【発売】ベンジャミン・グローヴナー/シューマン:クライスレリアーナ、他
2023年01月13日 (金) 16:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
シューマン夫妻とブラームスの関係性をテーマにした
天才ピアニストのニュー・アルバム
ベンジャミン・グローヴナーはイギリス生まれの天才ピアニスト。2004年に史上最年少11歳でBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーのピアノ部門で優勝を果たしました。さらに2011年BBCプロムス・オープニング・コンサートに史上最年少で出演し、同年、音楽家として史上最年少で、そしてイギリスのピアニストとして60年ぶりにデッカと専属契約を結びました。
30歳にしてすでに世界中の批評家、聴衆から変わらぬ人気を得ているグローヴナー。今回リリースされるのはシューマン夫妻とブラームス、3人の作曲家の作品を採り上げ、その関係性をテーマにしたアルバムです。最初の作品はシューマンの8曲からなるピアノ曲集『クライスレリアーナ』。E.T.A.ホフマンが創り出した架空の人物「ヨハネス・クライスラー」を描写していますが、クライスラーの浮き沈みのある夢見がちな性格は明らかにシューマン自身の悲劇的な躁うつ病の傾向を反映しています。グローヴナーは作曲家のこの正直な自己表現に対して、卓越した優しさ、見事な多様性、想像力豊かな共感で応えています。シューマンの愛した妻クララによるメランコリックな『ロベルト・シューマンの主題による変奏曲』、そしてブラームスが自身とシューマン夫妻との間にあった複雑な関係性に魅力的な光を与えた作品、『3つの間奏曲』も収録されています。シューマンの『夕べの歌』はグローヴナーの編曲です。(輸入元情報)
【収録情報】
● シューマン:クライスレリアーナ Op.16
第1曲:Auserst bewegt
第2曲:Sehr innig und nicht zu rasch
第3曲:Sehr aufgeregt
第4曲:Sehr langsam
第5曲:Sehr lebgaft
第6曲:Sehr langsam
第7曲:Sehr rasch
第8曲:Schnell und spielend
● シューマン:3つのロマンスOp.28より第2番嬰ヘ長調(Einfach)
● シューマン:花の曲Op.19
● シューマン:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.14より第3楽章:Quasi variazioni (Andantino de Clara Wieck)
● シューマン:夕べの歌 Op.85-12(グローヴナー編)
● クララ・シューマン:ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.20
● ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
第1番変ホ長調
第2番変ロ長調
第3番嬰ハ短調
ベンジャミン・グローヴナー(ピアノ)
録音時期:2022年4月21-24日
録音場所:イギリス、サフォーク、ポットン・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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