エリム・チャン&アントワープ響/プロコフィエフ、ラヴェル、オゴネク
2024年03月15日 (金) 19:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
香港が生んだ若き俊英、エリム・チャン初のフル・アルバム
香港に生まれアメリカで指揮を学んだエリム・チャン(陳以琳)。2014年ドナテッラ・フリック指揮者コンクールで女性として初めて優勝、2019年からアントワープ交響楽団の首席指揮者を務めています。
これまで協奏曲の伴奏やコンクールのライヴはあったものの、初めてのフル・アルバムのテーマとして今回彼女が選んだのは舞曲。プロコフィエフ『ロメオとジュリエット』の組曲から独自に選曲した8曲とラヴェル『ダフニスとクロエ』第2組曲では、大仰な表現は控えながら細部まで歌い込み、さらに引き締まったリズムとしなやかさを兼ね備えた深い音楽を聴かせます。そしてアメリカの作曲家エリザベス・オゴネク[1989-]による「管弦楽のための3つの舞曲」のサブタイトルの付いた『ALL THESE LIGHTED THINGS(この輝くものすべて)』では、曲の特性の深い理解に基づき、多彩なパーカッションと弦や管によるリズムの交感を巧妙に描き、たいへん魅力的に仕上げています。
巨匠然とした重さとも鋭角的な表現とも違う、創造性と柔軟性の高い音楽を作り上げる新しい才能を感じさせるアルバムです。(輸入元情報)
【収録情報】
● プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』より
第2組曲〜I. モンターギュー家とキャピュレット家
第2組曲〜II. 少女ジュリエット
第2組曲〜III. 僧ローレンス
第1組曲〜V. 仮面
第1組曲〜VI. ロメオとジュリエット
第1組曲〜VII. ティボルトの死
第2組曲〜V. 別れの前のロメオとジュリエット
第2組曲〜VII. ジュリエットの墓の前のロメオ
● オゴネク:この輝くものすべて
I. Exuberant, playful, bright
II. Gently drifting, hazy
III. Buoyant
● ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲
I. 夜明け
II. 無言劇
III. 全員の踊り
アントワープ交響楽団
エリム・チャン(指揮)
録音時期:2023年8月
録音場所:ベルギー、アントウェルペン、エリザベート王妃ホール
録音方式:ステレオ(デジタル)
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