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Review List of かーる 

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     2026/04/13

    デトロイト交響楽団の黄金時代といえば、恐らく大半の人はポール・パレーの時代を想起するだろう。
    マーキュリーに大量に残した録音を2つのボックスに分けて発売されたもので、とてもありがたい。
    やはりマーキュリーのド迫力のサウンドには未だに驚かされる。
    名盤とされる「オルガン付き」をはじめ、佳作であるショーソンの交響曲、名盤の誉れ高いシューマンの交響曲など、今聴いても全く色褪せない。

    唯一難を言うならば、オリジナルのジャケットと収録に拘ったせいか、CD1枚の収録時間が30分そこそこというものもある。
    オリジナル尊重の気持ちはありがたいのたが、やはりある程度は詰めて頂いて、ボックス全体の枚数を減らしより安価にして頂けると、貧しいリスナーにはありがたい。

    なお、既に第2集の方のボックスはHMV・タワーともに販売終了となっており、早晩この第1集も品切れとなる可能性があるので、お早めの購入をお勧めします。

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     2026/03/18

    名盤の本家からの久しぶりの復刻。
    タイトルロールのウォーレンは、その他のライブ録音と同様に見事なものだ。

    ここで注目すべきは、ジルダを歌うエルナ・ベルガーである。
    彼女は録音された1950年には既に50歳だが、まるで20代の歌手のような若々しさと清純さをたたえた歌唱を披露している。

    彼女は大戦中にドイツに残ったこともあり、メトへのデビューはこの録音の前年の1949年と大幅に遅れた。
    しかしメトデビュー早々「ばらの騎士」のゾフィーで大喝采を浴び、翌年以降のメトへの客演も決まった。
    この時の「ばらの騎士」の録音も残されている(指揮はライナー)

    この「リゴレット」についてもう一つ驚くべきは、ベルガーは原語のイタリア語で歌っていることである。
    当時のドイツではまだドイツ語で歌うことが一般的で、1944年にヘーガー&ベルリン国立歌劇場管と録音した放送用の全曲録音ではドイツ語歌唱となっている。
    つまり彼女はメトでのデビューにあたって、いちから勉強し直したわけである。

    いずれにしてもフルトヴェングラーをして「我らの時代の最良の歌手」と言わしめたベルガーの面目躍如といった録音で、ぜひともオススメいたします。

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     2026/03/15

    ひと昔前まで、ロスバウトが振ったブラームスは、非正規のものが数点ある程度で、彼が振るブラームスは想像の域を出なかった。
    今回、まとまった形でしかも正規音源からリリースされたことに欣喜雀躍の思いだ。

    一番印象に残ったのは、ロスバウトが亡くなる数ヶ月前に録音された第3交響曲だ。
    ゆったりとしてテンポで、しかも経過部は上手い具合にテンポを動かして、次の主題につなげていく。
    まさに巨匠の至芸だと思う。

    こちらのサイトでもお馴染みの評論家がロスバウトのことを「マッドサイエンティスト」などとおもしろ半分に評しているが、この人はきっとスコアも読まずに(読めずに)、ロスバウトを聴いているのだろう。
    彼のベートーヴェンもモーツァルトもハイドンも、スコアを読めば全くデタラメなことはしておらず、しかも人の温かみをちゃんと感じさせてくれるものだ。
    (だからこそ、ハイドン研究の第一人者であったロビンス=ランドンがロスバウトの「オックスフォード」と「ロンドン」を絶賛したのだろう)

    そうしたロスバウトの音楽が、このブラームスのセットでも聴けるので、ぜひともご一聴頂きたい。

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     2026/01/14

    今さらだが、ワーグナー作品を主に感想を。

    個人的に一番嬉しかったのは、ヨッフム指揮によるバイロイトでの「ローエングリン」。
    ニルソンの非常に怜悧な声が映える(役と合っているかは意見は分かれるかもしれないが)。
    また、ヨッフムはDGにスタジオ録音を行いそちらはミュンヘンの歌手をメインにしているが、こちらのバイロイトでのライブの方が出来は良い。

