四半世紀におよぶグループ活動と積年の思いを綴った永遠の金字塔的名盤。前半は各時代で象徴する名曲を収録。過去に発表したどのヴァージョンよりも完成度の高い決定的名演が生まれた。

ジョン・ルイス(p) / ミルト・ジャクソン(vib) / パーシー・ヒース(b) / コニー・ケイ(ds)
録音：1974年11月25日ニューヨーク「エヴリー・フィッシャー・ホール」でのライヴ

モダン・ジャズ・カルテットの代表作であり、ジャズのガイド・ブックにも必ず出てくる名盤中の名盤。パーカーやモンク、ガレスピーなどビバップのチューンと、音楽監督ジョン・ルイスの名曲を中心に収録。

ジョン・ルイス(p) / ミルト・ジャクソン(vib) / パーシー・ヒース(b) / コニー・ケイ(ds)
録音：1974年11月25日ニューヨーク「エヴリー・フィッシャー・ホール」でのライヴ

先に発表された『ラスト・コンサート』の好評を受けて、1981年、残されたテープの演奏で構成した未発表音源集。名盤の感動がさらによみがえる。

ジョン・ルイス(p) / ミルト・ジャクソン(vib) / パーシー・ヒース(b) / コニー・ケイ(ds) / 録音：1974年11月25日ニューヨーク「エヴリー・フィッシャー・ホール」でのライヴ

ジョシュア・レッドマン、ベニー・グリーンなど90年代を代表する若きメインストリーマーたちとの共演。ジャクソンのハード・バップ・スピリッツが溢れる快作。

ミルト・ジャクソン (vib) / ニコラス・ペイトン (tp on M-1,5,8) / ジェシー・デイヴィス (as on M-1,5,8) / ジョシュア・レッドマン (ts on M-1,5,8) / ベニー・グリーン (p) / クリスチャン・マクブライド (b) / ケニー・ワシントン (ds)
録音：1995年ニューヨーク

ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、ダイナ・ワシントンなど偉大なる女性ジャズ・シンガーゆかりの名曲を取り上げた好企画。メンバーは当時のレギュラー・グループで申し分ない。ゲスト歌手のエッタ・ジョーンズも3曲で参加。

ミルト・ジャクソン (vib) / マイク・レドン (p) / ボブ・クランショウ (b) / ミッキー・ローカー (ds) / エッタ・ジョーンズ (vo on M-1,4,6)
録音：1997年ニューヨーク

最後まで力強くスケールの大きい演奏を心がけた「ジャズ・ヴァイブの最高峰」のラスト・アルバム。クレイトン＝ハミルトン率いるビッグ・バンドのサウンドとミルトのブルース・フィーリングが見事に融合。

ミルト・ジャクソン (vib) / バイロン・ストリプリング (tp) / スヌーキー・ヤング (tp) / オスカー・ブラッシャー (tp) / クレイ・ジェンキンス (tp) / ボビー・ロドリゲス(tp) / アイラ・ネプス (tb) / ジョージ・ボハノン (tb) / アイザック・スミス (tb) / モーリス・スピアーズ (b-tb) / ジェフ・クレイトン (as) / キース・フィドモン (as,fl,cl) / リッキー・ウッダード (ts) / チャールズ・オーエンズ (ts,cl) / リー・カレット (bar,b-cl) / ビル・カンリフ (p) / ジム・ハーシュマン (g) / ジョン・クレイトン (b) / クリストフ・ルティ (b) / ジェフ・ハミルトン(ds)
録音：1998年6月9,10日ハリウッド

長年モダン・ジャズ・カルテットの音楽監督として活躍した名ピアニストのラスト・アルバム。ギターを加えたカルテット編成で、懐かしい名曲を中心に趣味の良い演奏を披露。高尚で格調高いピアノ演奏が楽しめる。

M-1,4,5,7,8,9:
ジョン・ルイス (p) / ハワード・コリンズ (g) / マーク・ジョンソン (b) / ルイス・ナッシュ (ds)
録音：2000年ニューヨーク「メイソニック・ホール」でのライヴ

M-2,3,6,10:
ジョン・ルイス (p) / ハワード・アルデン (g) / ジョージ・ムラーツ (b) / ルイス・ナッシュ (ds)
録音：2000年ニューヨーク「タリータウン・ミュージック・ホール」でのライヴ

