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Review List of 一人のクラシックオールドファン 

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     2011/01/29

    以前LPでチャイコフスキーとシベリウスのセットのオイストラフ/オーマンディによるヴァイオリン協奏曲を聴いていました。ある意味当時は定番で前者はロシア物、後者は当時シベリウス演奏には定評のあったオーマンディという物でした。本盤も同セット物で、チャイコフスキーの協奏曲は1959年収録・・・ハイフェッツ、スターン、ミルシィティン等々ロシア出身のヴァイオリニストが米国で特に1950年代に入って積極的に収録され始めた時期・・・でタイム的には@18’49A6’39B9’39とその演奏と共にバランスのとれた仕上がりになっております。第1楽章骨太なバックの下余裕たっぷりにゆったり音も豊穣に鳴ります、途中オーケストラの華やかな「山」の後やや単調な処も見受けられますが大満足。カデンツァも重みがありじっくり攻めて行きます。第2楽章美しい音色にロシアの土俗性が共存します、そして最終楽章はもう少しバックは興奮して欲しい気もありますがヴァイオリンの方は大きく時にはアクセントをつけ節目をつけて結びへ・・・。とにかく単に最近の若い女性ヴァイオリニストの弾く同曲とは・・・勿論これはこれで魅力的なのですが・・・スケール観というか次元が違うようです。オイストラフの同曲演奏盤はこれ以外にも結構あって1954年コンヴィチュニー/SKDO、1955年クレツキー/SFO、1957年コンドラシン/SSSO、1968年ロジェストヴェンスキー/MPO等夫々の共演盤があり聴き比べもされたらとも思います。シベリウスのヴァイオリン協奏曲(タイムは@14’52A8’22B7’25)も1959年の録音、オイストラフの充実期(オイストラフ51歳)・・・スバリこの曲に合っているかは疑問ですが安定した演奏でもう少し切羽詰った緊迫感も欲しいとは思いました。しかし本盤私は最高ランクにおきたいです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/29

    本盤は現在廃盤であり私自身既に簡単なレビューを2009/1に書き込んでいますがブラームスの方も聴いたのでデータ的なものも合わせて少し付け加えておきたいと思います。従ってランクを上げさせていただきます。シェリングはブラームスの協奏曲を何回も録音しており本盤は1962年ドラティ/LSOのバックで録った演奏タイム@22’44A9’00B8’07と他の私が判明している分の他のシェリング盤(1958年モントゥー/LSO@21’54A9’22B7’58、1973年ハイティンク/ACO@23’19A9’27B8’43)と微妙な違いがあっても気になるほどではありません。それよりシェリングがドラティの伴奏で録った諸協奏曲同様大変明快な演奏で第1楽章分厚いゆっくりした出だし、やや高弦がキンキン気味。ヴァイオリンが入る前の静けさが対照的な効果をもたらせます。そして堂々とヴァイオリンがお出まし。第2楽章もゆったり管中心でスタートしますが健康的な展開。最終楽章はキツイ踏み込みで活き活きしたもの。全体として楷書的な感じの演奏です・・・ドラティの特徴かも・・・。シェリングには上記の他に1955年シューリヒト/FSRO更には本盤と同年1962年パレー/PCO(シェリング44歳、但しこれはDVD)共演分がある様です。ハチャトゥリアンの協奏曲の方は1964年録音、タイム@14’44A8’52B9’17となっております。以上ご参考までに・・・。 (タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/28

