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【インタビュー】 akikoの 「Across the Universe」 〈2〉

Tuesday, November 15th 2011

interview
akiko インタビュー


--- 「キャント・バイ・ミー・ラブ」は、今回のアルバムの中では唯一のストレートなロックンロール、ジャンプ、ジャイブ路線というか。

 ブギウギですね。初期のビートルズからの選曲は本当に迷いました。 

ハード・デイズ・ナイト / ビートルズ
「キャント・バイ・ミー・ラブ」収録。初期ビートルズの魅力の全てが詰まった、全曲オリジナルによる初期の集大成的アルバム。これが同名映画(邦題「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」)の撮影と同時にレコーディングされたというから驚異的。音楽的にはマイナーコード使用による泣きのメロとメジャーコード部分との対比が見事な曲が多く、彼らのソング・ライティングの技が早くもひとつの頂点に達していることに注目。名曲「ア・ハード・デイズ・ナイト」、「キャント・バイ・ミー・ラヴ」は勿論、「恋におちたら」、「アイル・ビー・バック」の美しいハーモニー、「エニイ・タイム・アット・オール」でのジョンのシャウトなど聴きドコロ満載! 

--- 資料にある「16人同時一発録音」というのは、「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」?

 そうです。1本のマイクで録ったんですよ。

--- 『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』からのセレクトも、単純に2枚組という曲の多さもあってかなり迷われたのではないでしょうか?

 「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」みたいなちょっとパッパラパーっていうか(笑)、底抜けに明るい感じの曲も私たちにとってはビートルズの魅力のひとつなんですよね。「難しいこと考えずに一緒に歌っていたら何かたのしいよね」っていうあっけらかんとした感じは、今自分が伝えていきたいと思っているひとつでもあったので。「アクロス・ザ・ユニバース」や「オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ」のようなメッセージ性の強いものだけじゃなくて、判らないけどたのしくて笑顔になっちゃう音楽っていうのもすごく大切だと思うんですよね。

ザ・ビートルズ / ビートルズ
「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」収録。1968年に発表された唯一の2枚組スタジオ盤、通称「ホワイト・アルバム」。大作「サージェント・ペパーズ」の後だけに、非常にプライベートな印象を受ける内容となっている。「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」のようなポップな曲から、「ジュリア」のような美しいバラード、奇妙なミュージック・コンクレート「レボリューション9」、「ヘルター・スケルター」のようなヘヴィな曲まで様々な曲調。ジョージの名曲「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリーウィープス」も収録している。

 実際カヴァーするにあたって、それぞれの曲が作られた背景やエピソードについて一応調べるんですが、ポールやジョン達がこういう曲達をどのような意図で作ったにせよ、自分がその曲に何を込めたいのかっていうものさえしっかりあればいいと思うんです。私の場合そうなんですけど、どんな気持ちを込めて作った曲であれ、その曲が一旦世に出てしまったらそれは聴いている人のものなんですよね。聴いている人が作者とまったく違うシチュエーションを思い浮かべても、それはそれでいいと思うの。例えば自分が失恋の曲だと思って書いても、聴いている人がラブラブな曲だと思って聴いていることもあるかもしれないし。オリジナルがどういった意図で書かれたにしても、私がそれを通じて伝えたいってことは変わらないから、実際そういったエピソードを調べたりすることにあまり意味はないのかもしれないけど、一応何となく知っておきたいという気持ちもあって。

 以前にレコーディングした「ノルウェーの森」と「カム・トゥゲザー」の2曲もその当時に色々と調べたんですけど、この2曲も含めてビートルズの歌詞ってなかなかうまく訳せないんですよね。ダブル・ミーニングだとか行間を読むものだとかがすごくいっぱいあって。本当の意味ってもはやジョン・レノンしか知らないわけじゃないですか。でも私たちにはそれを聴いて「ああなのかな、こうなのかな」って想像するスペースがあるっていうだけでも、私はすごく素晴らしいことだと思うんですよ。

 みんな「ノルウェーの森」って呼んでるけど、そもそも「Wood」は「森」ではない。直訳すると「いいじゃないか、ノルウェーの木」ってなるけど、それじゃ意味が通らないし、「ノルウェーの木で作られた安価で品質のいい家具」のことを意味しているとか、もしくは「Isn't It Good, Knowing She Would?」っていうのが元々の歌詞で、それだと倫理的にまずいから「Norwegian Wood」に変えたんじゃないかとか。もちろんどれが正しいかなんて判らないけれど。

--- 特に『ラバー・ソウル』の頃のジョンですからね。ドラッグでトリップし始めていた頃でもあるので・・・

 「カム・トゥゲザー」もすごいですね。4コーラスあるんだけど、それぞれがジョージ、ポール、ジョン、リンゴのことを歌っているっていう憶測があってるんですよ。深読みしようと思えばキリがないのですが、そう簡単には訳せないんですよね、難解すぎて。

