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Review List of レインボー 

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     2021/09/03

    オッフェンバックの喜歌劇『ペリコール』の全曲盤です。
    オッフェンバックの作品のうち、天国と地獄、ホフマン物語、美しきエレーヌなどに並ぶ代表曲の一つですが、録音は昔から上記作品に比べて恵まれず、当音源は今2番目に新しい録音になります。
    エルンスト・タイス指揮、ドレスデン州立オペレッタ劇場管弦楽団の演奏で収録。
    タイスは2003〜2013年まで同オケの指揮者をしており在任中に、CPOに珍しい喜歌劇の録音を残している。
    この録音も実は珍しく、フランス語歌唱の多いペリコールの全曲盤の中では、数少ないドイツ語歌唱盤である。
    演奏は小さめのオーケストラによる小気味の良い演奏。
    時折テンポを揺らしている所があり、なかなか聴かせ上手だ。
    サウンドはちょっと重厚感があるが、それはドイツのオケだからか。
    歌手は悪くない。
    またボーナスとして、1874年ウィーン版の曲が付いており、貴重な資料となるだろう。
    ライヴとの事だが、拍手等はなく、セッションのようで、音は綺麗。

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     2021/09/02

    オランダの老舗楽譜出版社、モレナール社の自社楽譜の参考演奏集、ニュー・コンポジッションズ・コンサート・バンドシリーズ。
    最初の頃はオランダの会社と言うことあってか、オランダ王立陸軍軍楽隊を初めとするオランダの吹奏楽団の演奏で、収録、発売されていましたが、近年ではヨーロッパ中のバンドを起用し、ここ10年程はポルトガルの吹奏楽団を起用しています。
    このCDではホセ・マヌエル・フェイレラ・ブリト隊長指揮、ポルトガル公共治安警察音楽隊の演奏で収録された物です。
    指揮者、ブリトは2000年からこのバンドで指揮を振っており、2009年にこのバンドのリーダーに就任し、現在に至ります。
    モレナール・エディションでは、38集で初登場し、少し間を開けて49集より定期的にCDを出していますが、これは最新のアルバムになります。
    選曲としては最近書かれた吹奏楽のための作品から、クラシックや行進曲などを編曲したごった煮的ないかにも参考集と言ったものです。
    ただ、いずれの作品も質はしっかりとしています。
    演奏も、ポピュラー音楽でのノリの良さや、コラールでの美しい音色、リンケの『グリグリ』レハールの『微笑みの国』らオペレッタの序曲での多彩な表現力、ガイスラー『サッソ・ネッロ』ミーチャム『アメリカン・パトロール』と言った行進曲での安定したリズム感と引き出しが広く、低音がしっかりと鳴った重量感のある演奏は参考演奏を超えて、鑑賞用にも聴けます。
    録音年は書いてないので不明ですが、発売年が昨年なので、その頃でしょうか?
    録音、音質は問題なし。
    収録曲は以下の通り

    1.サッソ・ネッロ (ガイスラー)
    2.サーカスにて (シュピイ)
    3.クセルクセス (リール)
    4.救世主よ、天を引き裂け (arr.シュルテ)
    5.エピソード (スティーブソン)
    6.私の腕で (シュルテ)
    7.マーク川沿いの村 (フレーヴェンブレーク)
    8.グリグリ (リンケ arr.W.v.デル・ベーク)
    9.イルカント (ガイスラー)
    10.微笑みの国 (レハール arr.W.v.デル・ベーク)
    11.中世のクリスマス・メドレー (ウィーラー)
    12.アメリカン・パトロール (ミーチャム arr.ケネディ)
    13.不気味な休日 (ヴィンク arr.ケネディ)