    1999年アーノンクール70歳の時RCOを振っての「新世界」交響曲ライブ録音です。私は以前同じ組合せでのドヴォルザーク交響曲第8番が大変気に入った事があったのですがこれもその後期ドヴォルザーク交響曲シリーズの一環として聴きました。第1楽章出だしから随所に新発見がありますが主部への移行は割りとアッサリ目。RCOのサウンドは勿論土俗的ではなく美しく聴かせる意識が無くても旋律美をビロード弦が奏でます。普通聴き流しているフレーズも時としてクローズアップしてくれ新鮮さ満載。演奏は反復されておりコーダは歯切れよく畳み掛けます。第2楽章の有名な主テーマの運びは比較的テンポ速いものの各声部がはっきり分かります、後盤の室内楽的味わいが素晴らしいです。第3楽章、RCOに似つかわない未開拓分野の様なエネルギーを秘めて進めいよいよの最終楽章ではアーノンクールらしい生々しい弦の動きが聴き処・・・多分楽器配置による処も大きいのではないでしょうか。充実した管がメインとなって息もつがせぬアージャント気味。しかし最後の〆結びはゆっくりとし引き摺り対照的にします。演奏タイムは@11’22A12’16B8’19C10’51となってバランスからすれば少し最終楽章が心もち短め・・・? 余白の交響詩「水の精」(21’08)はドヴォルザークが交響曲から交響詩作曲家への移行を示す印象画的作品で余り普段聴くことはないのですが分り易い「水の精」テーマ動機を中心に曲運びがなされます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/28

    1976年バレンボイム(34歳頃)が首席を務め出したOPを振ってのフランク交響曲の録音演奏でタイムは@18’44A10’05B11’27と印象的には楽章を進める毎に時間をかけているという感じです。マァ、オーケストラがOPなのでお手の物なのでしょう。カラヤンも確かこのオーケストラに関与していた時この曲を吹き込んでいますし後年やはり関与指揮者のビシュコフも同様・・・というわけで現在担当のP.ヤルヴィもビゼー辺りから入ってひょつとしたらフランクに手をつけるかも知れず楽しみではあります。さて、本盤バレンボイムの指揮は分厚いサウンドをベースに明るめのトーンで私には少し乾燥した肌合いを感じさせます。第1楽章の出だしは余り重々しくないものの踏み込みは深く各声部は明瞭に聴こえます。「うねり」に乗りながら前進しますがコーダの宗教的な境地へは混濁した様を呈しました。第2楽章、弦ピチカートに乗って管が思索的に彷徨し綾を織って行きますがやや散漫さを露呈。最終楽章は明転舞台でオルガンを意識した音作りがバレンボイムの強かさにより循環形式に活きて来ます。この最終楽章は芳醇さというかエレガントさもあり輝かしいクローズも結構頑張っているなぁと思いこの楽団を担当するに当たっての入団テストみたいな感じを受けました。結局バレンボイムは1975〜1989年の長きにわたってこの楽団と仕事をすることとなったスタート記念的な録音演奏ではあります。もう一つの交響詩「プシュケ」(タイム@10’26A3’03B4’19C8’36)は未聴ですのでOKランクとしておきます。 (タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/27

    1976年バレンボイム(34歳頃)が首席を務め出したOPを振ってのフランク交響曲の録音演奏でタイムは@18’44A10’05B11’27と印象的には楽章を進める毎に時間をかけているという感じです。マァ、オーケストラがOPなのでお手の物なのでしょう。カラヤンも確かこのオーケストラに関与していた時この曲を吹き込んでいますし後年やはり関与指揮者のビシュコフも同様・・・というわけで現在担当のP.ヤルヴィもビゼー辺りから入ってひょつとしたらフランクに手をつけるかも知れず楽しみではあります。さて、本盤バレンボイムの指揮は分厚いサウンドをベースに明るめのトーンで私には少し乾燥した肌合いを感じさせます。第1楽章の出だしは余り重々しくないものの踏み込みは深く各声部は明瞭に聴こえます。「うねり」に乗りながら前進しますがコーダの宗教的な境地へは混濁した様を呈しました。第2楽章、弦ピチカートに乗って管が思索的に彷徨し綾を織って行きますがやや散漫さを露呈。最終楽章は明転舞台でオルガンを意識した音作りがバレンボイムの強かさにより循環形式に活きて来ます。この最終楽章は芳醇さというかエレガントさもあり輝かしいクローズも結構頑張っているなぁと思いこの楽団を担当するに当たっての入団テストみたいな感じを受けました。結局バレンボイムは1975〜1989年の長きにわたってこの楽団と仕事をすることとなったスタート記念的な録音演奏ではあります。もう一つの交響詩「プシュケ」(タイム@10’26A3’03B4’19C8’36)は未聴ですのでOKランクとしておきます。 (タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/26