--- 「レディ・マドンナ」は、今回唯一の外部プロデューサーとなる中塚武さんがトラックを手掛けたものだそうですね。

 実は私がいちばん演りたかった曲なんですよね。幼稚園の頃に「ポンキッキ」でよく流れていたんだけど(笑)、すごい好きだったんですよ。幼稚園児ながらに「カッコイイなぁ」って(笑)。もっと言っちゃえば、ビートルズの全曲の中でこの曲がいちばん好き。この曲って、オリジナルはもちろん全部生で演っているけど、もうその時点でダンス・ミュージックとして成立しているから、それをちょっとだけ音響的にかつビート的にアップデートしたかったんですよ。で、このレコーディングのときには、中塚くんに一度も会わずに全部データでのやり取りだったんですけど、最初にメールで説明した際に「オリジナル度70%、エレクトロロック度20%、テクノポップ度10%」みたいな指示の仕方しかしていないんですよね。あとは仕上げとして声の処理を「ちょっとPerfumeっぽくして」とか(笑)。

パスト・マスターズ vol.2 / ビートルズ
「レディ・マドンナ」収録。シングル、EPから集められた名曲の宝箱「パストマスターズ」の第1弾、2弾を2枚組でカップリング。第2弾には、ギターのリフが強烈な「デイ・トリッパー」、ジョンとポールの個性が見事に掛け合わされた名競作曲「恋を抱きしめよう」、コーラスのユニークな「ペイパーバック・ライター」、サイケデリックな作風とリンゴのドラミングがカッコイイ名曲「レイン」、ポールがプレスリーばりのバリトン・ヴォイスで歌う「レディ・マドンナ」、ジョンの息子ジュリアンに捧げられたポール作の「ヘイ・ジュード」、ジョンのヘヴィな作品「ドント・レット・ミー・ダウン」、アコギの響きと鳥のさえずりが美しい「アクロス・ザ・ユニバース」(『レット・イット・ビー』とは別ヴァージョン)、ビートルズのジョーク好きを示す「ユー・ノウ・マイ・ネーム」など全曲駄曲ナシ。
リヴォルヴァー / ビートルズ
「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」収録。ビートルズ・フリークから最高傑作と呼び声の高い本作は、1966年4月6日から6月22日までの2ヶ月半もの長い期間をかけて録音された。スタジオでの実験が始まったと同時に、メンバーがこの頃常用していたというLSDなどドラッグの影響を色濃く反映した、複雑な曲が目立つ。ポールはメロディメイカーとしての才能に磨きをかけている。「エリナー・リグビー」、「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」などは後世に残るほど美しいメロディ。曲のテーマもラヴ・ソングばかりではなく、ドラッグ、宗教、税制、死など多岐にわたっている。「紙を噛みながらビートルズを聴くとイイ」といった類の発言する輩のほとんどはこのアルバムがお気に入り。ラストを締めくくる「トゥモロー・ネヴァー・ノウズ」ではそれが顕著に現れている。

--- 自然と今っぽい感じに仕上がっていますよね。

 多分、中塚くんが得意とする感じではあったので。それに素晴らしくプロフェッショナルで何でも出来る人だし。でも、オリジナルからしてすでに新しいですよね。

--- 例えばアナザー・サイド的にもう1枚「ビートルズ集」を作ろうと思えば、その準備というかストックみたいなものもある感じでしょうか?

 う〜ん・・・もういいや(笑)。

--- (笑)録り終えたときはやっぱり精魂尽き果てたというか・・・

 と言うか私は性分的に・・・例えばこうしてアルバムを作ってプロモーションしている最中って、すでに次のアルバムのことを考えていることが多いんですよ。最近そのサイクルがすごく早まってきていて、ヘタしたら完成する前から気持ちが次に行っちゃってたりすることなんかも結構あるぐらいで(笑)。情熱の矛先がまったく違う方に向いちゃっているっていうか。

--- 変な話、ビートルズ・カヴァーの反動というか、そこからまったくかけ離れたところへ行きたいっていう気持ちもあったり。

 今回『Across the Universe』を作って、また創作意欲が沸いてきたこと自体はすごくいいことだと思ったし、そういう意味ではすごく感謝しています。でも以前にビリー・ホリデイのトリビュート(『akiko's holiday』)を作ったときもそうだったですけど、それは自分の音楽を表現する時の1つの「テーマ」としての存在ということであって、好き嫌いや想い入れなんかとはまた少し別次元の話なんですよね。ある特定のアーティストのカヴァーやトリビュートに限らず基本的に何でもそうなんですけど、例えば「何でこういったアルバムを作ったんですか?」って訊かれて、それに対して一生懸命説明するじゃないですか。でもそれって結局は後付けされた言い訳に過ぎないって思うことがよくある。「ただ単にやりたい」と思っただけなのに、大義名分のために自分が後付けでコンセプトを考えたりすることもよくあるんですよ。

