【映像】ベルリン古楽アカデミー／ベートーヴェンとその時代 第1集

ベルリン古楽アカデミー／ベートーヴェンとその時代 第1集

ベートーヴェン・イヤー（生誕250周年）の2020年10月、SWRシュヴェツィンゲン音楽祭にて、ベルリン古楽アカデミーによるベートーヴェンと彼の同時代作曲家に光を当てた連続演奏会が4夜に渡り開催されました。当盤は第1集として第1夜と第2夜のコンサートを収録しています。
　第1夜の演目は、C.P.E.バッハ[1714-1788]の2つの交響曲とベートーヴェンの交響曲第1番、第2番。指揮者のいない小編成のオーケストラによる機敏でフレッシュな演奏は2人の作曲家の持ち味を巧みに描き分けています。
　第2夜はパウル・ヴラニツキー[1756-1808]の交響曲とベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』。『英雄』の前には同曲の第1楽章冒頭のモチーフがそっくりなモーツァルトの歌劇『バスティアンとバスティエンヌ』の序曲が演奏されました。モラヴィア出身のヴラニツキーはモーツァルトと親交があり、当時指揮者としても名高く、ベートーヴェンが自身の第1交響曲の初演を依頼したことでも知られています。作品はハイドンの影響を受けつつも、巧みな管弦楽法による軽快かつ芳醇なスタイルで、モーツァルトの作品を彷彿させます。
　ピリオド楽器を縦横無尽に操るベルリン古楽アカデミーの奏者たちによる、ベートーヴェンと彼の同時代の作曲家の楽曲をご堪能ください。（輸入元情報）

【収録情報】
『コンサート 1』
1. C.P.E.バッハ：交響曲へ長調 Wq.175, H.650（1755）
2. ベートーヴェン：交響曲第2番ニ長調 Op.36（1801-02）
3. C.P.E.バッハ：交響曲ト長調 Wq.183-4, H.666 （1775-76）
4. ベートーヴェン：交響曲第1番ハ長調 Op.21（1800）

『コンサート 2』
1. ヴラニツキー：交響曲ハ短調 Op.31『フランス共和国との和平に』（1797）
2. モーツァルト：歌劇『バスティアンとバスティエンヌ』序曲
3. ベートーヴェン：交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』

　ベルリン古楽アカデミー（古楽器使用）
　ベルンハルト・フォルク（コンサートマスター）

　収録時期：2020年10月24,25日
　収録場所：シュヴェツィンゲン、シュロステアター（ライヴ）
　SWRシュヴェツィンゲン音楽祭2020

　収録時間：165分
　画面：カラー、16:9