ピション&ピグマリオン/『Enfers(黄泉の国)』


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古楽界の旗手、ピション率いるピグマリオン
ラモーとグルックのオペラの抜粋で描く
「黄泉の国」の恐怖となぐさめ


毎回凝ったコンセプトのディスクと切れ味抜群の演奏で人気急上昇中の、ピション&ピグマリオン。今回は、フランスの人気バス、ステファヌ・ドゥグーのハルモニアムンディ・デビュー盤として、黄泉の国がみせる様々な表情を探るプログラムで登場です。ドゥグーの劇的でまるでテノールのようなハリのあるみずみずしいバスによる見事な歌唱は、ラモーとグルックの時代のバス歌手として歴史に名を残しているアンリ・ラリヴェ[1737-1802]の生まれ変わりのようです。
 ピションは、ラモーとグルックのオペラの名場面(おもに地獄のシーン)と、器楽曲、そして当時編曲されたラモーのオペラに基づくレクィエムの楽章を抜粋し、架空のミサをつくり出しました。冒頭はドゥグーが歌う嘆きにはじまり、ルベルの四大元素の「カオス」で聴き手は恐怖でおののかされますが、最後は、神聖な詩、讃歌をつかさどる女神「ポリムニー」の入場の典雅にして優しい音楽でプログラムが閉じられ、聴き手は天上へといざなわれるような気持ちで聴き終えることができます。

【ラファエル・ピション】
カウンターテナー歌手としてサヴァール、レオンハルト、コープマンらと共演したことがあり、また、ピアノ、ヴァイオリンも学び、その後、ピエール・カオの下で指揮も学んだという逸材。バロックから現代作品の初演までを手掛け、2006年、アンサンブル・ピグマリオンを設立。ラモーのオペラ録音、そして、バッハのミサ・ブレヴィスの録音(アルファ)でも話題となりました。(輸入元情報)

【収録情報】
Enfers(黄泉の国)〜ラモー、グルックのオペラより


[入祭唱]
● ラモー:ああ! 私たちの怒りは無駄ではなかった(『ゾロアストル』第4幕6場/復讐の神)
● ルベル:カオス(四大元素より)
● ラモー:ここが怪物の荒らしている悲惨な場所だ(『ダルダニュス』第4幕4場/アンテノール)
● ラモー/作曲者不詳:レクィエム・エテルナム(『カストールとポリュックス』のテーマに基づくレクィエム)
● グルック:神よ! このおそろしい海岸の守り手(『タウリーデのイフィゲニア』第2幕3,4場/オレステ)

[キリエ]
● ラモー/作曲者不詳:キリエ・エレイソン(『カストールとポリュックス』のテーマに基づくレクィエム)
● ラモー:神よ! いくつもの不運がこの場でうめいている!(『イポリートとアリシ』第2幕4場/テセウス)
● ラモー:ルール(舞曲)(『愛の驚き』第2幕8場)

[昇階曲]
● グルック:深い暗闇が口を大きく開けているのしか見えない(『アルミード』第4幕1場/ウバルド:デンマークの騎士)
● ラモー/作曲者不詳:ドミネ・イエス(『カストールとポリュックス』のテーマに基づくレクィエム)

[セクエンツィア]
● グルック:地獄のシンフォニア、フーリエのエア(『オルフェオとエウリディーチェ』第2幕1場)
● ラモー:いたましい犠牲者たちの生活を終わりにしよう(『ゾロアストル』第4幕5,6場/アブラマン)
● グルック:フーリエのダンス(『オルフェオとエウリディーチェ』第2幕)
● ラモー:汝、未来の暗闇を見通す者よ〜突然の汝の恐ろしい運命が我々の中に浮かび(『イポリートとアリシ』第2幕5場/プルトン、3人の平和)

[奉献唱]
● ラモー:私は何を聞いたのか?〜力強い波の主よ(『イポリートとアリシ』第3幕6場)
● ラモー/作曲者不詳:私たちは賛美の生け贄と祈願をあなたに捧げます(『カストールとポリュックス』のテーマに基づくレクィエム)
● ラモー:私をここに召喚したこれらの悲しみは何か?(『イポリートとアリシ』第4幕4場/フェードル)
● ラモー:もうあなたには会わないだろう(『イポリートとアリシ』第4幕4場/テセウス)

[聖体拝領唱・楽園へ]
● グルック:精霊の踊り(『オルフェオとエウリディーチェ』第2幕2場)
● ラモー/作曲者不詳:永遠の安息を彼らにあたえたまえ(『カストールとポリュックス』のテーマに基づくレクィエム)
● ラモー:ポリムニーの入場(『レ・ボレアド』第4幕4場)

 ステファヌ・ドゥグー(バス)、他
 ピグマリオン
 ラファエル・ピション(指揮)

 録音時期:2016年12月
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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