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Review List of レインボー 

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  • 1 people agree with this review
     2012/06/25

    フランスピアノ協奏曲の傑作と言われる、ラヴェルの2つの協奏曲を収録している。
    クライニーのピアノは透明なサウンドが印象的で、良いと思う。
    プラハ交響楽団と言えば、プラハの数多いオケの中でも微妙な知名度、録音も多いとはいえないが、そんな数少ない録音では良い演奏が多い気がする。
    このCDでも、ビエロフラーヴェクの指揮の下、優れた演奏を聴かせてくれます。
    1984年録音と、もう20年以上前の録音ですが、音質は良いです。
    尚、このCDの音源はスプラフォンが原盤。

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     2012/06/23

    ボンテンポとスッペのレクイエムを集めた好企画盤。
    元々はそれぞれ一枚づつ発売されていたはずです。
    どちらの作品も、モーツァルトのレクイエムを手本としたような作品です。
    スッペのレクイエムは、オペレッタで人気が出る前の1855年の作品で、一聴しただけでは、スッペとはわからないシリアスな音楽です。
    しかし、僅かに後年のオペレッタ時代のアリアを思わせるような所もあります。
    恐らくポルトガルのオケでは一番有名な、グルベンキアン財団管弦楽団と、M.コルボの指揮による演奏で、水準ななかなか高いです。
    音質は特に問題ないレベル。
    スッペは拍手あり。
    どちらの曲もあまり録音はありませんし、また価格も安いですし、入門盤にもおすすめです。

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     2012/06/22

    イギリスの軍楽隊のCDは色々と出ておりますが、このCDはどうもミリタリー・ミュージックを集めた物のようです。
    その為か、ほとんどが行進曲です。
    N.J.グレース大尉指揮、イギリス王立海兵隊コマンド訓練センター軍楽隊という団体が演奏しています。
    このCDでは、プリマス海兵隊軍楽隊からの支援奏者も含めて40名前後の人数で演奏されています。
    が、正直演奏の仕上がりは微妙な所で、技術的に問題はないのですが、特にこれと言った所がないのが辛い所。
    良く言えば、可もなく不可もなくと言った所。
    尚、何曲かナレーションが入っているのですが、曲の頭だったり、曲と被っていたりしてちょっと邪魔です。選曲はイギリス好みの渋い物で、音質は良いのですが、基本はマニア向きのCDだと思います。

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     2012/06/21

    1990年に発売された日本のマーチ戦前編の続編とも言えるのがこのCDです。
    このCDの最大の売りはなんといっても選曲、それも珍しい曲ばかりを集めたファン向きの一枚。
    タイトルでもある、進め!荒鷲(深海善次作、深海氏の作品はあと2曲収録されているがこれらも名作)や航空日本、威風堂々(陸軍軍楽隊作)はもっと演奏されても良いのではないだろうか。
    演奏は、陸上自衛隊中央音楽隊、指揮:古荘浩四郎3等陸佐(5〜6、12、18)
    海上自衛隊東京音楽隊、指揮:谷村政次郎2等海佐(1〜4、7〜11、13〜17、19〜20)
    陸上自衛隊中央音楽隊の演奏はどちらかと言えば、重心が低めの演奏だが、古荘3佐のタクトもあってなかなかの好演。
    海上自衛隊東京音楽隊は谷村隊長お得意のジャンルなので、その豪快なサウンドも手伝って個性が光る好演をしている。
    収録曲は録音がほとんどないので、このCDは貴重だが、演奏のよさもあり、資料以上の鑑賞用にも行ける一枚。
    音質は良。

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     2012/06/20

    オーマンディがメトロポリタン歌劇場管弦楽団と共演した、シュトラウスの『こうもり』。
    1951年1月20日のライヴ録音。言葉の多いオペレッタは、上演国の言語に訳されて演奏される事が多く、このCDも英語訳で歌われている。
    オーマンディのこうもりは実は同年の12月にもメトでの録音が残っており、歌手も一部共通だが、一部違う点もある。(分かりやすいのがバレエ曲で、1月に録られた本CDは、南国のバラが使われているが、12月に録られた盤は、加速度円舞曲である)
    演奏はともかくノリが良い!と言う所がこのCDの聴き所、明るく健康的なミュージカル風の仕上がりはいかにもアメリカ好みだ。
    録音年代のわりには音質が良い。
    オペレッタ・ファン、こうもりファンは一枚持っておいて良いかも。

