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TOP > My page > Review List of レインボー
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Showing 1966 - 1980 of 4929 items
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0 people agree with this review 2017/06/16
クラシック・ファンの中で、三善晃の音楽を聴いた事のある人はどれだけいるだろうか? 日本人作曲家の中では有名な方なので、音源はある方だが、意外と何から聞けば良いか分からないという人もいるかもしれない。 そんな方にお勧めなのが、純音楽での代表的作品を集めたこのCDである。 この2枚組CDはビクターが1970年代頃に日本人作曲家の作品を録音していた時代の音源が原盤で、この時代に脂ののっていた邦人演奏家による名演奏が聴ける。 CD1はオーケストラと独奏楽器のための作品を中心に選曲された物で、この中ではピアノ協奏曲が一番良い演奏だ。 CD2はオーケストラのみの作品を中心に室内楽曲を入れた選曲。 この中では圧倒的に素晴らしいのは『祝典序曲』である。 最近では天野正道による吹奏楽編曲版のほうで知られているが、このCDは勿論原曲通り管弦楽、それも知る得る限り2つあるうちの1つだが、最初から最後まで圧倒的なパワーと熱気、決して祝典的な作品ではない本作を分かり易く伝えてくれる決定的名演。 何より日本のオケからこのような骨のある音が聴けたのがびっくりだ。 初期作品のヴァイオリン・ソナタも決定的名演で、黒沼ユリ子のヴァイオリン、三善晃のピアノ、つまり自作自演なのだが、黒沼の情熱的なヴァイオリンが良いし、三善のピアノも上手い。 解説書はオリジナルLPを復刻しており、またいくつかの音源は初CD化である。 録音は基本的に年代を考えれば悪くない。
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1 people agree with this review 2017/06/15
シャンドスの吹奏楽シリーズの一枚。 マーチの実験というこのCDは、実用行進曲とは違う一風変わった作品を中心に集めた意欲的なアルバムである。 収録曲は実験的な作品も多く何度も繰り返して聴こうとはならないが聴けるだけ貴重というべきなのだろうか。 クラーク・ランデル指揮、ロイヤル・ノーザン音楽大学吹奏楽団の演奏で録音された物で、作品を聴く分にはまぁ取り立てて問題ないだろうという水準の演奏。 録音・音質良好。
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0 people agree with this review 2017/06/13
ANFソフトという会社が出していたライヴ・クラシック100というシリーズの一枚。 これは主に1960〜1980年代にかけて活躍したクラシック界のスター演奏家や無名の演奏家のライヴ音源を収録した物。 こういう音源にありがちな胡散臭さや、エアチェックのような音質の悪さはあるが、ここでしか見られない組み合わせも多い。 この盤はロシアの作曲家の作品を集めた物。 一枚目はムソルグスキーの作品集であり、『展覧会の絵』『禿げ山の一夜』『凱旋行進曲、スケルツォ、間奏曲』を収録している。 展覧会の絵と禿げ山は、リッカルド・ムーティ指揮、フィルハーモニア管弦楽団の演奏で1978年に録音された物である。 演奏は悪くはないが、星のように音源の多い中では、取り立ててお薦めする程ではない。 凱旋行進曲他は、クラウディオ・アバド指揮、ロンドン交響楽団の演奏で1981年に録音された物で、ムソルグスキー・フリークであったアバドらしい選曲である。 2枚目はボロディンの『交響曲第2番』を収録。 カルロス・クライバー指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団の演奏で1972年に録音された物である。 これはクライバーらしい快速で推進力に溢れた演奏で、ロシア的ではないがこの曲の名演奏の1つ。 現在はヘンスラーというレコード会社から父、エーリッヒの録音とカップリングされて発売されており、音質面を考えればそちらがおすすめ。