    演奏 ポルトガル公共治安警察音楽隊
    指揮 ホセ・マヌエル・フェイレラ・ブリト 1〜13

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     2021/08/25

    ニコ・ドスタルの代表作が、この喜歌劇『ハンガリーの結婚』です。
    カールマンの様な濃厚なハンガリー色を出したロマンティックなこの作品は、代表作という事もありドスタルの作品ではそこそこ録音がありますが、意外と全曲盤はありません。
    このCDは現在手に入る唯一の全曲盤です。
    マリウス・ブルケハルト指揮、フランツ・レハール管弦楽団の演奏、バード・イシュル・レハール祝祭合唱団の合唱、歌手はレハール音楽祭常連のキャストが出演しています。
    この作品、抜粋ながらロマン・ドスタルがEMIに名盤を吹き込んでおり、代表曲を聴くだけならR.ドスタル盤がおすすめ。
    このブルケハルト盤は演奏は水準には達しており、歌手も同様だと思いますが、どこか硬い演奏で新たな名盤と言えるかは微妙な出来です。
    録音は2015年の新しいものですが、基準の音が小さく平板に聴こえるのが残念。
    数少ない全曲盤という点が売りですが、それ以外だとおすすめのポイントが少なく、オペレッタファンやドスタルに興味がある人意外はお勧めしません。

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     2021/08/24

    チャールズ・ゲルハルトが、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団を振って録音したハリウッド黄金時代の映画音楽を集めたクラシック・フィルム・スコアシリーズ。
    最初のコルンゴルトのアルバムがヒットし、その後シリーズ化しました。
    過去に2回程復刻されましたが、今回は廉価盤ボックスとなって新登場しました。
    ゲルハルトとナショナル・フィルの演奏は卓越した技術力と、聴かせどころを抑えた楽しい演奏ばかりで、またウィルキンソンのキラキラとした録音も映画音楽らしくゴージャスです。
    録音、復刻は過去のCDと大差はありません。
    年代を考えてもなかなか良い音質です。
    ただ、廉価盤ボックス仕様のためか、デザインがどれも同じになったため、一応何枚目かは書いてあるが文字が小さくぱっと見だと何枚目か分かりづらい。
    最近のボックス物だとオリジナル・ジャケット仕様で復刻されているのが多くなってきているので、これは残念な所です。

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     2021/08/23

    オーストリアに生まれ、ヨーロッパとアメリカで活躍した指揮者、アルトゥール・ロジンスキーの音源を集めたアルバムになります。
    今まで、ロジンスキーのCDで手に入りやすいディスクと言えばウラッハのモーツァルトの協奏曲の様な、伴奏物が中心で単独のディスクはあまり発売がされてきませんでした。
    そこへ出たこのボックスは貴重なロジンスキーの芸術を知る事が出来るアルバムとなっています。
    収録音源の大半はウェストミンスター原盤ですが、一部コロンビア原盤もあります。
    振ってるオケも多彩で、ニューヨーク・フィルハーモニック、シカゴ交響楽団、コロンビア交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ウィーン国立歌劇場管弦楽団とアメリカと欧州のオケを振っているのですが、最も多いのはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。
    まだビーチャム時代の同オケですが、オケのレベルはなかなか高く、どれもキビキビとした音楽運びと分かりやすい演奏となっています。
    爆演指揮者と言われる事もある、ロジンスキーですが、このセットを聴く限りワーグナーなどの一部を別にすれば、爆演とは言えないでしょう。
    録音年は大多数が1950年代であり、それを考えれば音質はそこまで悪く無いと思います。
    ただ他の方が指摘されてる様に編集は雑です。
    スクリベンダムのCDボックス他にも持っているのですが、それらでもこういう編集になっています。
    また廉価盤ボックスですので、解説等はありません。
    クラムシェル仕様となっています。
    尚、これより古いコロンビア時代の音源は現在ソニーから限定復刻されており、このボックスとは違うロジンスキーが聴けるので興味があれば聴いてみてください。

