第155回 芥川賞・直木賞が決定


2016年7月19日、第155回芥川賞と第155回 直木賞の受賞作が発表されました。 芥川賞は、村田 沙耶香氏の『コンビニ人間』が受賞。直木賞は、荻原 浩氏の『海の見える理髪店』が受賞しました。村田氏は初ノミネートで受賞、萩原氏は5度目の候補で受賞となりました。


村田氏は、1979年生まれ。2003年『授乳』で第46回群像新人文学賞優秀作を受賞してデビュー。「肉体」や「欲望」を描くことで評価が高く、新作を発表するたびに話題をさらってきました。萩原氏は1956年生まれ。1997年『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。渡辺謙主演で映画化もされた『明日の記憶』など話題作を多数発表しています。
受賞作、ノミネート作を併せてご紹介いたします。


【第155回芥川賞候補作品】
今村 夏子『あひる』(たべるのがおそいvol.1)
高橋 弘希『短冊流し』(新潮1月号)
崔 実『ジニのパズル』(群像6月号)
村田 沙耶香『コンビニ人間』(文學界6月号) 受賞!
山崎 ナオコーラ『美しい距離』(文學界3月号)

【第155回直木賞候補作品】
伊東 潤 『天下人の茶』(文藝春秋)
荻原 浩『海の見える理髪店』(集英社) 受賞!
門井 慶喜『家康、江戸を建てる』(祥伝社)
原田 マハ『暗幕のゲルニカ』(新潮社)
湊 かなえ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(光文社)
米澤 穂信『真実の10メートル手前』(東京創元社)

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  • 【第155回 芥川賞 受賞作】
    評価:4.5点
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    (6)

    村田沙耶香

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥1,430
    発行年月
    2016年07月

    36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。
    オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
    日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
    仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。
    ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。
    現代の実存を問い、正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。

  • 【第155回 直木賞 受賞作】

    荻原浩

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥1,540
    発行年月
    2016年03月

    主の腕に惚れた大物俳優や政財界の名士が通いつめた伝説の床屋。ある事情からその店に最初で最後の予約を入れた僕と店主との特別な時間が始まる「海の見える理髪店」。
    意識を押しつける画家の母から必死に逃れて十六年。理由あって懐かしい町に帰った私と母との思いもよらない再会を描く「いつか来た道」。
    仕事ばかりの夫と口うるさい義母に反発。子連れで実家に帰った祥子のもとに、その晩から不思議なメールが届き始める「遠くから来た手紙」。
    親の離婚で母の実家に連れられてきた茜は、家出をして海を目指す「空は今日もスカイ」。
    父の形見を修理するために足を運んだ時計屋で、忘れていた父との思い出の断片が次々によみがえる「時のない時計」。
    数年前に中学生の娘が急逝。悲嘆に暮れる日々を過ごしてきた夫婦が娘に代わり、成人式に替え玉出席しようと奮闘する「成人式」。

    人生の可笑しさと切なさが沁みる、大人のための“泣ける”短編集。

  • 【第155回 直木賞 候補作】

    伊東潤

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥1,650
    発行年月
    2015年12月

    販売終了

    現世の天下人となった秀吉、茶の湯によって人々の心の内を支配した千利休。果たして勝者はどちらなのか。そして、利休の死の真相は―?卓抜したストーリーテーリングで読ませる傑作長編!

  • 門井慶喜

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥1,980
    発行年月
    2016年02月

    販売終了

    天正十八年、落ちゆく小田原城を眺めながら、関白・豊臣秀吉は徳川家康に囁いた。「北条家の旧領関東二百四十万石を差し上げよう」その真意は、水びたしの低湿地ばかりが広がる土地と、豊饒な現在の所領との交換であった。愚弄するかのような要求に家臣団が激怒する中、なぜか家康はその国替え要求を受け入れた…。ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作。

  • 原田マハ

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥1,760
    発行年月
    2016年03月

    販売終了

    反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの“ゲルニカ”。国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003年のある日、忽然と姿を消した…。大戦前夜のパリと現代のNY、スペインが交錯する、華麗でスリリングな美術小説。

  • 湊かなえ

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥1,540
    発行年月
    2016年05月

    販売終了

    女優の藤吉弓香は、故郷で開催される同窓会の誘いを断った。母親に会いたくないのだ。中学生の頃から、自分を思うようにコントロールしようとする母親が原因の頭痛に悩まされてきた。同じ苦しみを抱えた親友からの説得もあって悩んだのだが…。そんな折、「毒親」をテーマにしたトーク番組への出演依頼が届く。

  • 米澤穂信

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥1,540
    発行年月
    2015年12月

    販売終了

    高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と 呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と 合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める……。

  • 【第155回 芥川賞 候補作】

    崔実

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥1,430
    発行年月
    2016年07月

    二つの言語の間で必死に生き抜いた少女が、たった一人で起こした“革命”の物語。全選考委員の絶賛により第59回群像新人文学賞を受賞した、若き才能の圧倒的デビュー作。

  • 山崎ナオコーラ

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥1,485
    発行年月
    2016年07月

    販売終了

    死へと向かっていく妻に照射される夫のまなざし。 40歳代の妻は癌に冒され死へと向かって歩む。生命保険会社勤務の夫は愛する妻へと柔らかい視線を投げかける。人生考察の清々しさ。

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