フランチェスカッティ/フランスにおける未発表ライヴ音源集 第1集
2025年06月17日 (火) 19:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

フランチェスカッティの美しき音色に感動
演奏活動引退の前年75年にマズア指揮で演奏されたベートーヴェン(ステレオ)、初出!
クライスラー、バッハ、サン=サーンス(いずれもモノラル)は正規音源としては初CD化!
国立視聴覚研究所(INA)およびラジオ・フランスからの提供音源をもとに、丁寧なCD復刻で定評を集めるスペクトラム・サウンドのシリーズ「ベルアーム」。当アルバムは20世紀を代表する大ヴァイオリニストのひとり、ジノ・フランチェスカッティ[1902-1991]の正規初出音源の初CD化です。同時代を生きたオイストラフ、ハイフェッツにくらべ、長いキャリアにしては録音が少ないフランチェスカッティ。それだけに初出音源は嬉しい限りです。
唯一無二の美しい音色で多くの聴衆を魅了した「ライヴの演奏家」フランチェスカッティ。この度、INAに保管されていた
貴重な音源からはじめてCD化されるのはベートーヴェンの協奏曲、クルト・マズア指揮フランス国立管弦楽団との共演、1975年4月9日、シャンゼリゼ劇場におけるライヴ、ステレオ収録です。
ベートーヴェンは10歳の時には聴衆の前で披露していたという、まさに十八番。フランチェスカッティのライヴ音源で最も多く残っているのがベートーヴェンですが、当演奏は72歳とは思えぬ技巧と熟成された音色に驚愕。翌76年には本格的な演奏活動から引退しておりますが、ここに聴くベートーヴェンはふくよかな音色と自由自在な歌いまわしで奏する、フランチェスカッティの「絶頂」といえる名演です。
クライスラーの無伴奏作品『レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース』は1968年11月28日、ニースの地中海宮殿におけるライヴ。フランチェスカッティが演奏する無伴奏自体そう多くは残されていないため大歓迎のCD化といえます。
そして、J.S.バッハの『無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番』とサン=サーンスの『序奏とロンド・カプリチオーソ』は、1958年9月9日、ブザンソンにおけるライヴ。こちらは50代半ばということもあり、キレのよさ、発音の良さが際立ちますが、フランチェスカッティ最大の魅力であるこの上なく美しいポルタメントと甘美な味わいをもった音色が全面に出ており、聴いているだけでうっとりしてしまいます。
フランチェスカッティの貴重なライヴ音源をお楽しみください。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61(第1、3楽章のカデンツァ:クライスラー)
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
フランス国立管弦楽団
クルト・マズア(指揮)
録音時期:1975年4月9日
録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
録音方式:ステレオ(ライヴ)
2. クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op.6
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
録音時期:1968年11月28日
録音場所:ニース、地中海宮殿
録音方式:モノラル(ライヴ)
3. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
4. サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
エウジェニオ・パニョーリ(ピアノ:4)
録音時期:1958年9月9日
録音場所:ブザンソン
録音方式:モノラル(ライヴ)
Previously unissued recordings
24bit/192kHz Digital Transfer & Remastering from the original master tapes
Licensed by INA & Radio France
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。