--- エピソード的に聞き応えがあるようなものにするだとか。

 そうですね。「ブラジル行きたいから」とか「打ち込みものをやりたいから」とか。それをするにはどうやって周りの大人たちを説得させて納得させればいいんだろうっていうことでコンセプトを考えることが多いんですよ、私の場合(笑)。だからコンセプトが先に来るってことはあまりないですね。「ただやりたい」っていうだけでここまでやってきたところはあるので。

--- そうすると、今後のライブでは今回のビートルズ・レパートリーはあまり披露されない感じで・・・

 いえでも、12月20日に品川のグローリア・チャペルで行なう「クリスマス・ライブ」では何曲か歌う予定ですよ。「オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ」とかクリスマス・シーズンによく流れているし、弦カルやコーラスもいるので教会だと響いて気持ちいいかなって。あとはスタンダードなクリスマス・ソングや、聖歌も少し歌おうかなって思っています。

--- ではこの流れで、最後に今後の活動予定などをお聞かせいただけますか。次のアルバムの構想もすでに頭の中にあったりするのではないでしょうか?

 今現在は、来年の5月ぐらいに出したいなって勝手に思っているんですけど、でも実は来年ひとり新人アーティストのアルバム・プロデュースをするのでその準備をしないと。ただ年内いっぱいはこの『Across the Universe』ですね。せっかく作ったのに届けられなかったら意味がないので、とにかく色々な人に聴いて欲しいです。




【取材協力:ability muse inc./Cosmo Communications】





Across the Universe / akiko
akiko 17枚目のアルバムはビートルズ・カヴァー集。世代や国境を越えて愛され続けるビートルズをakikoがリスペクトの念を込めてジャジーに歌い上げた作品。楽曲はセルフ・プロデュース(うち一曲は、中塚武トラックプロデュース)、アートワーク・カメラマンは、「詠む写真」などで世界的に知られるm.hasuiこと蓮井幹生氏。16人同時一発録音など多彩なアレンジを含む全8曲収録。限定生産盤のみ「Across the Universe」の別ヴァージョンを収録した全9曲。





akiko ライブ・スケジュール


akiko Christmas Live @ Gloria Chapel

【日時】2011年12月20日(火) 18:30 OPEN / 19:00 START
【会場】キリスト品川教会 グローリア・チャペル
【料金】5,000 円(税込) ※当日券:5,500円(税込)※全席指定
【一般発売】11月12 日(土)〜
 ・ローソンチケット (L コード:78826)
 ・キャピタルヴィレッジ
【主催】キャピタルヴィレッジ/ability muse
【企画制作】ability muse
【お問合せ】キャピタルヴィレッジ Tel. 03-3478-9999(平日11:00〜19:00)








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akiko


 2001年、ユニバーサル ミュージック グループ傘下の名門ジャズ・レーベル、ヴァーヴ・レコードより初の日本人女性シンガーとして契約。フランスの名プロデューサー、アンリ・ルノーのプロデュースのもとパリにてレコーディング。同年6月、アルバム『ガール・トーク』で華々しくデビューを果たす。次世代ジャズシンガーとして「ジャズ・ビューティー進化系」と評され、一躍話題に。

当時より500曲にものぼるスタンダード・ジャズのレパートリーの広さは有名であったが、ジャズというジャンルに捕われず、その後も毎アルバム毎に違ったスタイルを次々と提案していく様が注目を集める。

過去作品では、プロデューサーとして、アンリ・ルノー、須永辰緒、小西康陽(ex:Pizzicato Five)、ブッゲ・ヴェッセルトフト(JAZZLAND)他、また楽曲プロデュース/コラボレーションとして、Swing Out Sister(UK)、松浦俊夫、福富幸宏、ニコラ・コンテ(イタリア)、高木完、渡辺俊美(Tokyo No.1 Soul Set)、Okawa Takeshi(The Ska Flames)、アート・リンゼイ等を迎えている。

一方、大野雄二、佐藤竹善、re:jazz(ドイツ)、吉澤はじめ、Studio Apartment、quasimode等の作品にフィーチャリング・ボーカルとして参加する等、他ジャンルからのゲスト参加の要望も多い。

レコーディングもパリ、ロンドン、ニューヨーク、リオデジャネイロ、オスロと世界各地に渡る。これら数多くのコラボレーションに見られる幅広い人脈も彼女のアーティストとしての魅力を証明している。

2009年には、10代の頃から通っていたロック・イベント「ロンドン・ナイト」へのトリビュートとして、大貫憲章をスーパーバイザーに迎え、兼ねてからの念願だったロック・アルバム『HIT PARADE -LONDON NIGHTトリビュート-』を発表。自身のルーツがジャズではなくロックであることを示す。

また単にシンガーとしてだけではなく、ソングライティングやアレンジ、ジャケットのデザインも含めたアートディレクションに至るまでセルフ・プロデュースをもこなし、そのプロデュースの才もまた評価されている。

その音楽のみならず、ライフスタイルやファッションなど、発信する全てに注目を集めるヴォーカリストのひとり。今年デビュー10周年を迎える彼女のネクスト・ステージの動向が期待されている。






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