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チェーザレ・シエピさん死去

2010年7月12日 (月)

20世紀を代表するバス歌手のひとり、チェーザレ・シエピさんが7月5日、呼吸不全のためアメリカのアトランタで亡くなられました。シエピさんは6月末に脳卒中で倒れ、入院していたということでした。心よりご冥福をお祈りいたします。

【プロフィール】
チェーザレ・シエピは、1923年2月10日にミラノに誕生。会計士の父親の家庭でしたが、家族は音楽好きで、シエピも思春期の頃からミラノのマドリガルのグループに参加し、のちにチェーザレ・キエーザに師事、18歳でフィレンツェでおこなわれた声楽コンクールに優勝します。ほどなく北イタリアのスキオで『リゴレット』のスパラフチレ役でデビューしますが、ドイツ軍の侵攻を嫌ってスイスに亡命したために、オペラ歌手としての本格的な活動は終戦まで待たなければなりませんでした。
 戦争が終わると22歳のシエピはイタリアに戻り、ヴェネツィアのフェニーチェ座でヴェルディ『ナブッコ』のザッカリア役で出演すると大きな喝采をもって迎えられます。この成功を機に、1946年の3月にはミラノ・スカラ座のコンサートにソリストとしてデビュー。そして以後はスカラ座に連続して出演することとなり、8月にはヴェルディ『アイーダ』のランフィス役、12月には『ナブッコ』ザッカリア役で、シーズン開幕公演の舞台にのぼるなど、短期間で第一級のバス歌手として評価を高めてゆきます。
 1948年には、スカラ座でおこなわれたボーイト没後30周年記念公演で、トスカニーニの指揮の下、『メフィストーフェレ』のタイトルロールと、『ネローネ』のシモン・マーゴ役を歌っています。
 2年後の1950年、マッカーシズムの影響から共産圏のバス歌手ボリス・クリストフのアメリカ入国が困難になったため、メトロポリタン歌劇場でのヴェルディ『ドン・カルロ』のフィリッポ2世役で27歳のシエピが指名され同劇場デビューを果たします。全米にテレビ中継された初日の公演は大評判となり、これに続いて、ロッシーニ『セヴィーリャの理髪師』のドン・バジリオ役と、グノー『ファウスト』のメフィストフェレ役でも喝采を浴び、以後、メトには23年に渡って出演し、17の役柄で500回近い舞台を踏むという記録を作っています。
 その間、1951年1月には、ヴェルディ没後50周年記念公演としおこなわれたレクィエムに出演し、1953年には、ザルツブルク音楽祭の目玉でも合ったフルトヴェングラーの『ドン・ジョヴァンニ』に出演して大成功を収め、翌1954年にもフルトヴェングラーの再演舞台に出演、同時にパウル・ツィンナー監督による映画『ドン・ジョヴァンニ』の撮影にも参加し、さらに1955年にはクリップス指揮で『ドン・ジョヴァンニ』を、エーリヒ・クライバーの指揮で『フィガロの結婚』を録音、1958年にはカラヤン指揮のヴェルディ:レクィエムで歌うなど国際的に活躍していました。
 最後の舞台は1994年11月におこなわれたウィーンでのベッリーニ『ノルマ』ののオロヴェーソ役で、71歳でした。

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