    交響曲第3番は1975年バレンボイム当時33歳の頃の演奏録音です。演奏タイムとしては@9’55A9’31B7’23C7’35となっていますが第1楽章での展開がかなりテンポが速く感じられ又第3楽章、最終楽章も結構躍動感に溢れこの循環方式の曲を前述のタイムより更に短い印象を持ちました。第1楽章CSOのメリハリ機能も効き曲の変化をすばやく捉えた演奏です。続く楽章は一転してゆっくりと運ばれオルガンも美しく静かに奏でられます。引き締まった第3楽章はテンポがやはり速め、ピアノ、トライアングル等が加わるのですがその分離感が独特で少し不自然とは思いました。しかし最終楽章への準備怠りなく次に進め荘重なオルガンがやや明るめなサウンドで入ります。弦の食い込む様な様子は演奏の良い意味で若さ・躍動感といったものを聴きました。ここは味わいより若さを採りたいですね。最終コーナーややなし崩し的な感じもしますがオルガンと抉るような弦が賑やかな内に最後早目の管楽器、ティンパニーでダメ押しし堂々と引っ張ってのフィナーレです。通しては結局オルガンの効果を強調した演奏となっているのは当然だと思います。OPとの1978,1980年録音の小品三曲、いずれも分り易い演奏で好感を持ちました。「サムソンとデリラ」バッカナール(タイム7’11)はヘブライ・オリエンタルムードで官能的な踊りに託した曲で何か「血」を感じました・・・バレンボイムに合った曲であり演奏。「ノアの洪水」(7’32)は作曲者がヘンデルオラトリオを研究した成果でもありそのバロック的な節回しが聴け又ヴァイオリン単独でも取り上げられる曲だそうです。「死の舞踏」(6’46)はもう有名な交響詩で不気味かつユーモラスなヴァイオリンの調べが独特ですね。全体何故か私はこの盤で「若さと演奏」というものを意識してしまいました・・・バレンボイムが私とほぼ同世代だからかもしれません・・・私自身の年齢を意識したのでしょう。本盤仕様チェックはしておきましょう。素晴らしいランクの演奏です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/25

    ギレリスとベートーヴェンとは比較的近いイメージを私は持っています。そういうわけではありませんがギレリスが弾く「皇帝」協奏曲盤は何種類かあり手元資料を見て録音年とバックをメモしておきますね・・・・1957年ルートヴィッヒ/PHO、1958年ザンデルリング/LPSO、1968年セル/CLO(本盤)、1971年ベーム/CPO、1974年ヴァント/WGRSO、1976年マズア/USSRSSO・・・と言った具合です。さて、本盤はギレリス56歳、セル71歳の頃の演奏録音で双方円熟期、前者は鋼鉄ピアニスト、後者は精密機械バックという先入観を持って聴きだしましたがどうも様子が異なります(この辺りは先の東京の方のレビューにも触れられている通りです)。第1楽章の出だし・・・大変微妙なタイミングが面白く続いて余り構えを大きくしない伴奏がしっかりした構築性を見せますが機能一点張りではない処がセルが変化したのかと思わせます。ピアノも若い頃のバリバリ突き進むのではなく又フォルテパッセージでも「迫力」という次元から一つ飛びぬけた余裕を感じさせそれよりもデリケートな処を効果的に聴かせてくれます。第2楽章はコラール風にゆっくりした楽章なので当り前なのですが妙にシットリ過剰感を植えつけない処に好感を持ちました。続いて入って行く最終楽章でピアノの強靭さは少し戻りますがこの繰りかえし的な曲想の多い楽章に執拗さを与えません。マァ我を張るのではない肩の力が抜けた感じて゜〆に向かって音量を絞りティンパニーを一旦スローダウンさせた後のオーケストラの全奏でも微妙なタイミング(私の聴き方が悪いのかもしれませんが敢えて申し上げれば「ズレ」なのでしょう)がおもしろいです。彼らの変化しつつある本盤演奏・・・より普遍的になった・・・で往年演奏を聴き知る身としては正直複雑な気持もしております。演奏タイムは@20’13A8’57B10’31と他の演奏と顕著な過不足はありません。余白に入っている三つの変奏曲・・・「アテネの廃墟」からの「トルコ行進曲」の主題による6つの変奏曲(タイム7’14)、「森の乙女」のロシア舞曲の主題による12の変奏曲(同11’43)、創作主題による32の変奏曲(同10’28)・・・初めて聴く曲もありますがひよっとしたら結構力作揃いで本盤の目玉かもしれませんね。仕様改善も寄与しております、最高ランクにしておきましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/24