豪華トリオをはじめソロ、人気サックス奏者との共演や、アニタ・ベイカーのヴォーカルも楽しめる、バラエティ豊かな内容が魅力のアトランティックでの第4弾。

サイラス・チェスナット (p) / ジェームス・カーター (as) / ロン・カーター (b) / ビリー・ヒギンズ (ds) / ルイス・ナッシュ (ds) / アニタ・ベイカー (vo on M-2,6) / ジョー・ロヴァーノ (ts) / ジェームス・カーター (as)
録音：1998年ニューヨーク（推定）

ジャズ界に衝撃を与えたコールマン＝チェリーのカルテット。フリー・ジャズ宣言ともいうべき新しいコンセプトを広くアピールしたアトランティックの人気盤。

オーネット・コールマン (as) / ドン・チェリー(tp) / チャーリー・ヘイデン (b) / エド・ブラックウェル (ds)
録音：1960年7月19日ニューヨーク / 録音：1960年8月2日ニューヨーク

ピアノレス・トリオで、90年代主流派ジャズの方向性を提示したケニー・ギャレットの代表作。コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」でみせた気迫は、いまなお色褪せていない。

ケニー・ギャレット (as) / 北川潔 (b) / チャーネット・モフェット (b on M-2,4,7) / ブライアン・ブレイド (ds)
録音：1994年ニューヨーク

人気ギタリスト、パット・メセニーの協力を得て、偉大なる巨匠コルトレーンの名曲に真正面から挑戦した90年代メインストリーム・ジャズの大傑作。

ケニー・ギャレット (as) / パット・メセニー (g) / ロドニー・ウィテカー (b) / ブライアン・ブレイド (ds)
録音：1996年ニューヨーク

亡き名ピアニストを含む重量感抜群のカルテットで臨んだワーナーでの第4弾。全曲オリジナル。コルトレーン調の演奏からバラードまで多彩な演奏一丸となった疾走感と一体感が秀逸。

ケニー・ギャレット (as) / ケニー・カークランド (p) / ナット・リーヴス (b) / ジェフ・ワッツ (ds)
録音：1997年1月7,8日ニューヨーク

過小評価されてきたカークの作品群のなかでも、とびきり過小評価されてきた70年代前半の知られざる秀作。後半に収録された21分を超える協奏曲はカーク・ミュージックの一大絵巻だ。

ローランド・カーク (cl,nose-fl,fl,Eb-sax,ts) / チャールズ・マギー(tp) / ディック・グリフィン(tb,cond) / ハリー・スマイルズ(english-hrn,oboe) / ロン・バートン(p) / ヘンリー・ピアソン(b) / セルウォート・クラーク (vln) / サンフォード・アレン (vln) / ジュリアン・バーバー (vln) / ゲイル・ディクソン (vln) / アル・ブラウン (viola) / カーミット・ムーア (cello) / ロバート・シャイ (ds) / ジェラルド・ソニー・ブラウン (perc) / ラルフ・マクドナルド (perc) / ジーン・リー (backing vo on M-5) / ディーディー・ブリッジウォーター (backing vo on M-6)
録音：1973年1月22日ニューヨーク

長年、軽視され続けてきたカークが、正統派のプレイヤーとして自らの音楽世界を多面的に表現した晩年の傑作。音のコラージュや巧妙でトリッキーな構成で、作品としての完成度もピカイチ。

ローランド・カーク (ts,bassax,fl,tp,stritch,manzello,arr) / パット・パトリック(bs) / アーサー・ジェンキンス(key,arr on M-1) / ヒルトン・ルイズ (key) / リチャード・ティー (key) / コーネル・デュプリー (g) / キース・ラヴィング (g) / ヒュー・マクラッケン (g) / フランシスコ・センテーノ (b) / マティアス・ピアソン (b) / ビル・ソルター (b) / ジェラルド・ソニー・ブラウン (ds) / スティーヴ・ガッド (ds) / ジョン・ゴールドスミス (ds) / ローレンス・キリアン (cga) / ラルフ・マクドナルド (cga,perc) / ウィリアム・イートン (arr on M-2)
録音：1975年5月14日ニューヨーク

知的で静謐な時間の流れ。90年代のジャズ・シーンを象徴する気鋭の若手を集めて行われたバラード名盤。コルトレーンの名演で知られるスタンダードをはじめ、ショーターやハンコックの佳曲にも挑む。

