ヒルセ:交響曲第3番

2012年4月17日 (火)

ヒルセ:交響曲第3番
ポルセリーン&オランダ響


1881年にオランダの神学者の家庭に生まれたヤン・ファン・ヒルセは、ケルン音楽院でフランツ・ヴュルナーに作曲を師事、その後、ベルリンでフンパーディンクの元で研鑽を積み、さらに指揮の勉強も収めて、卒業後はブレーメンの劇場で指揮者として活躍してもいました。
 作曲家としては後期ロマン派のスタイルで創作活動をおこなっていたヒルセは、20歳のときに書いた交響曲第1番により、ボンで「ベートーヴェンハウス賞」を受賞、1906年には交響曲第3番により、「ミヒャエル・ベーア賞」を同じくドイツで受賞しています。
 ドイツが大好きだったヒルセですが、ナチス政権は大嫌いでした。オランダ占領の際にも抵抗運動に参加し、やはりレジスタンスだった息子二人をドイツ兵に殺され、ヒルセ自身も無理な活動がたたってか、1944年9月に病気のため亡くなってしまっています。
 そんな気骨ある作曲家、ヒルセ若き日の代表作で、当時のドイツで高く評価された交響曲第3番は、ワーグナーのオペラにインスパイアされ、第3楽章と第5楽章にはソプラノのソロも用いられるというもの。1908年6月2日にミュンヘンで初演され、1909年3月4日にはオランダでも演奏されています。その後、ヒルセの存命中に7回演奏されていますが、楽譜が出版されなかったため、これまで歴史に埋もれていた作品でもあります。
 今回、CPOからのヒルセ第2弾としてリリースされる当CDには、この交響曲第3番が収められています。指揮は第1弾と同じく近現代音楽を得意とするオランダの指揮者、ダヴィト・ポルセリーンが担当。オーケストラも第1弾と同じくオランダ交響楽団です。
 なお交響曲第3番には、ドイツ語で『Erhebung』という副題が付けられていますが、これは、高揚、上昇といった意味合いの言葉となります。(HMV)

【収録情報】
・ヒルセ:交響曲第3番ニ短調

 アイレ・アソニー(ソプラノ)
 オランダ交響楽団
 ダヴィト・ポルセリーン(指揮)

 録音時期:2009年
 録音方式:デジタル
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

featured item

交響曲第3番 ポルセリーン&オランダ交響楽団、アッソニー

CD 輸入盤

交響曲第3番 ポルセリーン&オランダ交響楽団、アッソニー

ヒルセ、ヤン・ファン(1881-1944)

価格(税込) : ¥3,410
会員価格(税込) : ¥2,967
まとめ買い価格(税込) : ¥2,557

発売日:2012年05月16日
通常ご注文後 2-3日 以内に入荷予定

  • ポイント 1 倍
    欲しい物リストに入れる

%%header%%閉じる

%%message%%

フィーチャー商品

  • 交響曲第1番、第2番 ポルセリーン&オランダ響

    CD 輸入盤

    交響曲第1番、第2番 ポルセリーン&オランダ響

    ヒルセ、ヤン・ファン(1881-1944)

    価格(税込) : ¥3,410
    会員価格(税込) : ¥2,967
    まとめ買い価格(税込) : ¥2,557

    発売日:2008年10月08日


    • 欲しい物リストに入れる
  • %%header%%閉じる

    %%message%%

洋楽3点で最大30%オフ このアイコンの商品は、 洋楽3点で最大30%オフ 対象商品です