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     2021/08/19

    アメリカの作曲家、ハワード・ハンソンは日本では幾つかの吹奏楽曲で知られていますが、イーストマン音楽学校の校長時代には多数の同時代のアメリカの作曲家の作品を初演、更にマーキュリーにそれらを録音してきました。
    このCDはハンソンが録音したアメリカ管弦楽曲の中でも、比較的珍しい作品を集めたものです。
    作品も珍しければ、こんにちでも名前が忘れられた作曲家(ヒナステラあたりはまだ知られているか)の曲ばかりですが、アメリカ国民楽派といって良い分かりやすい作風であり、この手の作品が好きな人には気にいるでしょう。
    ハンソンと、イーストマン=ロチェスター管弦楽団の演奏は決して一流とは言い難いが、作品を紹介しようとする意気込みは感じられる、いわゆるヘタウマに近い演奏だと思う。
    録音は古いが優秀なマーキュリーの録音なので年代の割には良好。
    尚、国内盤ではあるが、輸入盤に日本語解説をつけた輸入盤国内仕様である。

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     2021/08/18

    アレクセイ・ショーの管弦楽作品集です。
    ショーはウクライナのキエフ生まれの現代の作曲家だそうで、現在はアメリカに拠点を置いているのだそう。
    新鋭の作曲家として幾つかの作品が大手レーベルのCDに散発的に入っているが、自身の作品を集めたアルバムは初めてのようだ。
    メインはマルタ包囲戦をテーマに書いた『大包囲戦の心像』と言う作品。
    描写的な作品で作品名から想像すると常に派手な作品に思えるが、必ずしもそうではなく淡いメロディが出てきたり、かと思えば激しかったりと、曲調はコロコロとかわり映画音楽のよう。
    『ヴェルディニアーナ』はヴェルディの名作をラテン調にアレンジした小品で日本でも演奏されているらしい。
    これらを演奏するのはセルゲイ・スムバチャン指揮、ロンドン交響楽団である。
    スムバチャンはアルメニア出身の指揮者で、幾つかの録音はあるようだがナクソスにはこれが初登場。
    なかなか良い指揮をする人で上手くロンドン交響楽団を纏めている。
    またロンドン交響楽団のキラキラしたサウンドもなかなか上手く合っており、隠れた名盤と言えるでしょう。
    録音は良好。

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     2021/08/17

    アメリカ生まれの作曲家、カール・デイヴィスは作曲家としては一般的に、映画音楽の作曲家として知られている。
    しかし、このCDに収められたバレエ音楽『アラジン』のような舞台音楽もいくつか書いているようだ。
    このアラジン、付けられた音楽がとても映画音楽的な作り。
    バレエというと、ドリーブやチャイコフスキー、グラズノフ、そしてストラヴィンスキーらの作品を思い出させるが、それらを取り入れて異国のオリエンタルさが唐突に出てくる音楽だ。
    つまり大変に聴きやすい。
    演奏は作曲者、カール・デイヴィス指揮、マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団、即ち自作自演である。
    デイヴィスらしい明快な音楽で最後まで楽しめるが、個人的に驚いたのは、マレーシア・フィルの技量の高さ!
    バランスの良いサウンドは、有名オケにも肩を並べられるかもしれません。
    録音は2005年で音質良好。
    尚、ナクソスとカール・デイヴィス・コレクションから出ているが音源は両方とも同じ。
    私が持っているのはカール・デイヴィス・コレクションで、バレエの写真がライナーノーツに載っている。

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     2021/08/16

    このCDはエリック・カンゼル指揮、シンシナティ・ポップス管弦楽団による演奏のCDで、シュトラウス親子のワルツやポルカを集めたもの。
    カンゼルにシュトラウスのイメージはあまり無いが、最晩年にウィーン・フォルクスオーパー交響楽団を率いてニューイヤー・コンサートを行うなど、全く縁がなかったわけでは無いようだ。
    このCDではややマイナーな選曲であり、結婚行進曲で初まり様々な作曲家のメロディが出でくる『芸術家カドリーユ』や、『祝典行進曲』らを収録、また有名曲でも『酒、女、歌』ではワルツの前のカットされる事の多い導入部をしっかり演奏していたりしてポイントが高い。
    演奏はウィーン風ではなく、やや重いカンゼル風と言った感じだが、これはこれで楽しい演奏になっている。
    一部はシンシナティ・ポップス合唱団が参加。
    優秀な録音で知られたテラークらしく、音質は素晴らしい。