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     2012/06/19

    レオポルド・ルートヴィヒのチャイコフスキーのシンフォニーは既に、コロムビア・オイロディスクシリーズから5番の名演がリリースされていますが、ついに第6番の登場です。
    こちらも5番同様の名演、劇的とは言えないかも知れませんがガッチリとしたドイツ的なハンブルク国立フィルのサウンド、そしてルートヴィヒが作り出す音楽は安心して聴けます。
    オマケ(?)のドヴォルザークはモラヴィア出身のルートヴィヒならではの、素朴な味わいがある演奏です。
    録音年代を考えれば音質は良。
    知られざる巨匠、ルートヴィヒを知るには打ってつけのCDです。

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     2012/06/16

    19世紀のクラシック音楽界はリストやパガニーニといった名人がひしめいた時代でもありましたが、ヴュータンもその一人です。
    このCDに収められた、第4番、第5番のヴァイオリン協奏曲は彼の代表作として知られている作品です。
    このCDは1963〜66年にかけてパリで録音された物で、ベルギー生まれのグリュミオーが弾いています。
    グリュミオーの音楽は美しく、名盤のひとつでしょう。
    また、ロザンタール指揮するコンセール・ラムルー管弦楽団のサポートも良。
    あまりCD化されないロザンタールの貴重な音源でもあります。
    音質は年代を考えれば十分なレベルだと思います。

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     2012/06/15

    題名通りの内容です。
    大体19世紀終わりから20世紀半ば位の作品のようで、日本でチェコの行進曲はなかなか聴けないので貴重な盤だと言えるでしょう。
    行進曲と言えば、吹奏楽で演奏されるのが一般的ですが、このCDでは管弦楽、それも、V.ノイマンとチェコ・フィルハーモニー管弦楽団というビッグ・ネームで!演奏されています。
    お国物とあってか、演奏は良く、チェコ・フィルの暖かい音色とキレの良い演奏は楽しいです。
    音を楽しむと書いて音楽ですが、この演奏はまさにそれです。
    尚、フチークの何曲かは、ノイマン&チェコ・フィルはワーナーにも音源がありますがそれとは別音源です。
    音質はまあまあ。

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     2012/06/12

    これは良い!
    日本での知名度は正直微妙なロビンソンだが、本当に楽しそうにフルートを奏でているのが、スピーカーから伝わってくる。
    伴奏の浅妻文樹指揮、東京アカデミー・アンサンブルも録音は少ないと思うが、時にはソロに負けない位濃密な音楽を聴かせてくれる。
    尚、全曲、作曲家の青島広志による編曲のようだ。
    1981年に石橋メモリアル・ホールで録音された物で録音から、30年たっているが音は悪くない。
    演奏も良いし、価格も安いので入門用にも良いと思う。

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     2012/06/11

    ビクターは貴志康一の作品を沢山録音し、この作曲家の再評価に繋がる数々の音盤を残しました。
    これもその一つで、1994年に小松一彦指揮、サンクトペテルブルク交響楽団で録音された物、『交響曲仏陀』『大管弦楽のための組曲』からの抜粋を収録しています。
    夭逝の作曲家と言われるだけあり、音楽は素晴らしいのですが、やはり演奏の良さもあっての物。
    ロシア・オケの演奏ながら、日本的な節回しを見事に出しています。
    そして、しっかりロシアン・サウンドも聴けますし、歌う所は歌っています。
    今回の発売で安くなりましたし、音質も良いので、日本の管弦楽曲が好きな方は是非聴いて見てください。

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     2012/06/10

    ピエール・デルヴォーは、好きな指揮者の一人だし、CDも安かったので買ってみたのだが、これは良い。
    それぞれの楽器は良く歌っているし、音楽が実に生き生きとしている。
    デルヴォーとハンブルク国立フィルの組み合わせは珍しいと思うのだが、上手い事合っているようだ。
    (ライナーでも書かれているが)ファーストチョイスには向かないが、何枚か聴いて来た人にはおすすめ。
    1960年代の録音との事だが、年代を考えれば、音質は悪くないし、許容範囲だと思います。
    こういうCDは廃盤になるとなかなか復活しません、欲しいと思ったらすぐ入手する事をおすすめします。

