツァ：妖精の瞳　ロッシーニ：音楽の夜会～踊り（ナポリのタランテッラ）
ベニアミーノ・ジーリ（T）
アロイス・メリヒャル（指揮）ベルリン国立歌劇場管弦楽団
ブルーノ・ザイドラー＝ヴィンクラー（指揮）ベルリン国立歌劇場管弦楽団
ジュゼッペ・アントニチェッリ（指揮）ミラノ・スカラ座管弦楽団＆合唱団
ワルター・ゲール（指揮）管弦楽団
ディーノ・オリヴィエーリ（指揮）管弦楽団
（録音：1936-1938年　ベルリン、ミラノ、ロンドン）

マーク・オバート＝ソーン復刻。シングルSPとしてリリースされたオペラ・アリアを中心に、同じ曲を数回録音したものも収録。1936年から38年におけるジーリの活動をつぶさに伝えてくれる、記録としても貴重な一枚です。

8110764
シュナーベル－ベートーヴェン：ピアノ作品集第10集
・ロンドイ長調WoO49（録音：1937年１月14日、ロンドン）
・メヌエット変ホ長調WoO82（録音：1938年11月10日、ロンドン）
・７つのバガテルOp.33（録音：1938年11月10日、ロンドン）
・創作主題による６つの変奏曲Op.34（録音：1938年1月11日、ロンドン）
・『プロメテウスの創造物』の主題による15の変奏曲とフーガOp.35（録音：1938年11月9日、ロンドン）
・幻想曲ト短調Op.77（録音：1937年1月14日、ロンドン）
・バガテル『エリーゼのために』WoO.59（録音：1938年11月10日、ロンドン）
　アルトゥール・シュナーベル（p）

ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ録音協会全集第10集。マーク・オバート＝ソーン復刻。ピアノ・ソナタ全集を補完する一枚としても、また小品ですら独特の高貴さがあるということがわかる一枚としても貴重。オリジナルの『録音協会盤』では、全集のフィナーレを飾った第14集および第15集としてリリースされた音源です。

8110986
パブロ・カザルス－アンコール曲と編曲集第4集
ハイドン：メヌエット／チェロ協奏曲第２番～アダージョ　グラナドス（編曲：カザルス）：スペイン舞曲　ゴルターマン：チェロ協奏曲イ短調～カンティレーナ　メンデルスゾーン：春の歌　ボッケリーニ：６つのチェロ・ソナタ第６番～アレグロ　ワーグナー：夕星の歌（２種類の録音を収録）　シューマン：夕べの歌（２種類の録音を収録）／トロイメライ　モーツァルト：クラリネット五重奏曲～ラルゲット（２種類の録音を収録）　クライスラー：ルイ13世の歌とパヴァーヌ（クープラン風）　サン＝サーンス：アレグロ・アパッシオナート／白鳥　ヘンデル：ラルゴ（オンブラ・マイ・フ）　ルビンシテイン（編曲：ポッパー）：ヘ調のメロディ　リスト：愛の夢第3番　ラッセン：いと蒼き汝が瞳　J.S.バッハ：管弦楽組曲第３番～アリア　
パブロ・カザルス（vc）
チャールズ・アルバート・ベイカー（p）
ウォルター・ゴールデ（p）
管弦楽伴奏、クラリネットと弦楽四重奏による伴奏
（録音：1916年4月14日,15日,19日,21日,22日、1920年4月21-24日,28日,29日）

ウォード・マーストン復刻。カザルスがアコースティック録音時代に残した演奏であり、1916年と20年に米Columbiaからリリースされたもの。復刻にあたっては音質の一定化や、録音時における回転数の不安定さを解消して（当時の米Columbiaは79回転から85回転あたりが主流だったようで、それを演奏の音程で判断・是正）、オリジナルの演奏に近づけました。

8110991
メニューイン/ヴァイオリン協奏曲集
メンデルスゾーン：
・ヴァイオリン協奏曲ニ短調（録音：1952年２月６日、ニューヨーク）
　RCAヴィクター弦楽オーケストラ
・ヴァイオリン協奏曲ホ短調（録音：1952年５月25・26日、ベルリン）
　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　ヴィルヘルム・フルトヴェングラー（指揮）
ブルッフ：
・ヴァイオリン協奏曲第１番（録音：1951年１月19日、ボストン）
　ボストン交響楽団
　シャルル・ミュンシュ（指揮）

