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本格派の甘栗バリトンに心酔しきり...
2012年1月26日 (木)
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まろやかバリトンにうっとり☆ グレッグ・ポーター新作は、チョコレートよりも甘く...
世のオスもれなく浮き足立つＸデー、来たる2月14日。チョコレートよりもスウィート＆ビターなバリトン・ヴォイスで誰しものハート・オブ・ゴールドにニジリ寄るソウルジャズ・シンガー、グレゴリー・ポーターのニューアルバム『Be Good』が到着します。
マタギのようなルックスからはおよそ想像できない、泣く子も蕩けるそのプレジャー・ヴォイス。耳元でソッと囁かれようものなら、老若男女問わずに即昇天。カリフォルニア出身で、現在N.Y. ブルックリンを拠点に活動しているグレゴリー・ポーター。2010年に発表したデビューアルバム『Water』が各方面で大絶賛され、果ては翌2011年のグラミー賞「ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム」にもノミネート。歌モノ好きから今最も熱い視線が注がれている男性ジャズ・シンガーなのです。
ノラ・ジョーンズの登場以来ここ数年、女流S.S.W.型ジャズ・シンガーがヴォーカル・シーンの主軸として百花繚乱、全世界に華やかな彩りを与えていましたが、「男のコ諸君、しっかりしろ！」という叱咤激励のような奮起とともに今も色香をふりまき続けるトニー・ベネット御大あたりの絶倫ぶりに触発されたか否か、男性ジャズ・シンガー・シーンも徐々に盛り返しつつあるといった状況の2012年現在。
ジェイミー・カラム、マイケル・ブーブレ、ウーター・ヘメルのようなポップ・フィールドにも多くのお得意さんを抱える爽快イケメン・アクトの需要とは別に、好事家連中をも唸らせる本格派のブレイクスルーが待望される中、そのグレイト・アイコンになり得る筆頭として挙げられるのが、マリオ・ビオンディであり、ボボ・モレーノであり、ホセ・ジェイムスであり、そしてこちらのグレゴリー・ポーターであるわけなのです。
すでにマリオ、ホセ共にクラブジャズ界隈を中心に、またモレーノは出身地デンマークの国民的シンガーとして高い人気を博しているのは言わずもがなではありますが、今後 ”大化けする”可能性を秘めている、むしろ順番通りにいけば近々ブレイク確実と、ジャズ・ヴォーカル・ファンはおろかソウル/R&B通（松尾”KC”潔氏も太鼓判☆）の間でもまことしやかウワサされているのが、何を隠そうこのポーターであるというのをご存知でしょうか？
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日本ではまだその存在が広く知られていないグレゴリー・ポーターですが、母国アメリカでは、『Water』でデビューを飾る以前から、ブロードウェイ・ミュージカルでの活躍や有名TV番組への出演、さらにウィントン・マルサリスのリンカーン・センター・ジャズ・オーケストラへの参加などでジャズ・ファンを中心にその名をじわじわと浸透させていきました。
タイプとしては、若い頃にナット・キング・コールの歌唱を独学で学んだという点でも、前述のホセ・ジェイムスに程近いと言えるでしょうか。ただしホセよりコンシャスなテーマ、つまり黒人としてのアイデンティティを高く掲げた作品を扱う機会が多く、また自身で作詞・作曲を手掛けることもあって、その姿はダニー・ハサウェイ、マーヴィン・ゲイ、カーティス・メイフィールド、ビル・ウィザーズといった70年代の自作自演型ニューソウル・シンガーのそれとオーバーラップすることもしばしば。本作のアルバム・プロデュースでもあり、ポーターのアルバム・デビューにも一役買ったベテラン・プロデューサー、ブライアン・バッカスがその才能やポテンシャルの高さに惚れ込んだのにも深く頷けます。
洋菓子の甘い香りが世界中の煩悩を襲撃するであろう2月14日、いよいよニューアルバム『Be Good』が到着。音のスウィーツで食のスウィーツを相殺するようなニヒルさは持ち併せていなくともご安心を。ジャズやソウルへの真摯な愛情さえあればきっと、高額スウィーツ以上に甘くリッチで、懇意のあのコよりもたおやかでメロディアスなひとときに出会えることをお約束。
『Be Good』 収録曲
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全体を優しく包み上げるウォーム・トーン。上質なシンガー・ソングライター作品に触れていることをあらためて感じさせてくれる「Painted on Canvas」。早くもいい予感が。柔らかくもエモーショナルなヴォーカルとポジティヴなリリックに絆され、カマウ・ケニヤッタによる艶めいたホーン・アレンジにも耽溺必至の「Be Good （Lion's Song）」は、ポーター自身もお気に入りのようで、すでにライブで何度も採り上げられている、アルバムからのリード・シングル曲。