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     2012/06/08

    最近めっきり新譜を見なくなった、ボストン・ポップスですが、このCDで降ってるウィリアムズが指揮者をしていた頃は活発に録音していました。
    このCDは1990〜91年に録音された物で、アメリカン・マーチを集めたCDです。
    スーザを中心に、接続曲やスウィング調の曲等色々な曲を収録しています。
    ウィリアムズの自作もあります。
    しかし、演奏のほうはどこか精彩を欠くと言うか、正直微妙な所です。
    録音ももう少し鮮明な方が良いです。
    どちらかと言えば、オケや、指揮者のファン向きのCDでしょう。

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     2012/06/07

    2010年に発売された『木陰の散歩道〜ベスト・オブ・マーチ』の続編にあたるCDです。
    演奏も前作と変わらず、武田晃隊長指揮する、陸上自衛隊中央音楽隊によるものです。
    前作『ベスト・オブ・マーチ』は、マーチの基本である軍楽曲から、クラシック・マーチ、コンサート・マーチと言われるジャンルまで幅広くカバーし、かつマイナーな曲も多い意欲的な選曲のCDだったのですが、その分マニア以外は取っつきにくかったのか、今作は、有名な曲(軍楽系行進曲中心)が多く、取っつきやすいと思います。(その分、目新しさはないかも)
    また、陸上自衛隊制式行進曲の『大空』『陸軍分列行進曲』が新録音されたのは快挙だと思います。
    ちなみに日本の曲は自衛隊関連の行進曲ばかりという面白い物で、『我が山河』は恐らく初録音。
    でも、どうせなら『飛翔』とか『祝典ギャロップ』とか、録音の少ない名曲も入れて欲しかったなぁ。
    楽譜はコンサート用に手直しされた物もあるのですが、基本はオリジナルか伝統的な譜面を使って演奏されています。
    中音の演奏は、現代的な柔らかい響きですが、正攻法の演奏で、ムラなく、一級品に仕上がっているのは流石です。
    ちゃんとそれぞれの国のカラーも出ていて良いですし、ここ数年のマーチのCDでも良作に入るのではないでしょうか。
    尚、個人的に良かったのは、『大空』『陸軍分列行進曲』等の日本の行進曲と、『フランス軍隊行進曲』でした。
    2011年9月の録音、音質は問題ないですが、もう少し(楽器が)鮮明に聴こえてくれたほうが良かったかも知れません。
    ただ、CD層での感想なので、SACD層で聴いたら違って聴こえるかも知れません。
    総合評価すれば、演奏も悪くないですし、選曲も良い感じですし、前作より良くなっておすすめです。
    ただ、値段が中途半端に高いのが唯一の難点かも。
    それがなければ星満点の評価でしたが…
    でも第3弾、是非とも発売して欲しいですね。

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     2012/06/06

    1990年に発売されたキングのマーチ・シリーズの一枚で、スーザの作品を集めたCDです。
    代表作10曲は全て収録されている上、現在でもあまり録音のない曲も収録されており、スーザ入門から、ファンまで満足の選曲と言えます。
    演奏は、航空自衛隊航空中央音楽隊、進藤潤2等空佐指揮によるものです。
    空中音の演奏、軽快な演奏かと思っていたのですが、意外にも どっしりとした演奏でした。
    ずば抜けての名演はないのですが、音楽隊らしいムラのない安定した演奏は流石です。
    1988〜1989年に、武蔵村山市民会館、入間市民会館で録音された物で、音質は悪くないのですが、低音がもごもごした録音なのは残念。

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     2012/06/05

    毎年秋にイギリス空軍が主催している音楽祭、このCDはその1999年版です。
    以前はライブ録音でしたが、このCDはアクスブリッジで録音されたスタジオ盤で、20ビットデジタルリマスタ、音質については良いです。
    ロブ・ウィッフィン空軍中佐指揮する、イギリス空軍合同軍楽隊による演奏。
    クラシックからポピュラーまで色々と収録されていますが、一番良いと思うのはやはりマーチですね。
    このCDでは、タイケ『旧友』とディビス『イギリス空軍分列行進曲』の2曲しかありませんが、どちらも速めのテンポでキレの良い名演です。
    とても楽しい一枚なので、吹奏楽ファンはもちろん、色々な方におすすめ。

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