家康、江戸を建てる

門井慶喜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396634865
ISBN 10 : 4396634862
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
追加情報
:
400p;20

内容詳細

「北条家の旧領関東二百四十万石を差し上げよう」天正十八年、落ちゆく小田原城を眺めながら、関白・豊臣秀吉は徳川家康に囁いた。その真意は、水びたしの低湿地ばかりが広がる土地と、豊饒な現在の所領、駿河、遠江、三河、甲斐、信濃との交換であった。愚弄するかのような要求に家臣団が激怒する中、なぜか家康はその国替え要求を受け入れた…。ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作誕生!

【著者紹介】
門井慶喜 : 1971年、群馬県生まれ。同志社大学文学部卒(日本史専攻)。2003年に「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    直木賞候補になった段階で図書館に予約したので、大幅に出遅れてようやく読めました。門井慶喜を読むのは「かまさん」に続いて2作目です。長編なのか思いきや、連作中編集でした。どの作品も今までにない視点(経済インフラの整備)で書かれているので新鮮で興味深く読みました。オススメは5話の「天守を起こす」です。評価の低い秀忠ですが、実は侮れない存在だったのでは。戦国時代〜江戸時代初期の優秀な武将は理系だったのかも知れません。どれか一つのテーマに絞って描きこんでいたら、直木賞だったのかなぁ? 

  • 遥かなる想い さん

    タイトルは家康による「江戸」を建てる 物語だが、実質は江戸を拓く職人たちの物語で ある。河川・貨幣・水道など 江戸の インフラ整備を描く。 史実としては、知っていても 詳細は知らない だけに新鮮である。歴史の教科書を 学んでいるような感覚なのだが、正直 感情移入がしにくい..手付かずの土地に 賭ける物語..家康の登場を多くしたら.. そんな気がする短編集だった。

  • やま さん

    壮大な計画が進みます。 2017.05発行。字の大きさは…大活字。 流れを変える、金貨を延べる、飲み水を引く、石垣を積む、天守を起こすの5話。 豊臣秀吉の命により関東へ国替させられた徳川家康が低湿地を拓き徳川260年の礎を築く姿を、治水工事、貨幣鋳造、飲料水の確保、江戸城の石積み、天守の建設の5つの側面から描く物語です。音読で読んでいると、物語の勘所になると声が大きくなり、膝を叩きと体全体で読んでいます(*^_^*) 🌿続く→

  • まちゃ さん

    家康の意を受けてインフラを整備し、世界に冠たる大都市江戸をつくったプロフェッショナルたちの物語。戦国武将ではなく経済官僚、技術官僚、職人の視点で綴られた江戸形成の歴史が新鮮で面白かったです。東京の礎となる江戸を作った先人の偉業に思いを馳せた読書でした。

  • yasu_0215 さん

    書店に「ブラタモリ・プロジェクトX・大河ドラマ好きな方は必読」というPOPがありました。書店員さんにそのようにアピールされては、もう読まざるを得ないと手に取りましたが、まさにドンピシャ。現在との比較や現地名の由来などの面白要素も盛り沢山で、興味深く楽しめました。目標に向かって苦難と闘いながら達成を得るという、正に「プロジェクトX」的作品であり、読みながらにして中島みゆきさんの”地上の星”が頭の中をリフレインしますよ。家康の無謀なチャレンジが今の日本の首都東京を作り上げたって考えると、感慨一入です。

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