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     2021/08/15

    ワルツ王、ヨハン2世は1870年代に入ると舞台作品を手がけるようになりました。
    17作ある舞台作品のうち16作品はオペレッタに分類されていますが、唯一オペラと言われるのがこの『騎士パズマン』です。
    ワルツ王唯一のオペラながら、初演時から転けて失敗してしまったせいかこんにちでも録音は元より上演される機会も少なく珍しい作品ですが、その音楽は非常に豊かで、著名なチャルダーシュを初め、良いメロディが出てきます。
    オペラという事もあり、ヨハン2世の舞台作品の中では比較的シリアスな感じですが、通常の他作曲家の作品に比べればやはり軽く聴きやすい。
    これらを演奏するのは、ハインツ・ワルベルク指揮、ウィーン放送交響楽団。 
    パズマンをヴェヒターが歌い、ハンガリー王を後にナクソスのこうもりの録音に参加する、ホップファーヴィーザーが参加、その他も当時ウィーン近辺で活躍した歌手や国際的に活躍した歌手など、ライブながら配役は豪華。
    演奏もワルベルクらしく軽快だが、2枚目3幕以降はオケも非常に充実した演奏を聴かせてくれる。
    この演奏ではバレエ音楽は省略されてしまっており、代わりにマルコポーロにヨハン・シュトラウス管弦楽作品全集として録音された、アルフレート・ヴァルター指揮、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏が収録されている。
    これはスタジオ録音だが、ちょっとオケが甘いのが気になるだろうか。
    ワルベルクの録音は1975年とそれなりに古いが、多少年代を感じる他は聴きやすい。
    騎士パズマンの全曲録音が他にあるかは不明だが、この1枚はこの曲の名盤と言えるでしょう。

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     2021/08/14

    エリック・カンゼル指揮、シンシナティ・ポップス・オーケストラの演奏で収録された映画音楽のアルバムで、スペーストリップと題されたSF映画の音楽を集めた内容となっています。
    カンゼルはこの手のアルバムを多数制作、得意としており、このアルバムでも明快なメリハリのある演奏を聴かせてくれます。
    オーケストラサウンドを全開に使った曲が多く、宇宙空母ギャラクティカ、スターウォーズ、スタートレックといずれもこのコンビの醍醐味が味わえる演奏となっています。
    スターウォーズの王座の間は意外と少ないこの曲の再録盤の中でも良いセンスの演奏です。
    録音の良さで知られたテラークだけあり、そこそこ古めのデジタル録音ながら音はクリアで迫力があります。

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     2021/08/13

    アメリカのレーベル、キャピトルの看板アーティストとして活躍したフェリックス・スラトキン、多数の録音を残しましたが、こんにちでは一部の録音を別にして復刻される事は稀です。
    スクリベンダムから出たこの13枚のボックスは貴重なもので、フェリックスの代表的な音源を集めた内容となっています。
    フェリックスの録音は大雑把に分けてクラシック、ポピュラー、その他で、同じくキャピトルで活躍したカーメン・ドラゴンに比べてクラシックの割合が強めです。
    基本的にはロマン派以降のオーケストラ小品を中心としていますが、バッハなどのバロックや同時代の作曲家まで幅広くレパートリーを誇っています。
    特に同時代の作曲家の作品ではこんにちでは忘れられた作品もあるなど資料的な価値も高いです。
    オケはハリウッド・ボウル交響楽団と、コンサート・アーツ交響楽団、更にコンサート・アーツ・チェロ・アンサンブルと複数の団体が明記されていますが、これらは録音用の団体のはず。
    しかし多少粗さはあっても、演奏は軽やかで軽快な楽しいものばかり。
    アメリカの作曲家も含めてノリ良く聴かせるなどこの時代ならではの演奏です。
    ポピュラー分野ではこのCDでは、ファンタジック・ストリングスとファンタジック・フィドルズを振ったもので、上質なイージーリスニングに仕上がっているのは流石です。
    その他は吹奏楽、言わゆる行進曲ですが、アメリカの団体らしいご機嫌で豪快なコンサート・アーツ交響吹奏楽団とのアメリカ行進曲や、ザ・ライト・ブリゲードとのアーノルドのファンファーレやドラムなどの式典音楽集が収められています。
    録音から相当な年数が経っており、多少の古さはあるものの、録音年代の割に音はそれほど悪くは無いかと思います。
    ただ他のスクリベンダムと同じく編集が雑なところはありますが。
    廉価盤なので解説書などはありません。
    しかしHMVサイトのスラトキンの詳細な解説が載っており、これを読めば充分です。
    今後、本家からここまでのボックスが出る可能性は高くないと思いますので気になるなら早めの入手をお勧めします。