1 people agree with this review 2017/06/12
佐渡裕指揮、シエナ・ウインド・オーケストラによるブラスの祭典シリーズの第3弾にして現在最新のアルバムです。 前二作がワーナーミュージックからの発売だったのに対してこのCDのみエイベックスから出ました。 収録曲は吹奏楽界では不動の人気曲を抑えた物です。 ちょっと人気曲に偏り過ぎな気もしないのですが… まぁこのあたりは好みの問題でしょうか。 このコンビらしい威勢の良い演奏で、録音時まだ若いオケであったシエナらしい元気で熱い演奏です。 ただその反面細やかな所がちょっと大ざっぱ。 音量のバランスも大きすぎる所があったりチグハグ。 言い出せばきりがありません、これも好みの問題でしょうか。 ディスコ・キッドはライヴ録音、その他はスタジオ録音で、CD層での試聴ですが音質は問題ありません。
1 people agree with this review 2017/06/11
佐渡裕がエイベックスに移籍してから、発売されたライヴ三部作の一枚目。 2002年3月6〜7日に、パリのサル・プレイエルにて、パリ管弦楽団を振った『幻想交響曲』である。 このCDは各所であまり良いように書かれてはいないが、個人的には結構良いと思う。 何と言っても音楽が分かり易い。 解説書にもあるが、情熱的な部分(第1楽章等)の部分の推進力の凄さはこの指揮者らしいだろう。 オケが揃ってない時も聴かれるが、まぁそれはそれでライヴの醍醐味と言える。 録音は元々CD化を前提としていないそうだが、まぁ問題なく聴けるだろう。
1 people agree with this review 2017/06/10
パヴェル・ウルバネク指揮、プラハ祝祭交響楽団による、マーラーの『交響曲第1番』を収録したCDです。 指揮者のウルバネクはチェコ系の知られざる人物かと思って調べていたらどうやら、デルタ&レーザーライト系列で使われる架空の演奏家のようです。 となればプラハ祝祭交響楽団も非常に怪しい所でしょう。 まぁ、演奏が良ければまだ幸いなのですけど、これがまたあまりよろしくない。 片手で数えるほどしか録音がないのならともかく星の数ほどある音源の中からこの一枚をおすすめする事は出来ません。
0 people agree with this review 2017/06/09
デンマーク王立近衛兵ブラス・アンサンブルの演奏で収録されたCDである。 女王マルグレーテ2世の宮廷音楽というタイトルで、詳しい事はわからないが、バロックからビートルズまで様々なジャンルの曲を収録。 ブラス・アンサンブルと聴くとイギリスの金管バンドのような物を思い浮かべるかも知れないが、聴いてみると幾つか木管も入った金管中心の団体のようだ。 ヨーロッパの伝統を感じさせる深い音色で、バロックからビートルズまでを見事に吹ききっている。 ケースはスリーブケース仕様で、録音、音質も良好。
0 people agree with this review 2017/06/08
カプリッチョが残したショスタコーヴィチの映画音楽集の一枚です。 このCDは『黄金時代』『若きマクシム』『マクシム三部作』『ヴィボルク地区』を収録した物。 演奏は、ミハエル・ユロフスキ指揮、ベルリン放送交響楽団である。 ショスタコの映画音楽の中では比較的体制派よりの作品が集められており、音楽もそれに合わせ分かり易い。 このユロフスキの演奏はそれを強調するかのようにテンションの高い演奏であり、金管の思い切り吹かせる等、ロシアらしさを感じさせる良い演奏である。 録音も良い。
オーストリアの作曲家、ツィーラーはシュトラウス一家の後の世代に活躍したワルツの作曲家で、最後の宮廷音楽家でもありました。 この盤はマルコポーロが発売した全5枚のツィーラー作品集から有名曲を中心に集めた内容です。 今でこそツィーラーの作品はツィーラー財団リリースのCDで知られるようになりましたが、マルコポーロが発売していた時はまだ一部を除いて知られざる作曲家という事で大変貴重でした。 演奏はスロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団、ラズモフスキー交響楽団、指揮者はアルフレッド・ヴァルター、クリスティアン・ポラック、ミハエル・ディトリッヒです。 いずれもスロヴァキア系のオケに、オーストリアの指揮者という組み合わせで、いずれも安心して聴ける演奏になっている。 名演奏とは行かないが癖がない分最初に聴くにも良いかも知れない。
