明日から使える邦楽豆知識 - 第四章
2003年12月30日 (火)
ニューミュージック(1973〜1978)
1973(昭和48)年に「ひこうき雲」でデビューしたユーミンこと荒井由美(松任谷由実)は、まさにニューミュージックを牽引しました。フォークと一線を画すために本人が自分の音楽をそう呼んだとか、レコード会社が名付けたともいわれるこの語源は、あまり狭義ではなく70年代シンガーソングライターを中心に広く使われました。
ユーミンは、はっぴいえんどの細野晴臣、鈴木茂と、林立夫、松任谷正隆が結成したサウンド・プロデュース・ワーク集団のキャラメル・ママ(ティン・パン・アレイに発展)を迎え入れ、自らを中産階級サウンドと呼び、既存のフォークとはまったく異なるスタイルで登場しました。これまでの抒情的フォークを四畳半フォークと評したユーミン・サウンドは、洗練された都会の風景を想起させる新感覚のポップスを披露。「ルージュの伝言」「あの日に帰りたい」をはじめ、「卒業写真」「『いちご白書』をもう一度」の楽曲提供と歴史を塗り替えていきました。
さらにそれに前後して、吉田拓郎、井上陽水、小室等、泉谷しげるの4人の人気フォークシンガーが設立した『フォーライフレコード』も抜きには語れません。当時スーパースターであったこの4人が、自身のレコード会社を離れ自分たちの理想を求めようとしたことは画期的なことでした。
1960年代後半から混然としていたフォーク/ロックはニューミュージックという新たなカテゴリに包括され、大滝詠一が設立したナイアガラ・レーベルからシュガー・ベイブがデビュー、ヤマハ主催のポプコンを足がかりに中島みゆき「時代」がヒット、ポップなサウンドが高い評価を受けたチューリップ「心の旅」など多種多様なポップスが誕生し、吉田拓郎作曲の森進一「襟裳岬」、小椋佳作詞作曲の布施あきら「シクラメンのかほり」など歌謡界への楽曲提供も行われました。
また当時は女性アーティストの活躍が目立ちました。のちのアイドル・ブームへと繋がる太田裕美や、矢野顕子、尾崎亜美、大貫妙子などが活躍していました。YMOとサザンオールスターズがデビューした1978年を以て帰結したと分類されるニューミュージックは、日本のポップスに自意識を目覚めさせる役割を果たし、現在音楽シーンで活躍する多くのアーティストを輩出、今日の音楽シーンに直結した系譜に位置していえます。
初期アイドル(1978〜1984)
ニューミュージックの流行は、直結してミュージシャンのテレビ進出という形となりました。渡辺プロダクションから独立してアミューズが設立され、徐々にテレビのなかにニューミュージックが溢れました。さらにCMと結びつき、ヒット曲が続出、78年にはレコード売上でも演歌やポップス歌謡を抜いてトップ踊り出ました。
70年代後半には、その波が歌謡曲のアーティストにまで波及しました。そこには『ベストテン』や『夜のヒットスタジオ』など強い影響力をもった番組の登場もありました。山口百恵は宇崎竜童と阿木耀子コンビをソングライターとして自分から指名し、キャンディーズ、ピンクレディー、郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎の御三家などが歌謡界のスターとして人気をあつめていました。
また79年に武田鉄也の『3年B組金八先生』に主演し人気を集めていた田原俊彦、近藤真彦、野村義男の「たのきんトリオ」や三原順子が80年代に入ると次々と歌手デビューし、その80年には松田聖子、河合奈保子、柏原よしえなどのアイドルがデビュー。その2年後にデビューした中森明菜や小泉今日子、シブがき隊なども加わって、80年代前半にはアイドル全盛期が訪れました。
ニューウェーヴとテクノポップ(1979〜1982)
「東京ロッカーズ」(第六章の「パンク編」でご紹介)の名の元に活動を繰り広げていたアンダーグラウンドなシーンが70年代後半に注目を集めましたが、実際に商業的に成功を収めたのは、ベテラン・ミュージシャンが結成したYMOでした。
もちろんメンバーはご存知だと思いますが、それまでもシンセサイザーやコンピュターを使ったサウンド作りはポップスにはかかせませんでした、それを全面的に試みたのがYMOでした。彼らは欧米にもツアーで出向き、計画的に東洋的なスタンスを作りだし、コンピューター世代のオピニオンリーダーとなっていきます。
そのYMOの成功は、ニューウェーブのブームを巻き起こし、東京ロッカーズのころから知られていたフリクションやリザーズをはじめ、P-model、ヒカシュー、プラスティックス、一風堂などを生み出していきます。特にファッションやデザイン関連の仲間がピストルズに影響を受けて遊びで結成したという逸話を持つプラスティクスは海外からも人気があり、ローラー族や竹の子族の集まっていた原宿が生んだファショナブルなグループとして人気を集めました。
80年代前後のニューウェーヴのブームは、沢田研二などのベテランも巻きこんでいきました。もちろん「Tokio」のヒットを生み、82年には坂本龍一とコンピを組んだ忌野清志郎が「いけないルージュマジック」をヒットさせ、さらに早くからニューウェーヴに反応したムーンライダースなどが実験的な作品を世に送り出しています。
戦後のジャズ 〜 ウエスタンからロカビリー
GSからカレッジフォーク・エレキ
関西フォークからニューロックの夜明け
ニューミュージックからニューウェーヴ・テクノ
アイドルからバンドブームまで激動の80年代
パンクとヒップホップ
ミリオンセラーの時代から多様化する現在の音楽シーン
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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Yumi Arai 1972-1976 (5CD+DVD)
松任谷由実
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ニューミュージック〜初期アイドル〜ニューウェーヴ
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【先着】シリアルコード付き応募用紙
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音楽産業廃棄物〜P-MODEL OR DIE
P-MODEL
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ピヤノアキコ。〜the best of solo piano songs〜
矢野顕子
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