    フルトヴェングラーのブラームス交響曲第1番は演奏・音源種類等でいろんな盤があり演奏種類からは1952年1月のVPO、同年2月のBPOとのものが上位にランクされています。私は前者をEMI-CDで後者をDGG-LPで聴いておりますが生々しいライブの迫力、指揮者の心のウネリが直接捉えられている点で音は多少こもっているものヽLPでの後者つまりベルリン・フィルとの演奏に傾いてはいます(ウィーン・フィルとの盤はもう少し整っています)。つまり本盤の演奏(この演奏にも何種か盤がありますが本盤もその内の一つ)が一期一会的で繰り返し聴くということに執着しなければ最高かと思われます。なお、演奏タイムとしては@14’35A10’35B5’16C17’02で特に特徴はありません。彼の演奏は出来具合のブレもありますので他の約10種類(内、BPOを振ったものは本盤演奏以外には1945年(4楽章のみ?)、1953年各演奏分が残されています・・・)も聴きたいとは思いますが先ずこの2点を聴き込んでみてからです。次に同じ1952年BPO収録(演奏タイム@11’55A12’10、第1楽章は反復無し)の「未完成」は彼のやはり10種近い録音記録の内かなり名演の方だそうで勿論私など全てを聴いているわけではありませんのでその評価を信ずることとして実際聴いてみて説得性高い演奏と思いました。BPOとの「未完成」演奏には本盤演奏以外に1944年(1楽章のみ)、1948年、1953年、1954年の各ライブ録音があります。同じ曲でも指揮する毎にその演奏が異なるフルトヴェングラーならではと言った処でしょう。「未完成」については私は平凡だけれどこの演奏とワルター/コロンビアSOやシューリヒト/VPOの演奏が好きでこのフルトヴェングラーのものは第1楽章じっくり取り組んだ結果の「説得性」かと思います。いずれにしてもこの二曲についていろいろな手を変え品を変えいろんな盤がこれまでも出ていますが本盤もフルトヴェングラーのこの二つの演奏が入っていることというわけで最高にします。 (タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/23