マーク・ターナー (ts) / ケヴィン・ヘイズ (p) / カート・ローゼンウィンケル (g) / ラリー・グレナディア (b) / ブライアン・ブレイド (ds)
録音：1999年10月4,5日ニューヨーク

モダン・ジャズの生き証人というべきムーディと、クールなスタイルの新進気鋭の若手がぶつかりあった個性満点のテナー・バトル。ラリー・ゴールディングスのピアノも新鮮。

ジェームス・ムーディ(ts) / マーク・ターナー (ts) / ラリー・ゴールディングス (p) / ベン・ウルフ (b) / クラレンス・ペン (ds)
録音：1997年1月2日ニューヨーク

ベテラン・サックス奏者が、映画音楽の大家の名曲を取り上げたおしゃれな企画盤。有名曲だけでなく隠れた名曲もカヴァー。味わい深いサックスとフルートの演奏も。2曲で渋いヴォーカルも披露。

ジェームス・ムーディ (as,ts,ss) / ギル・ゴールドスタイン (key) / トッド・クールマン (b) / テリ・リン・キャリントン (ds)
録音：1997年2月4日、5日ニューヨーク

スティーリー・ダンのプロデュースによる、レニー・トリスターノの流れを汲む新旧2大テナーの共演盤。

ピート・クリストリーブ (ts) / ウォーン・マーシュ (ts) / ルー・レヴィー (p) / ジム・ヒューアート (b) / ニック・セロリ (ds) / ジョー・ロッシサーノ (arr)
録音：1978年5月17〜21日、6月3日ロサンゼルス

ファンク、ロック、アフリカなど、さまざまなリズムと官能的なサックス・サウンドが見事に融合したハリスの快作。豊富な曲想のアイディアに改めて圧倒される。晩年のウエス・モンゴメリーを連想させる「リトル・ウェス」も名曲。

エディ・ハリス(el-ts,reed-tp,cow-bell,shaker,horn vocals) / ロナルド・マルドロウ (el-g) / ムハール・リチャード・エイブラムス(el-p,african whistle) / ルーファス・リード(b,el-b) / ビリー・ジェームス(ds,kalimba) / ヘンリー・ギブソン(cga,African talk ds)
録音：1971年12月7日シカゴ

ファンクのリズムやコーラスを使って、ユーモア精神溢れるサウンドを作り上げたハリスの人気盤。各種打楽器も大胆に使い、時代を越えたダンサンブルなサウンドを作ることに成功した。

エディ・ハリス (el-sax,el-p,vo) / ロナルド・マルドロウ(guitorgan) / ルーファス・リード(b) / フレデリック・ダーフ・ウォーカー(cga,african whistle,talking-ds,vo) / カルヴィン・バーンズ(perc,quica) / ブラッドリー・ボボ (6-string-g)
録音：1974年7月15日、12月2日シカゴ

ジョシュア・レッドマンの好敵手として注目を集めた強烈な個性をもつ野生児カーターのメジャー・デビュー作。バリトン、ソプラノ、アルト、テナーの各サックスや、バスクラも駆使。どの曲でも迫力満点の演奏が楽しめる。

ジェームス・カーター (ss,as,ts,cl,b-cl,bass-fl,bs) / クレイグ・テイボーン (p) / デイヴ・ホランド (b) / ジャリブ・シャヒド (b) / レオン・パーカー (ds) / タニ・タバル (ds) / サイラス・チェスナット (p)
録音：1994年10月6,7日、11月20日、1995年3月14日ニューヨーク

アトランティックからメジャー・デビューを果たした野生児カーターの第2弾。 モダン・ジャズの歴史に偉業を残した巨匠たちをゲストに迎え、有名曲を中心に独自の切り口で演奏している。

ジェームス・カーター (ts,as,b-cl,bs) / ハミエット・ブルーイット (bs) / ラリー・スミス (as) / レスター・ボウイ (tp) / ハリー・スウィーツ・エディソン (tp) / バディ・テイト (ts,cl) / クレイグ・テイボーン (p) / ジャリブ・シャヒド (b) / タニ・タバル (ds)
録音：1995年10月2日、1996年1月30日、2月5日ニューヨーク

強烈な管楽器アンサンブルとファンキーなオルガン。前衛的手法からメロディアスなバラードまで、独自の美意識で彩られたアトランティック第3弾アルバム。

ジェームス・カーター (ts) / ドワイト・アダムス (tp) / キャシアス・リッチモンド (as) / クレイグ・テイボーン (org) / ジャリブ・シャヒド (b) / タニ・タバル (ds) / ヘンリー・バトラー (org) / ケヴィン・カーター (g) / レナード・キング (ds) / カシアス・リッチモンド (as) / サイラス・チェスナット (org) / スティーヴ・カービー (b) / アルヴェスター・ガーネット (ds)
録音：1998年ニューヨーク

