ピアノ三重奏曲全集は、ヴァイオリンのシェリング、チェロのフルニエという、いずれも巨匠として活躍していた二人を迎え、ベートーヴェン生誕200周年記念としてドイツ・グラモフォンからリリースされた「ベートーヴェン大全集」の一つとして録音されました。また、ヴァイオリンの代わりにクラリネットが入る『街の歌』では、当時32歳のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者だったカール・ライスターを起用。巨匠に囲まれながらも、すでにカラヤン指揮の下で10年間首席奏者を務めていたライスターらしい、堂々としたソロを披露しています。
今回ドイツ・グラモフォンのオリジナル・マスターから、独Emil Berliner Studiosにて初めてDSD化されました。CDでは4枚組でしたが、SA-CDでは3枚組でのリリースです。(メーカー資料)
【収録情報】
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集
Disc1
1. ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1
2. ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
3. ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
Disc2
4. ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 Op.11『街の歌』
5. ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op.70-1『幽霊』
6. ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調 Op.70-2
Disc3
7. ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 Op.97『大公』
8. ピアノ三重奏曲第8番変ロ長調 WoO 39
9. ピアノ三重奏曲第9番変ホ長調 WoO 38
10. ピアノ三重奏曲第10番変ホ長調 Op.44(創作主題による14の変奏曲)
11. ピアノ三重奏曲第11番ト長調 Op.121a『カカドゥ変奏曲』
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
ピエール・フルニエ(チェロ)
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン:1-3,5-11)
カール・ライスター(クラリネット:4)
録音時期:1969年8月(3,4,9-11)、1970年8月(1,2,5-8)
録音場所:ヴヴェイ、テアトル・ムニシパル
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
SACD Single Layer
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