    今年の春、もうすぐシノーポリが亡くなってまる十年、早いものであります。私とほぼ同世代だけに亡くなった当時複雑な気持になったものです。本シューマン交響曲全集盤の内、私は第4番を聴いておりますので断片的ですが感じた事を書かせていただき何らかの参考になれば幸甚であります。よく彼について触れられる事は精神医師としてのキャリアが指揮者であることに何らかの影響をもたらせたり或いはユダヤ系であることが演奏底流にあるのでは云々とか・・・予断には過ぎないと思いつつそれだけシノーポリには理知と情熱との共存(考えれば普通の人間ならば誰でも多かれ少なかれそういう事はあるのですが)が演奏特徴に結び付けられているのかもしれません。そしてシューマンの交響曲には得てしてそうした予断と合致する一筋縄では行かない要素を持っていると特にシノーポリの演奏を聴き思ってしまいがちになりました。さて、第4番(演奏タイム@11’45A3’50B5’44C9’09)、全体としてはSKDの重厚かつ渋みのあるサウンドが少しゆったりとしたテンポにのって楽しめます。第1楽章はそうした重々しい中の明るさが印象的で統一感ある動機を縦にし横にし変えつつ進みロマン的なしなやかな響きも垣間見せます。最後のじわじわ攻めあげる上手さは秀逸。ゆっくりした管が奏でられソロ・ヴァイオリンが変奏風に加わって来る第2楽章では決してそのソロを伴奏から浮き立たせません。第3楽章・・・この楽章は私たちの小さい頃TVニュースのバックによく使われていた楽章・・・での走り動機には弾力性があり中間部の優しさも捨てがたいものです、切れ目無く最終楽章なのですが次第にもたげて来る弦、夜明けを告げるような管楽器の辺りはシノーポリの時として見られる不自然さとは無縁、実に自然体でソフト感さえ与え明転していく模様にもメリハリが効き素晴らしいですね。このシューマン交響曲全集は1992〜1993年シノーポリが48歳の頃の録音演奏で時期的には充実したものでしょう。他の第1,2,3番交響曲については例によってデータをメモしておきましょう。第1番(タイム@10’27A7’06B6’12C8’43)、第2番(同@12’12A6’44B9’36C8’30、なお、1983年収録VPO分は@11’58A6’55B11’19C8’04でありややタイム上は異なる印象を受けます)、第3番(同@9’15A6’35B5’23C5’32D5’33)であり他の方のレビューと共に参考にして下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/22

    懐かしい演奏盤が出ました(以前重量LP盤で出た時も嬉しかったのですが・・・)。1957年録音のシルヴェストリによる「新世界」交響曲は私は国産CDで大分以前に買ったものを聴いています。演奏は他のシルヴェストリの演奏と同じように個性あふれるというかアプローチ上荒削りに仕上げている処・・・例えばテンポも他の指揮者よりは速いと思われる第1楽章と終楽章と比較的じっくり聴かせる第2楽章との対照さが効果を観るようです。演奏に対しては私は素晴らしいランク・・・FSROがよくついてきているなぁ・・・付けしておきます。タイム的には@8’48A13’26B7’57C10’44となっている事をチェックしても今述べた点は明らかかと思います。決して粗野ではないのだけれど彼の体臭に接せられるひと時かもしれません。一方ヴァイオリン協奏曲の方・・・同じ1957年録音のスタインバーグ/PBSOバックの本盤(@9’08A10’40B9’23)はミルシティン本来?の技術・クールさが良い悪いは別に味わえ後年盤の老成ぶりと趣を異としています。ミルシティンと言うとその貴族的容貌に相まったスッキリ・端麗な演奏がこの協奏曲演奏盤にフィットしているかどうか・・・。第1楽章の印象的なラプソディツク出だしにもう少し熱っぽさが欲しいと思った事がありました。切れ目なく続く歌謡風の第2楽章は綺麗に進めて最終楽章の舞曲風は正確そのもので無難と言えば無難。バックのスタインバークもミルシティン同様冷静な対応といった処。他に1951年ドラティ/MPSO(@10’16A10’19B9’13)、1956年クレツキー指揮ケルン・ギュルツェニッヒOライブ演奏(タイム不明)盤があり更にミルシィティンは後年(1960年代半ば)この協奏曲をデ・ブルゴス/NEWPOと共演(タイム@9’10A10’30B9’25)でEMIに収録しております。私の印象ではやや第一線にポピュラーとは思われないこの協奏曲とグラズノフのヴァイオリン協奏曲(こちらはミルシティンの師匠アウワーに献呈されたという経緯がありますが)を結構ミルシティンは録り直ししている処、彼の意図に何があったのかちょっと演奏を聴き比べ知りたいですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/21

