【映像】スポンティーニ:『フェルナンド・コルテス』
2020年03月24日 (火) 14:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
スポンティーニ:『フェルナンド・コルテス』
スポンティーニの知られざる歌劇『フェルナンド・コルテス』。この作品は、1808年の「ナポレオンによるスペイン侵攻」を後押しするためのプロパガンダ作品としてナポレオン自身の依頼によって創作され、1809年の初演もナポレオンの臨席のもとに行われています。初演当時、華麗な音楽と優雅なバレエを伴った壮大な舞台が大いに受けたものの、ナポレオンの没落とともに忘却の淵に沈むという運命をたどりました。
本映像は1809年の初演版による2019年のフィレンツェ五月祭における蘇演の収録です。チェチーリア・リゴーリオによる演出はコルテスの腹心の武将モラレスの回想によってコルテスの栄光に満ちた「征服者」と残虐な「侵略者」の二面を同時に描出するという野心的な試みです。ベルリオーズやワーグナーに多大な影響を与えたという華麗でロマンティックな管弦楽、実力派の歌手たちが織りなす緊迫感溢れる歌唱、そして野性味溢れるダンスを、2018年に新国立歌劇場で『カルメン』を振り話題を集めたフランス・オペラのスペシャリスト、ジャン=リュック・タンゴーが見事にまとめあげています。(輸入元情報)
【収録情報】
● スポンティーニ:歌劇『フェルナンド・コルテス』全曲
フェルナンド・コルテス…ダリオ・シュムンク(テノール)
アマジリー…アレクシア・ヴルガリドゥ(ソプラノ)
テラスコ…ルカ・ロンバルド(テノール)
アルヴァロ…ダビー・フェリ・ドゥラ(テノール)
メキシコ人の神官…アンドレ・クルヴィユ(バリトン)
モラレス…ジャンルカ・マルゲーリ(バリトン)
スペインの将校…リザンドロ・グイニス(バス)
2人のスペイン人の囚人…ダヴィデ・チアロッキ、ニコロ・アイロルディ、他
新トスカーナ・バレエ団
フィレンツェ五月祭合唱団
ロレンツォ・フラティーニ(合唱指揮)
フィレンツェ五月祭管弦楽団
ジャン=リュック・タンゴー(指揮)
演出:チェチーリア・リゴーリオ
装置:マッシモ・チェケット&アレッシア・コロッソ
衣装:ベラ・ピエラントーニ・ジュア
照明:マリア・ドメネク・ヒメネス
振付:アレッシオ・マリア・ロマーノ
収録時期:2019年10月16,20日
収録場所:フィレンツェ五月祭歌劇場(ライヴ)
フィレンツェ五月祭歌劇場の新プロダクション
収録監督:テツィアーノ・マンチーニ
収録時間:192分
画面:カラー、16:9
歌唱:フランス語
字幕:イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語、日本語
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