骨太のサウンドをもつ孤高のサックス奏者が、ジプシー出身の天才ギタリストに捧げた異色のトリビュート。アコースティック・ギターの美しい音色と官能的なサックスの妖しげな融合が素晴らしい。

ジェームス・カーター (b-sax,ts,f mezzo sax,ss) / チャーリー・ジオルダノ (accor) / ジェイ・ベルリナー (g) / ホメロ・ルバンボ (g) / レジーナ・カーター (vln) / スティーヴ・カービー (b) / ジョーイ・バロン (ds) / サイロ・バプティスタ (perc)
録音：2000年ニューヨーク

従来の路線から一転、鬼才カーターが無限の可能性を感じさせた超話題作。ジャマラディーン・タクマ、マーク・リーボーらと展開するエレクトリック・ファンクはまさに強烈。

ジェームス・カーター (saxes) / ジェフ・リー・ジョンソン (el-g) / マーク・リボー (el-g) / ジャマラディーン・タクマ (el-b) / グラント・カルヴィン・ウェストン (ds)
録音：1999年ニューヨーク

2001年、故郷のデトロイトで収録された初のライヴ。長めの演奏が中心に、熱狂的な聴衆を前に、カーターのサービス精神がたっぷり披露されている。

ジェームス・カーター (ss,ts,bs) / ドワイト・アダムス (tp) / ラリー・スミス(as) / ジョニー・グリフィン (ts) / フランツ・ジャクソン (ts) / デヴィッド・マレイ (ts) / ケニー・コックス (p) / ジェラルド・ギブズ (org) / ラルフ・アームストロング (b) / レナード・キング (ds) / リチャード・ピストル・アレン (ds)
録音：2001年6月16〜18日デトロイト「ベイカーズ・キーボード・ラウンジ」でのライヴ

エキゾチックで斬新な楽想が冴えるジャズ・ファンク。ラティーフの演奏する管楽器と、リズムが生み出す独特のグルーヴ感が、若い世代にも高く評価。今あらためて評価されるべき埋もれてきた名作。

ユセフ・ラティーフ (as,ts,oboe,fl,bamboo-fl,comp,arr) / レナード・ゴーインズ、ジョー・ワイルダー(tp) / ジャック・ジェファーズ (tb) / ジミー・バフィントン (fhr) / ジョナサン・ドーン (tuba) / ケニー・バロン (key,comp,arr) / ダナ・マッカーディ (synth) / ビリー・バトラー (g) / ボブ・カニンガム (b) / ロン・カーター (b) / アンソニー・ジャクソン (b) / アル・フォスター (ds) / ドン・ウン・ロマン (perc) / デヴィッド・ナディアン (vln) / シシー・ヒューストン (backing vo) / ジュディ・クレイ (backing vo) / ボブ・カニンガム (narration)
録音：1976年3月ニューヨーク（推定）

『メンフィス・アンダーグラウンド』と同路線の人気盤。サザン・ロックやソウル・ミュージックの要素も取り入れ、黒人霊歌やオーティス・レディングやストーンズの名曲をカヴァーした意欲作。

ハービー・マン (fl) / デヴィッド・ニューマン (ts,fl) / ボビー・イーモンズ (org) / ボビー・ウッド(el-p) / レジー・ヤング (g) / ジョン・クリストファー (g) / マイク・リーチ (el-b) / ジーン・クリスマン (ds) / カルロス・パタート・ヴァルデス (cga)
録音：1972年2月11日テネシー州メンフィス

大歌手ホイットニーの母親シシー・ヒューストンのヴォーカルをフィーチャーした、1976年のダンサブルなサウンドが印象的な快作。1974年の来日時に実現した小坂明子との共演「あなた」も必聴！