    追記 CD10のガーシュウィンですが、CDの厚紙裏ジャケの収録順と異なっています。
    正しくは1曲目がラプソディ・イン・ブルー、2曲目がパリのアメリカ人、3曲目がポギーとベスです。
    ただこれプレス時の制作のミスなのか、ジャケットの制作時の間違いなのかは不明で、ロットによっては裏ジャケ通りの順に収録されているのもあるかもしれません。

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     2021/08/12

    ヨハン・シュトラウス2世は、1870年代よりオペレッタの作曲を手がけ、その中でも、こうもり、ジプシー男爵、ヴェネチアの一夜あたりはよく取り上げられますが他はあまり知られていません。
    このCDに収録された喜歌劇『女王のレースのハンカチーフ』は1880年に初演された作品です。
    こんにちでは全曲上演は稀な作品ですが、かの10大ワルツの一つ、南国のばらはこの作品から編まれており、その関係で名前だけは有名です。
    この盤は、エルンスト・タイス指揮、ドレスデン市立オペレッタ管弦楽団による演奏で収録されています。
    恐らくはCD時代の最初のアルバムなのですが、演奏はなかなかよくメリハリが付いている。
    歌手も悪くないし随所に南国のバラでお馴染みのメロディが流れており、馴染みやすい。
    尚、楽譜はシュトラウス全集の改訂版を使っている様だ。
    全体で95分程の作品であり、2枚組だと収録時間が余るので、南国のバラの収録でもあってら良かったかもしれない。
    録音はデジタルだけに聴きやすい音質。

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     2021/08/11

    CPOレーベルは近年フランツ・レハールの作品の紹介に力を入れており有名な作品から知られざる作品まで様々な喜歌劇がリリースされています。
    このCDは喜歌劇『クロクロ』を収録したものとなっています。
    この作品は1924年初演で、パガニーニ(1925年)やロシアの皇太子(1927年)微笑みの国(1929年)といった後期の代表曲が書かれた時期の作品です。
    劇中のナンバーにこれといった曲はないですが、脂の乗った時期に書かれただけに随所にレハールらしい美しいメロディが出てきます。
    このCDではレハール音楽祭での蘇演のライヴ録音で3日にわたる録音を編集したものよう。
    マリウス・ブルケハルト指揮、フランツ・レハール管弦楽団の演奏も、出演歌手も作品を知る分には全く問題ない水準で、現在これしか録音がないため十分でしょう。
    録音も良好。

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     2021/08/10

    カールマンの喜歌劇『愉快な騎兵』全曲盤です。
    この作品はカールマンの喜歌劇の中でも初期にあたる作品で、たまに劇中のナンバーが取り出されて歌われたりしているが、全曲盤はかなり少ないはずである。
    少なくとも現在唯一の現役盤であろう。
    愉快な騎兵はカールマン最初のヒット作となった喜歌劇で、有名なマリツァ伯爵令嬢やチャールダーシュの女王の様にハンガリー風の濃厚なメロディが存分に出てきてなかなか楽しい作品だ。
    これらを演奏するのは、ミヒャエル・ホフシュテッター指揮、ギーセン州立劇場フィルハーモニー管弦楽団。
    オケナンバーではライヴ感全開の躍動的な演奏や、歌ものは伴奏に徹するなど座付きオケらしい演奏で、また歌手もなかなかの好演。
    作品を知るには全く問題ないレベルでしょう。
    ライヴ録音ですが音質は良好。
    CDはプラではなく、デジパック仕様です。

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