ユーディ・メニューイン（ヴァイオリン）

マーク・オバート＝ソーン復刻。蘇演となったメンデルスゾーンのニ短調協奏曲（録音の2日前にメニューインが世界初演）、他レーベルと比較できるフルトヴェングラーとのホ短調協奏曲、そしてミュンシュ＆ボストンとは唯一の共演録音となったブルッフ。1950年代のメニューインが輝いている一枚です。

8111082
＜マリア・カラスの肖像＞
ベルリーニ：歌劇『ノルマ』～清らかな女神よ（録音：1954年、ミラノ）／歌劇『清教徒』～もう一度望みを／狂乱の場『あなたの優しい声が呼んでいた』／私は美しい乙女（録音：1953年、ミラノ）　ドニゼッティ：歌劇『ランメルモールのルチア』～あの方のやさしいお声が聞こえる／ああ、あの恐ろしい幽霊たちが現れて／香炉はくゆり；聖なるかがり火が一面に輝き／にがい涙をそそげ（録音：1953年、フィレンツェ）　ポンキエルリ：歌劇『ジョコンダ』～ああ、お母さん、私は宿命の島にあって／自殺！（録音：1952年、トリノ）　ヴェルディ：歌劇『椿姫（ラ・トラヴィアータ）』～乾杯の歌『陽気に楽しく杯をくみ交わそう』／ふしぎだわ！ふしぎだわ！／ああ、たぶんあの人なのだわ（録音：1953年、トリノ）　プッチーニ：歌劇『トスカ』～マーリオ！マーリオ！マーリオ！…ここだよ！／それじゃ、ちょっと聞いて／歌に生き、愛に生き（録音：1953年、ミラノ）　ワーグナー：楽劇『トリスタンとイゾルデ』～愛の死『優しくかすかな彼のほほえみ』（チェトラへの録音：1949年）
マリア・カラス（S）
ニコラ・ロッシ＝レメーニ（B）
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ（T）
カルロ・フォルティ（B）
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団・合唱団
トリノ・イタリア国営放送管弦楽団
アントニーノ・ヴォットー（指揮）
トゥリオ・セラフィン（指揮）、他

ウォード・マーストンおよびマーク・オバート＝ソーン復刻。既発売音源からのコンピレーションで、ナクソスで復刻されたカラスの録音をEMIやCETRAのCD・レコードと比較したい方には最適。もちろんカラスのベスト盤としても通用する選曲です。

【ナクソス SACD】

6110016
ヴォーン・ウィリアムズ：海の交響曲（交響曲第1番）
ジョーン・ロジャース（S）
クリストファー・モルトマン（Br）
ボーンマス交響楽団＆合唱団
ポール・ダニエル（指揮）

　 CD（8557059）と同音源。20世紀という未知の世界へ船をこぎ出そうという、大編成のコーラスを擁したカンタータ風の交響曲であり、壮大な空間を感じさせるSACDならではのサウンドが、作品と演奏の価値を高めてくれます。英語歌詞付き。
制作方式：DSDマスタリング
ディスクの種類：ハイブリッドディスク
チャンネル：マルチチャンネル・サラウンド・サウンド（5.1ch）、2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ（全トラックを３つのチャンネルで収録）

6110081
＜ロバート・クラフト・コレクション／ストラヴィンスキー作品集第２集＞
ストラヴィンスキー：
・バレエ音楽『火の鳥』（1910年、完全オリジナル版、世界初録音）
・バレエ音楽『ペトルーシュカ』（1947年改訂版）
　フィルハーモニア管弦楽団
　ロバート・クラフト（指揮）

CD（8557500）と同音源で、MusicMastersから既発売の録音。ストラヴィンスキーにもっとも近い存在のクラフトだけに、スコアへの忠節と作品の本質を見極める力は絶大。SACDにより、複雑なオーケストレーションが解明されるようなサウンドになっています。
制作方式：DSDマスタリング
ディスクの種類：ハイブリッドディスク
チャンネル：マルチチャンネル・サラウンド・サウンド（5.0ch）、2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ（全トラックを３つのチャンネルで収録）