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ダンディ:『異邦人』、世界初全曲録音

2013年5月5日 (日)

ダンディ:『異邦人』、世界初全曲録音!
フォスター&モンペリエ国立管


ワーグナーと面会し『指環』初演にも出席するなど、若い頃には熱烈なワグネリアンでもあったフランスの作曲家、ヴァンサン・ダンディ[1851-1931]のオペラ『異邦人』が登場。
 ダンディ自身が台本を執筆した『異邦人』は、円熟期の作品にも関わらず、『さまよえるオランダ人』に『トリスタンとイゾルデ』といったワーグナーの影響が随所にみられる興味深い内容であり、さらにダンディがモンテヴェルディはじめ古楽復興にもつとめていたこともあってか、グレゴリオ聖歌も出てきたりするなど、20世紀初頭の作品ならではの凝った引用的な手法には面白いものがあります。
 知られざる作品の発掘にも情熱を傾けるおなじみの名指揮者、ローレンス・フォスター指揮する演奏は、主役にフランスで人気のリュドヴィク・テジエ、カサンドル・ベルトンを配して万全の水準。2010年7月に「ラジオ・フランス&モンペリエ・ラングドック=ルシヨン音楽祭」で演奏会形式上演された際のライヴ録音のため、オーケストラがステージ上ということで器楽パートの細部まで十分に聴きとることができるのもこうした初録音作品の場合、たいへん有り難いところです。(HMV)

【収録情報】
・ダンディ:『異邦人』全曲

 リュドヴィク・テジエ(バリトン)
 カサンドル・ベルトン(ソプラノ)
 マリウス・ブレンチウ(テノール)
 ノナ・ヤヴァキーゼ(メゾ・ソプラノ)
 ベネディクト・ルーサンク(ソプラノ)
 フランク・バルド(テノール)
 ファビアンヌ・ウェルカン(メゾ・ソプラノ)
 ピエトロ・パラジ(バス)
 フローラン・エムビア(バス)
 ジョシアーヌ・ユーピー=バヴェル(ソプラノ)
 マリーヌ・シャブー=クルーザ(メゾ・ソプラノ)
 アレクサンドラ・ドーファン(ソプラノ)
 フランス放送合唱団
 モンペリエ国立管弦楽団
 ローレンス・フォスター(指揮)

 録音時期:2010年7月26日
 録音場所:モンペリエ、ベルリオーズ歌劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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