    ドヴォルザークのチェロ協奏曲、戦前の代表的演奏としていろいろ同音源異盤が過去から出ており現在HMVカタログに載っている物について本コメントを書き込みいたします。演奏(1937年録音)はセル/CPOのやや性急・直截とは感じる処はあるもののしっかりきびきびしたサポートにより技術的にも精神的にも充実したカザルス当時61歳の健康的な骨太の演奏が聴けます。演奏タイムは@13’30A10’30B10’35とどちらかと言えばコンパクト。楷書的なアプローチでもあり後年1960年シュナイダー指揮プエルトリコ・カザルス祝祭O収録盤(@14’35A11’10B12’05)とは勿論様子が異なる様です(私は1960年盤は聴いておりません)。多分技術は追いつかないカザルス自身の加齢から来る熱っぽさ、バックの違い、スタジオ・ライブの違い?そして録音の違いが影響しているのでしょう。しかし本盤第2楽章など曲想もさることながらセルも単に直截的に終わらない伴奏で結構感銘度が高得点だとは思います(セル伴奏と言えば1962年BPOを振ったフルニエ盤・・・@14’51A11’30B12’28も有名ですね)。私の盤は駅物廉価盤なのにCPOの美音質はしっかりとらえられていますので本盤を含めHMVカタログ各同演奏盤は鑑賞には差し支えないと思いますが夫々HMVその他のレビューを参考に選択を楽しまれたら良いでしょう。ここではこの曲の存在感ある代表演奏であるというポイントだけ押えておきますね。他の収録曲は未聴ですので本盤当面OKランクとさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/20

    ドヴォルザークのチェロ協奏曲、戦前の代表的演奏としていろいろ同音源異盤が過去から出ており現在HMVカタログに載っている物について本コメントを書き込みいたします。演奏(1937年録音)はセル/CPOのやや性急・直截とは感じる処はあるもののしっかりきびきびしたサポートにより技術的にも精神的にも充実したカザルス当時61歳の健康的な骨太の演奏が聴けます。演奏タイムは@13’30A10’30B10’35とどちらかと言えばコンパクト。楷書的なアプローチでもあり後年1960年シュナイダー指揮プエルトリコ・カザルス祝祭O収録盤(@14’35A11’10B12’05)とは勿論様子が異なる様です(私は1960年盤は聴いておりません)。多分技術は追いつかないカザルス自身の加齢から来る熱っぽさ、バックの違い、スタジオ・ライブの違い?そして録音の違いが影響しているのでしょう。しかし本盤第2楽章など曲想もさることながらセルも単に直截的に終わらない伴奏で結構感銘度が高得点だとは思います(セル伴奏と言えば1962年BPOを振ったフルニエ盤・・・@14’51A11’30B12’28も有名ですね)。私の盤は駅物廉価盤なのにCPOの美音質はしっかりとらえられていますので本盤を含めHMVカタログ各同演奏盤は鑑賞には差し支えないと思いますが夫々HMVその他のレビューを参考に選択を楽しまれたら良いでしょう。ここではこの曲の存在感ある代表演奏であるというポイントだけ押えておきますね。他の収録曲は未聴ですので本盤当面OKランクとさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/19

    ドヴォルザークのチェロ協奏曲、戦前の代表的演奏としていろいろ同音源異盤が過去から出ており現在HMVカタログに載っている物について本コメントを書き込みいたします。演奏(1937年録音)はセル/CPOのやや性急・直截とは感じる処はあるもののしっかりきびきびしたサポートにより技術的にも精神的にも充実したカザルス当時61歳の健康的な骨太の演奏が聴けます。演奏タイムは@13’30A10’30B10’35とどちらかと言えばコンパクト。楷書的なアプローチでもあり後年1960年シュナイダー指揮プエルトリコ・カザルス祝祭O収録盤(@14’35A11’10B12’05)とは勿論様子が異なる様です(私は1960年盤は聴いておりません)。多分技術は追いつかないカザルス自身の加齢から来る熱っぽさ、バックの違い、スタジオ・ライブの違い?そして録音の違いが影響しているのでしょう。しかし本盤第2楽章など曲想もさることながらセルも単に直截的に終わらない伴奏で結構感銘度が高得点だとは思います(セル伴奏と言えば1962年BPOを振ったフルニエ盤・・・@14’51A11’30B12’28も有名ですね)。私の盤は駅物廉価盤なのにCPOの美音質はしっかりとらえられていますので本盤を含めHMVカタログ各同演奏盤は鑑賞には差し支えないと思いますが夫々HMVその他のレビューを参考に選択を楽しまれたら良いでしょう。ここではこの曲の存在感ある代表演奏であるというポイントだけ押えておきますね。他の収録曲は未聴ですので本盤当面OKランクとさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/19

