【映像】ミッレタリ&ドニゼッティ歌劇場/ドニゼッティ:『当惑した家庭教師』

2024年03月11日 (月) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


若きドニゼッティの秀作歌劇『当惑した家庭教師』
ローマ初演版による蘇演舞台映像!


ローマの貴族ドン・ジューリオは頭の固い政治家。2人の息子、エンリーコとピッペットの教育鍛錬を家庭教師グレゴーリオに託し、息子たちの女性との接触を厳しく禁じています。ところが兄のエンリーコは近所の娘ジルダと密かに結婚し、2人には子供までいるのでした。それを父に知られることを恐れたエンリーコはグレゴーリオに助けを求めます・・・
 若きドニゼッティが作曲した歌劇『当惑した家庭教師』は1824年、ローマで初演され大好評を博したと伝えられています。本作は、ドニゼッティの生地ベルガモのドニゼッティ財団と市の共同プロジェクトとして2015年に発足し、ドニゼッティの作品上演に革新的な新風を吹き込んできた「ドニゼッティ音楽祭」の新制作となるローマ初演版の蘇演舞台です。
 「ドニゼッティ音楽祭」の芸術監督フランチェスコ・ミケーリによる演出は舞台を2042年の近未来に置き、デジタル技術(SNS、タブレット、VRゴーグル、アバターと思しき登場人物など)が教育現場を席巻する様を諷刺しつつ、旧弊な道徳に囚われた父親と自由な男女交際を求める息子たち、その間を取り持つ家庭教師の姿を活写しています。
 ドン・ジューリオ役のアレッサンドロ・コルベッリ、家庭教師グレゴーリオ役のアレックス・エスポージトというオペラ・ブッファの重鎮たる2人の名歌手を中心に、ドニゼッティ劇場財団が運営するマスタークラス「ボッテーガ・ドニゼッティ」の研修生から選抜された活きの良い若手歌手たちが、1990年生まれの新鋭ヴィンチェンツォ・ミッレタリの軽快で瑞々しいタクトに導かれた音楽に応えて、溌剌とした演技歌唱を繰り広げます。(輸入元情報)


【収録情報】
● ドニゼッティ:歌劇『当惑した家庭教師』全曲


 ドン・ジューリオ/アレッサンドロ・コルベッリ(バリトン)
 グレゴーリオ/アレックス・エスポージト(バス・バリトン)
 エンリーコ/フランチェスコ・ルチイ(テノール)
 ジルダ/マリレーナ・ルータ(ソプラノ)
 ピッペット/ロレンツォ・マルテッリ(テノール)
 レオナルダ/カテリーナ・デッラエレ(メゾ・ソプラノ)
 シモーネ/ロレンツォ・リベラーリ(バス)
 ドニゼッティ歌劇場合唱団(合唱指揮:クラウディオ・フェノーリオ)
 ハンナ・リー(フォルテピアノ)
 ドニゼッティ歌劇場管弦楽団
 ヴィンチェンツォ・ミッレタリ
(指揮)

 演出:フレンチェスコ・ミケーリ
 美術:マウロ・ティンティ
 衣装:ジャーダ・マージ
 照明:ピーター・ヴァン・プラート
 ビデオ:スタジオ・テンプ
 アニメーション:エマヌエーレ・カブ
 脚本:アルベルト・マッティオーリ

 収録時期:2022年11月17,20,26日
 収録場所:イタリア、ベルガモ、ドニゼッティ音楽祭ソチャーレ劇場(ライヴ)

 ドニゼッティ歌劇場財団新制作
 ビデオ監督:マッテーオ・リッケッティ

 収録時間:140分
 画面:カラー、16:9
 字幕:日本語、イタリア語(歌唱言語)、英語、ドイツ語、フランス語、韓国語