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明日から使える邦楽豆知識 - 第五章

2003年12月31日 (水)

アイドル(1985〜2003)

アイドル黄金期である80年代は多くのアイドルを生み出しました。1985年当時のベストテンではチェッカーズCCBといったバンドがチャートに登場。 衝撃的な衣装、ちょっと不良っぽいルックス、そして親しみやすいメロディラインにダンスパーティやテクノポップ・サウンドという要素を持ち合わせたバンドは若者のハートを鷲掴み、ジャパニーズ・ポップス・シーンをバラエティ豊かなものにしました。

80年代はアイドル史の中でも特筆するほどの黄金期を迎えます。中森明菜菊池桃子等の数々のアイドルを輩出した中で、最強のアイドル小泉今日子を登場させました。彼女の存在感、セルフプロデュース力、カリスマ性はこれまでのアイドルと比較しても段違いのもであることは皆さんもご存知のとうり。「なんてたってアイドル」に代表される彼女のヒットシングルの作詞は秋元康氏によるもので、多くのアイドルのブレイクに一役かっている氏はアイドルヒットの功績に欠かせない人物です。

一方、これまでのアイドル像を覆すアイドル・グループが登場しました。1985年に放送開始した、素人女子高生による「夕やけニャンニャン」から生まれたおニャン子クラブ。このプロジェクトは、クラスのアイドルを見ているような親近感、グループとソロ・ユニット活動による細分化でお気に入りの娘を探すファン心理が重なって巨大なブームを引き起こしました。が、1987年卒業コンサートをもって幕を閉じます。1,2を争う人気だった高井麻巳子は作詞を担当した秋元氏の奥様となりました。この構造がつんく♂に受け継がれたようで、現在のモーニング娘。との多くの共通項をこのアイドル集団に見出す事ができます。

バンドブームとインディーズ(1980〜1990)

1970年代後半あたりからアンダーグランド・シーンが活発になり始め、1980年代に入ると、自己表現の場としてのバンドであるスターリン非常階段などが姿を現します。その中からインディー・レーベルが誕生しました。シーンはますます活性化し、ラフィン・ノーズウイラード有頂天といった“インディーズ御三家”と呼ばれるバンドが登場。現在のメジャー会社のバックアップのあるレーベルと違って80年代のインディーズレーベルは本当の意味での「自主制作」レーベルばかりでした。1980年代後半には、ナゴムをはじめ、出版社の宝島が出資したキャプテン、Buck Tickの太陽、 X(X Japan)主宰でLuna Seaを輩出したエクスタシーといったレーベルが設立され、独自の流通経路を開拓してゆきました。

有頂天のボーカル・ケラ(現在は、ナイロン100℃の主催者)が設立した「ナゴムレコード」はその中でも数多くのバンドを輩出しています。ライブでのパフォーマンスが評判を呼び、今で言うシノラー系の祖であるナゴム・ギャルから小中学生までがライヴに通ったほどでした。「ナゴムレコード」からは、田口トモロヲが在籍したばちかぶり筋肉少女帯、人生(電気グルーヴ)、たまなど36バンドを輩出しましたが、89年に活動を停止し、有頂天も91年に解散してしまいました。
「ナゴムレコード」は、80年代のハード・コア・パンク・ブーム→インディーズ・ブーム→バンド・ブームという潮流の中でそのを中枢を担う存在でありました。 「ナゴム」という言葉は「名古屋ゴム」の略というウワサもあり。

そして1989年から放映されたTBS系「いかすバンド天国」(イカ天)により、インディーズ・バンドブームに火が付きます。Beginをはじめ、Jitterin'JinnFlying KidsBlankey Jet Cityらが次々とメジャー・デビューを果たしました。もちろん彼等はブームが去った後も活躍を続けています。実はGlayもイカ天出場経験バンドですが、デビューするのはまだ数年後。また、バンド・ブームはストリートパフォーマンスの聖地・原宿の歩行者天国(ホコ天)とも繋がり、そこではJun Sky Walker(S)The Boomなどが注目を集め、音楽と文化を発信していました。

シーンが熟したところで、BoowyレベッカTM Networkブルーハーツユニコーンといった強者が生き残ってきます。また、ホコ天出演経験があるにもかかわらずブームが去った後でデビューし、後に音楽シーンのトップに輝いたバンドもいます。それがMr.Children。同じ頃スピッツも流行り始めていました。この時代はまさに多くのバンド達がによるハイクオリティな音楽が生み出された時代であると言えます。

 戦後のジャズ 〜 ウエスタンからロカビリー
 GSからカレッジフォーク・エレキ
 関西フォークからニューロックの夜明け
 ニューミュージックからニューウェーヴ・テクノ
 アイドルからバンドブームまで激動の80年代
 パンクとヒップホップ
 ミリオンセラーの時代から多様化する現在の音楽シーン

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アイドル、インディーズ、バンドブーム

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