【映像】パルマ・ヴェルディ音楽祭 2019/ヴェルディ:『ナブッコ』

2020年02月17日 (月) 15:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


パルマ・ヴェルディ音楽祭 2019/ヴェルディ:『ナブッコ』

1842年に初演されたヴェルディ3作目のオペラ『ナブッコ』は、第2作である『一日限りの王様』の失敗や、妻子を亡くすなどの私生活の悲しみを乗り越え、初めて大成功を勝ち得た作品でした。本来は別の作曲家のために制作されたソレーラの台本は旧約聖書のエピソードから採られており、ヴェルディはこの壮大な悲劇に魅せられ『行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って』などの名旋律を次々に作曲、1842年に初演された際は前述の通り、大成功を収めました。
 本映像は、演劇畑出身のステファーノ・リッチとジャンニ・フォルテによるパルマ歌劇場の上演収録。香港の映画監督ウォン・カーウァイの映画「2046」にインスパイアされたというこの上演は、時代設定を紀元前から近未来である2046年の軍艦上に移し、ヘブライ人の奴隷たちは救命胴衣を身に着けた囚われの難民、ナブッコは冷酷な艦長というユニークな読み替え演出です。
 タイトルロールを歌うモンゴル出身のバリトン、アマルトゥフシン・エンクバットを始め優れた歌唱陣と国際的に声価の高まる若手指揮者フランチェスコ・イヴァン・チャンパのドラマティックな音楽づくりが見事です。(輸入元情報)

【収録情報】
● ヴェルディ:歌劇『ナブッコ』全曲


 ナブッコ…アマルトゥフシン・エンクバット(バリトン)
 イズマエーレ…イヴァン・マグリ(テノール)
 ザッカリーア…ミケーレ・ペルトゥージ(バス)
 アビガイッレ…サイオア・エルナンデス(ソプラノ)
 フェネーナ…アンナリーサ・ストロッパ(ソプラノ)
 高僧…ジャンルーカ・ブレーダ(バス)、他
 パルマ歌劇場合唱団(合唱指揮:マルティノ・ファッジャーニ)
 アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団
 フランチェスコ・イヴァン・チャンパ(指揮)

 クリエイティヴ・プロジェクト:Ricci/Forte
 演出:ステファーノ・リッチ
 装置:ニコラ・ボヴィ
 衣装:ジャンルーカ・スビッカ
 照明:アレッサンドロ・カルレッティ
 振付:マルタ・ベヴィラクア
 パルマ歌劇場の新プロダクション

 収録時期:2019年9月29日(ヴェルディ音楽祭)
 収録場所:パルマ歌劇場(ライヴ)
 映像監督:マッテオ・リケッティ、アドリアーノ・フィガーリ

 収録時間:160分
 画面:カラー、16:9
 字幕:イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・日本語・韓国語