テッサ・アイス、ベン・スクーマン／シャルヴェンカ編曲 4手ピアノ版ベートーヴェン：交響曲第1番＆第6番『田園』

ピアノ・デュオによるベートーヴェン：交響曲全集 第4集

全6集が予定されているフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲による4手ピアノ版ベートーヴェン：交響曲全集。今回の第4集で取り上げられているのは、交響曲第1番と第6番『田園』です。
　編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。シャルヴェンカ兄弟はツェルニーの弟子テオドール・クラクにピアノを師事しており、ここに聴く編曲にはツェルニー直系のピアニズムや、その師ベートーヴェンへの敬意もうかがわれます。
　アルバムの余白にはフェルッチョ・ブゾーニ[1866-1924]によるモーツァルトのピアノ協奏曲を翻案した作品も収録。原曲に華やかな声部を加えた華麗な編曲は聴きものです。
　今作も南アフリカのケープタウン出身のピアニスト、テッサ・アイスと、同じく南アフリカ出身のペン・スクーマンによるピアノ・デュオ。このシャルヴェンカ編曲による交響曲全9曲の録音を行うとともに、ロンドンを中心に各地でコンサートを行い好評を得ています。（輸入元情報）

【収録情報】
ベートーヴェン／シャルヴェンカ編：
1. 交響曲第1番ハ長調 Op.21（4手ピアノ版）
2. 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』（4手ピアノ版）

ブゾーニ：
3. モーツァルトのピアノ協奏曲第19番 K.459のフィナーレによる協奏的小二重奏曲

　テッサ・アイス（ピアノ）
　ベン・スクーマン（ピアノ）

　録音時期：2021年10月18,19日
　録音場所：The Menuhin Hall, Stoke d'Abernon, Surrey, UK
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音（1,2）