【映像】ガッリ&フィレンツェ五月祭/プッチーニ:『外套』

2020年06月05日 (金) 16:20 - HMV&BOOKS online - クラシック


プッチーニ:歌劇『外套』

セーヌ川に浮かぶはしけの船長ミケーレは、妻ジョルジェッタの不倫を疑っていますが相手がわかりません。しかし、一番疑わしいルイージは「次の停留で下船させてほしい」と訴えています。「たとえ相手がだれであっても、自分の手で息の音を止めてやる」と息巻くミケーレ。やがて、漆黒の闇の中、ミケーレが擦ったマッチの火を逢引の合図と勘違いして妻に会いに来たのはやはりルイージでした。ミケーレは彼の首を絞め、息絶えた体を自らの外套の下に隠し・・・
 『三部作』の一演目『外套』では、荷物船上で繰り広げられる人々の愛憎劇が描かれます。1913年にパリを訪れたプッチーニが、同地で上演されていたディディエ・ゴールドの同名舞台劇からインスピレーションを得て書かれたもの。簡潔にまとめられた台本に、川の流れを思わせるオスティナート(執拗な音型)・パターンを取り入れた重厚な音楽を付けることで、逆らえない運命が描き出されています。
 ミケーレを歌うベテラン、ヴァッサッロの堂々たる歌唱、イタリアメディアで大絶賛された輝かしい声を持つルイージ役のヴィッラーリ、2人の男性に翻弄されるジョルジェッタを歌うホセ・シリ。この3人を取り巻くくせの強い登場人物たちをヴァレリオ・ガッリが見事にまとめました。デニス・クリーフの演出は、背景に雑然とした川上の風景を投影することで、逃げ場のない人々の心の歪みを表現しています。(写真c Michele Monasta)(輸入元情報)

【収録情報】
● プッチーニ:歌劇『外套』全曲


 ミケーレ/フランコ・ヴァッサッロ(バリトン)
 ジョルジェッタ/マリア・ホセ・シリ(ソプラノ)
 ルイージ/アンジェロ・ヴィッラーリ(テノール)
 ティンカ(あだ名「鯉」)/アントニオ・ガレス(テノール)
 タルパ(あだ名「もぐら」)/エウジェニオ・ディ・リエト(テノール)
 フルーゴラ(あだ名「フェレット」)/アンナ・マリア・キウーリ(メゾ・ソプラノ)
 流しの歌唄い/デイヴ・モナコ(テノール)、他
 フィレンツェ五月祭合唱団
 ロレンツォ・フラティーニ(合唱指揮)
 フィレンツェ五月祭管弦楽団
 ヴァレリオ・ガッリ(指揮)

 演出・装置・衣装・照明:デニス・クリーフ

 録音時期:2019年11月20,23日
 録音場所:フィレンツェ五月音楽祭劇場(ライヴ)
 映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ

 収録時間:54分
 画面:カラー、16:9
 字幕:日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語