    ドヴォルザークのチェロ協奏曲、戦前の代表的演奏としていろいろ同音源異盤が過去から出ており現在HMVカタログに載っている物について本コメントを書き込みいたします。演奏(1937年録音)はセル/CPOのやや性急・直截とは感じる処はあるもののしっかりきびきびしたサポートにより技術的にも精神的にも充実したカザルス当時61歳の健康的な骨太の演奏が聴けます。演奏タイムは@13’30A10’30B10’35とどちらかと言えばコンパクト。楷書的なアプローチでもあり後年1960年シュナイダー指揮プエルトリコ・カザルス祝祭O収録盤(@14’35A11’10B12’05)とは勿論様子が異なる様です(私は1960年盤は聴いておりません)。多分技術は追いつかないカザルス自身の加齢から来る熱っぽさ、バックの違い、スタジオ・ライブの違い?そして録音の違いが影響しているのでしょう。しかし本盤第2楽章など曲想もさることながらセルも単に直截的に終わらない伴奏で結構感銘度が高得点だとは思います(セル伴奏と言えば1962年BPOを振ったフルニエ盤・・・@14’51A11’30B12’28も有名ですね)。私の盤は駅物廉価盤なのにCPOの美音質はしっかりとらえられていますので本盤を含めHMVカタログ各同演奏盤は鑑賞には差し支えないと思いますが夫々HMVその他のレビューを参考に選択を楽しまれたら良いでしょう。ここではこの曲の存在感ある代表演奏であるというポイントだけ押えておきますね。他の収録曲は未聴ですので本盤当面OKランクとさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2011/01/18

    ドヴォルザークのチェロ協奏曲、戦前の代表的演奏としていろいろ同音源異盤が過去から出ており現在HMVカタログに載っている物について本コメントを書き込みいたします。演奏(1937年録音)はセル/CPOのやや性急・直截とは感じる処はあるもののしっかりきびきびしたサポートにより技術的にも精神的にも充実したカザルス当時61歳の健康的な骨太の演奏が聴けます。演奏タイムは@13’30A10’30B10’35とどちらかと言えばコンパクト。楷書的なアプローチでもあり後年1960年シュナイダー指揮プエルトリコ・カザルス祝祭O収録盤(@14’35A11’10B12’05)とは勿論様子が異なる様です(私は1960年盤は聴いておりません)。多分技術は追いつかないカザルス自身の加齢から来る熱っぽさ、バックの違い、スタジオ・ライブの違い?そして録音の違いが影響しているのでしょう。しかし本盤第2楽章など曲想もさることながらセルも単に直截的に終わらない伴奏で結構感銘度が高得点だとは思います(セル伴奏と言えば1962年BPOを振ったフルニエ盤・・・@14’51A11’30B12’28も有名ですね)。私の盤は駅物廉価盤なのにCPOの美音質はしっかりとらえられていますので本盤を含めHMVカタログ各同演奏盤は鑑賞には差し支えないと思いますが夫々HMVその他のレビューを参考に選択を楽しまれたら良いでしょう。ここではこの曲の存在感ある代表演奏であるというポイントだけ押えておきますね。同年録音のやはりセル/CPOの「新世界」(タイム@8’29A11’25B7’46C10’28)交響曲は未聴ですので本盤当面OKランクとさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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