ハービー・マン (alto-fl) / バット・レビロ (key,arr) / ロッド・ブライアン (g) / ハックス・ブラウン (g) / グラッドストーン・アンダーソン (p) / ウィンストン・ライト (org) / ジャッキー・ジャクソン (b) / マイケル・リチャード (ds) / ジェリー・フリードマン (g) / ヒュー・マクラッケン (g) / ボブ・マン (g) / トニー・レヴィン (b) / スティーヴ・ガッド (ds) / ラルフ・マクドナルド (perc) / エイメン・ハルブリアン (perc) / リック・マロッタ (ds) / デヴィッド・ニューマン (ts) / シシー・ヒューストン (vo) / ユーニス・ピーターソン (vo) / リネル・ブラクストン (vo) / 小坂明子 (vo) / サミー・フィフェロア (perc) / ラファエル・クルーズ (perc) ほか
録音：1973年ジャマイカ・キングストン、ニューヨーク

90年代に邁進したメインストリーム路線から離れ、21世紀のマイルス・サウンドを提示したペイトン。サンプリングやヒップ・ホップの要素を大胆に取り入れた文字通りの意欲作。

ニコラス・ペイトン (tp,flhrn,vo,keyboards,b,ds) / ティム・ウォーフィールド (ts,ss) / ケヴィン・ヘイズ (p,key,vcl,recorder) / ヴィセンテ・アーチャー (b) / アドニス・ローズ (ds) / ダニエル・サドウニック (perc) / カリーム・リギンズ (samples)
録音：2003年ニューヨーク

ジョージ・ベンソンの後押しでデビューを飾ったギターの新星。美しい音色とオーソドックスなプレイ、トミー・リピューマのプロデュースによる洗練されたサウンド。

マーク・ホイットフィールド (g) / マーカス・ロバーツ (p) / レジナルド・ヴィール (b) / ハーリン・ライリー (ds) / トロイ・デイヴィス (ds on M-2,4)
録音：1989年ニューヨーク（推定）

セルフ・プロデュースでジャズ・ギターの伝統に根ざした世界を展開したワーナー第2弾。豪華共演者とともに、クリスチャンからウエス、ベンソンへとつながるジャズ・ギターの系譜を独自に表現。

マーク・ホイットフィールド (g,el-g) / アルヴィン・バティステ (cl) / ケニー・バロン (p) / ロン・カーター (b) / ジャック・デジネット (ds) / マノロ・バドリーナ (perc) / グループ・ファイヴ(vo on M-6)
録音：1991年ニューヨーク

90年代に登場したギターの新星のワーナー第3弾。ジョージ・ベンソンを範とするコンテンポラリーなサウンドから、ジャズ・ギターの歴史に沿ったオーソドックスな演奏まで、多彩な才能にさまざまな角度から光を当てる。

マーク・ホイットフィールド (g,el-g) / グレッグ・ガーティス (key) / ロジャー・ゲラン (el-b) / トロイ・デイヴィス (ds) / ダリル・バージー (perc) / クリス・ウォーカー (el-b,key,programming,backing-vo) / アーマンド・マルカル(perc) / ブレント・カーター (vo) / リサ・フィッシャー (backing-vo) / トーマス・ドーソン (key,programming)
録音：1992〜93年ニューヨーク（推定）

ピアノ・トリオ・マニアには嬉しい待望のレア盤がついに復刻。先に好評を博した『キャットバード・シート』に続くベース＝ピアノの名ユニットのアトランティック第2弾。

ドゥワイク・ミッチェル (p) / ウィリー・ラフ (b,fhr) / ヘルシオ・ミリト (ds)
録音：1965年12月28,29日ニューヨーク

イリアーヌに代わり、ウォーレン・バーンハートが加入したエレクトラ第2弾。シーケンサーやアフリカ音楽の要素も取り入れ、先鋭的な時代感覚に溢れた作品として注目を集め、今も「80年代フュージョン名盤」のひとつとして高く評価される傑作。

マイケル・ブレッカー(ts、ss) / マイク・マイニエリ(vib、mar、synt) / ウォーレン・バーンハート(key) / エディ・ゴメス(b) / ピーター・アースキン (ds、perc) / チャック・ローブ(g) / クレイグ・ペイトン(synth,ds,b) / トニー・レヴィン(perc)
録音：1984年1月、2月ニューヨーク

トラディショナル・ジャズの復興運動の中心的存在となった実力派トロンボーン奏者が、1960年、フランスのジャズ・フェスに出演した際の楽しいライヴ盤。オールド・ジャズのファンには嬉しいレア盤復刻だ。