「デューク・エリントンからラングストン・ヒューズまで、栄光のN.Y.ハーレム（所属するMotema Musicの本拠地）から世に出たあらゆるアーティストたちのスピリットを感じることができるんだ」と語るポーターの軽快な”ハーレム・トリビュート” 「On My Way to Harlem」。ルー・ロウズやシャイライツ直系の冒頭ナレーションにも心くすぐられる70年代ソウル式ミディアム「Real Good Hands」に、昨年急逝したエイミー・ワインハウスに捧げられたジャズ・バラード「The Way You Want to Live」。
そのほか、アール・グラントの歌唱でよく知られるミュージカル・スタンダード「Imitation of Life」、ホセのヴァージョンも記憶に新しい、圧巻のシャウター仕立てでガブリ寄るナット・アダレイ「Work Song」という2曲のカヴァー、アツアツのヴォーカリーズ・スタイルでハードにドライヴする「Bling Bling」、子守唄ライクなアカペラで幕を下ろす「God Bless the Child」など、ここまで器用に多様なスタイルを書き分け歌いこなすとは...と驚きを隠しきれず。と言うよりは、もはや興奮を抑えきれません。ちなみにオフィシャル・サイトでは、何と! 『Be Good』収録曲すべてがフル試聴できるということで、気になった方は是非覗いてみてください。
運命の2月14日にリリース照準が定められたのは、おそらく本人不在の会議における販促部隊の俗っぽいアイデアによるものかとは思いますが、もうこうなったらおかまいなし。この素晴らしき甘栗ヴォイスと心中するしか手はありません。「オレのようなヤツのために、ポーターは心を込めて歌ってくれているんだ...」と幸せひとり占めで、思わずホロリ。前作『Water』からの明らかな伸び率に、一転ニヤリ。心も体も芯から温まる、ここ1年で最もソウルフルなジャズ・ヴォーカル・アルバムの誕生と言えるでしょう。来日公演も乞！
追伸：リリース・タイミングの関係で、今年のグラミー賞「ジャズ・ヴォーカル」各部門はトニー御大にお譲りしますが、来年度はこのグレゴリー・ポーターがきっちり2年分の悔しさ晴らさせていただきます。
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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
国内盤は『Water』楽曲にリミックスを追加した2枚組！
Be Good -Special Edition With Water Ep & Remixes
Gregory Porter
価格(税込) :
￥2,075
会員価格(税込) :
￥1,909
まとめ買い価格(税込) :
￥1,765
入荷日未定
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輸入盤はまとめ買いでさらにお得！
輸入盤
Be Good
Gregory Porter
価格(税込) :
￥2,420
会員価格(税込) :
￥1,793
まとめ買い価格(税込) :
￥1,793
入荷日未定
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ディープ、モーダル＆ソウルフル
輸入盤
Water
Gregory Porter
価格(税込) :
￥2,420
会員価格(税込) :
￥1,793
まとめ買い価格(税込) :
￥1,793
入荷日未定
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新世代型
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販売終了
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販売終了
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輸入盤 Out Of This World
Bobo Moreno / Ernie Wilkins Almost Big Band
価格(税込) : ￥2,959
会員価格(税込) : ￥2,723
まとめ買い価格(税込) : ￥2,723発売日:2007年08月28日
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