    またサヴァリッシュ指揮による「トリスタン」も実に見事なものだ。
    ニルソンも指揮者もベストの録音は他にもあるかもしれないが、これはこれで貴重な記録だと思う。

    あとは、1957年のバイロイトでのクナの「指環」から「ワルキューレ」の第1幕第3場が収録されている。
    ジークムント役のヴィナイがややつんのめり気味だが、ニルソンのジークリンデはなかなかのものだ。

    上記3つの録音はいずれも様々なレーベルから発売されてきたかと思うが、今回はバイエルン放送の正規音源によるものなので、音質も格段に改善されている。
    特に1957年のクナの正規音源が残されていることは知らなかった。「指環」全曲の正規音源が残されているならば、是非リリースして欲しいものだ。

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     2025/09/22

    音質に関して、既にいくつかご意見が上がっている。
    音質に対する感覚は個人差もあるし、ヒストリカルを聴き慣れてるか否かの差もあるかと思うが、個人的には決して悪くないと思う。

    ミトロプーロス生誕100年の折に、熱烈なミトロプーロスファンがオーナーを務めるDiscantusというレーベルがニューヨーク・フィルやウィーン・フィル、ミネアポリス響とのライブ録音を大量にリリースしたが、その音質に比べると遥かに良好だ。
    音源は恐らくはエアチェックだと思うが、ソースが異なるのだろうか?と思うほどだ(例えばマーラー)。

    他方でDiscantusレーベルからリリースされていたのに、今回のこのBOXでは漏れている録音があるのは残念。
    また曲目のリストがペラ紙1枚というのも残念すぎる。
    表記も杜撰で、例えばフランクの交響的変奏曲のソリストは記載が無かったりする(ルービンシュタインのはず)。

    とは言え、ミトロプーロスのライブ録音をこれほどまとまった形で、しかもかなり格安のお値段で聴けるのはありがたい。

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  • 4 people agree with this review
     2024/07/11

    演奏については今さら付け加えることもない名演だし、各社から繰り返し再発売されている。
    このCDの購入される方の目的は、恐らくは音質の改善だろう。

    冒頭を一聴しただけで、これまでの各社のCDとは明らかに違う別次元の音質だ。
    はっきり言って好悪は別れると思う。ノイズがほとんど消し去られ聴きやすくなったという方もいれば、リマスタリングがやり過ぎだという方もいるだろう。

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  • 11 people agree with this review
     2023/05/02

    どなたも投稿されてないので、僭越ながら。


    まずは本家から纏まった形での復刻に感謝したい。
    Warner以前のEMI時代には、これほど纏まった形でのCD化はされてなかったので、バックハウスやケンプといった同時代の他のドイツ人ピアニストの復刻のペースにようやく追い付いてきたと言える。


    外観については、各CDともジャケットはできる限りオリジナルに近くしてある。


    また、録音日や録音場所も判明しているものは明記されているし、初出のカタログ番号やマトリックス番号なども記載されている。


    収録に関しては、アコースティック期のホモコードへの録音を皮切りに、ほぼ年代順に収録されている。
    復刻も上手くいっており、音質面には不満はない。


    反対に不満な点としては、トラックリストを一覧できるブックレットがなく、各々のCDのジャケットを見ないことには分からないのが不便。


    あとは、第2次大戦開戦の数ヵ月前にニューヨークで行われた米コロンビアへの録音が収録されていないのも残念だ。
    現在、同社の録音がSONYに権利があるためだろうが、この頃のギーゼキングは鬼神の如き演奏を繰り広げていたので、本当に惜しい(気になる方はマイナーレーベルによる復刻盤を探されてみて下さい)


    こうした欠点もあるが、20世紀のピアノの巨匠の録音の集大成としての価値は、それでも全く揺らぐことはないと言える。


    大いにお勧めしたい。

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