ウィルバー・ド・パリス(tb) / シドニー・ド・パリス(cor) / ドク・チータム(tp) / ガーヴィン・ブッシェル(cl) / ソニー・ホワイト(p,org) / ジョン・スミス(bj,g) / ヘイズ・アルヴィス(b) / ウィルバート・カーク(ds,hca) / ルイス・ベイコン(vo)
録音：1960年7月9日フランス「アンティーヴ・ジャズ・フェスティヴァル」でのライヴ

50年代ガレスピーのビッグ・バンドで歌った幻の実力派男性歌手が、60年代中期になって発表したデビュー・アルバム。チック・コリア、ヒューバート・ロウズの伴奏でしみじみと歌った大人のバラード集。

オースティン・クローマー(vo) / ヒューバート・ロウズ(fl、alto-fl,g) / チック・コリア(p) / リチャード・デイヴィス(b) / ブルーノ・カー(ds)
録音：1964年8月12日ニューヨーク

ジャンルを超えて多くのアーティストに感銘を与えた伝説の唄声。ジミー・スコット再評価の機運を高めた1992年の決定的名盤。

ジミー・スコット (vo) / デヴィッド・ニューマン (ts) / ケニー・バロン (p) / ジョン・ピサノ (g) / ロン・カーター (b) / グラディ・テイト (ds)
録音：1992年ニューヨーク

ミルト・ジャクソンやロン・カーターなど大御所ジャズメンが参加。ミッチェル・フルームのプロデュースで好評を博した1994年の話題作。

ジミー・スコット (vo) / ミルト・ジャクソン (vib) / レッド・ホロウェイ(sax) / ペイシャンス・ヒギンズ(sax) / ミッチェル・フルーム(org) / ジュニア・マンス(p) / リック・ザニガー(g) / ロン・カーター (b) / ペイトン・クロスリー (ds)
録音：1994年2月14,15,16日ニューヨーク

天使のような歌声をもつ伝説の歌手が、ジャッキー・テラソン・トリオとグレイグ・ストリートのプロデュースで作り上げた1996年の人気盤。

ジミー・スコット (vo) / ジャッキー・テラソン (p) / ヒリアード・グリーン(b) / ジョー・ボナディオ (perc)
録音：1996年3月、4月ニューヨーク

『トゥーズ・カンパニー』と対をなす、アトランティックの歌姫クリス／コナーとハイノートで知られるカナダ出身の人気トランペッター率いるビッグバンドとの共演。

クリス・コナー (vo) / メイナード・ファーガソン (tp,flhrn,tb) / ロルフ・エリクソン (tp) / チェット・フェレッティ (tp) / リック・キーファー(tp) / レイ・ウィンスロウ (tb) / ケニー・ラップ(tb) / ラリー・モーガン(as,fl) / ジョー・ファレル(ts,sop,fl) / ウィリー・メイデン(ts,cl,arr) / フランク・ヒットナー(bar,b-cl) / ジャッキ・バイアード(p) / チャーリー・ソーンダース(b) / ルーファス・ジョーンズ (ds) / ビル・ベリー(tp) / ドン・セベスキー(arr)
1960年12月5,14日、1961年1月23日ニューヨーク

3大歌姫のひとりカーメン晩年の好ライヴ盤。ドイツの名門ビッグ・バンドをバックに、迫力満点の歌唱を披露したファン必聴盤。

カーメン・マクレエ(vo) / WDR ビッグ・バンド・コロン：アンディ・ヘイデアー (tp) / ロブ・ブルイネン (tp) / クラウス・オステルロー (tp) / リック・キーファー (tp) / ジョン・アードレー(tp) / デイヴ・ホーラー (tb) / ヘニング・ベルグ (tb) / ベント・ローキャンプ (tb) / ロイ・デューヴァル (tb) / ハイナー・ウイバーニー (saxes) / ハラルド・ローゼンスタイン (saxes) / オリヴィエ・ピーターズ (saxes) / ロルフ・ローマー (saxes) / ポール・ポイッカー (saxes) / エリック・ガニソン (p) / ミラン・ルリック (g) / スコット・コリー (b) / ジョン・フォン・オーレン (ds)
録音：1989年6月21〜24日ドイツ・コロン

ワーナーとの契約を成功させた恩人トミー・オリヴァーとの再共演。男女の恋愛をテーマにした選曲と、ビッグ・バンドのポップなアレンジをバックに、さわやかなジョニーの魅力を満喫できる1962年発表の人気盤。

ジョニー・ソマーズ (vo) / トミー・オリヴァー （cond,arr） / オーケストラ メンバー不詳
録音：1962年（推定）