1 people agree with this review 2017/06/08
シュトラウス・ファミリーは流行りのオペラや流行歌をカドリーユに編曲して発表する事がありました。 こと、フランスのオペレッタ王オッフェンバックの作品をモチーフにした作品は多くヨハン2世『オルフェウス・カドリーユ』エドゥアルト『美しきエレーヌ・カドリーユ』『パリの生活カドリーユ』『コスコレット・カドリーユ』がありますが特に次男のヨーゼフはオッフェンバックの主題を借りた作品が3兄弟の中で最も多く、それらを集めたのがこの盤となります。 元はマルコポーロが出していたヨーゼフの管弦楽全集から切り貼りした物なので新録音はありませんがこうして纏めて聴けるというのは大変珍しいでしょう。 スロヴァキア放送交響楽団やスロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団、そして国立フィルや放送響のメンバーを集めたラズモフスキー交響楽団の演奏で、どれも過不足のない仕上がり、作品を知るには問題ない水準の演奏です。
L.アンダーソンとコーツの作品をフレデリック・フェネルが演奏した物である。 オーケストラは、イーストマン・ロチェスター・ポップス・オーケストラ、ロンドン・ポップス・オーケストラである。 吹奏楽で有名なフェネルですが、ここでは管弦楽を振っています。 共にライト・ミュージックで有名な気軽に聴ける作品を書いた作曲家ですが、フェネルの芸風にはよくあっていたのでしょう、演奏はメリハリがあり、後年のフェネルとは全く違う物。 イーストマンは録音が古いためか、または人数が少ないのか痩せた音だが、ロンドン・ポップスとの録音がオケが豪快で、良い。 フェネルの録音ではおすすめできるだろう。
ニコライ・ゴロヴァーノフのチャイコフスキーの管弦楽曲集。 『交響曲第6番』『1812年』が収録されています。 オーケストラはモスクワ放送交響楽団です。 ゴロヴァーノフと言えば、その個性的な演奏で知られますが、この録音はそんなゴロヴァーノフの音源の中でも特に特徴的音源の一つ。 交響曲では冒頭から分厚い響きこそ、他のソヴィエトオケと同じですが、大胆なテンポ設定や解釈、ビブラートをかけた、まさにこの指揮者ならではの演奏です。 1812年のような曲は特に良い方向に作用し、ソヴィエトならではド迫力なブラスを武器にしたとにかく派手な演奏は聴いていて爽快です。 またこの1812年は、数少ないシェバーリンの改作版の楽譜を使っており、いかに無理やり編曲されたのかが、楽しめる、貴重な盤となっています。 音質はあまり良くないのですが録音年代を考えれば仕方ないと言えます。
丁度20年前でしょうか、アトランタで行われた夏期オリンピックに合わせて発売されたのがこのアルバムで、当オリンピックを含むオリンピック関係の作品を集めた内容となっています。 指揮者はオリンピックのテーマ音楽を書き、映画音楽の作曲家としても知られる、ジョン・ウィリアムズ、演奏はボストン・ポップス・オーケストラです。 ウィリアムズは作曲家としては素晴らしい物がありますが、指揮者としては疑問のある演奏も多く、このCDも大味な仕上がりです。 もちろんプロですから聴ける水準には仕上がってますが… 初録音曲がありますので、どちらかと言えばそういうのを聴くCDと言えるでしょう。
シャルル・デュトワとモントリオール交響楽団は、1988年にビゼーのカルメンとアルルの女を収録したCDを発表しましたが、それからしばらくして発売したのが、この交響曲を中心としたCDです。 ビゼーの管弦楽作品としては、上記舞台作品の次に有名な曲が揃うが、序曲 イ長調は未だに殆ど音源が増えない珍しい作品。 演奏も繊細かつ透明な流暢な演奏で、フランス物に強いこのコンビらしい演奏だ。 音質良好。
エリザベート・シュヴァルツコップが歌ったウィンナ・オペレッタのアリア集です。 オットー・アッカーマン指揮、フィルハーモニア管弦楽団の演奏で収録。 20世紀を代表するソプラノ歌手であったシュヴァルツコップはカラヤンのこうもりに出るなど、オペレッタの分野でも活躍しました。 指揮者のアッカーマン共々、この録音ばかり知られるのは本位ではなかったようですが、この手のアルバムのお手本とも言うべき歌唱、選曲、オケの伴奏でどれをとっても素晴らしく後年に与えた影響は大きな物でしょう。 オペレッタ好きなら押さえておきたい一枚です。
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