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TOP > My page > Review List of レインボー
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1 people agree with this review 2022/04/22
このCDはアメリカのピアニスト、シューラ・チェルカスキーの録音を集めたもの。 メンブランの10枚組名演集シリーズの一枚で、壮年期のチェルカスキーの録音から有名な音源を集められている。 冒頭に収められたショパンの練習曲を含む諸作品は、同曲の名盤といえる。 また10枚目などの小品でも古さはあるものの、一切手を抜かず、一級品の仕上がり。 また本CDにはソロだけではなく、協奏曲も収録。 チャイコフスキーの有名な第1番とチェルカスキーが好んで取り上げていたと言う第2番を、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共演、指揮もレオポルド・ルートヴィッヒやリヒャルト・クラウスらによる時にピアノを超えそうな充実した響きをオケから出している。 またリトルフの交響的変奏曲第4番を名の知れたピアニストが弾くのは珍しく、マルコム・サージェント指揮、BBC交響楽団のサポートも手伝い軽やかに弾いている。 録音は時期相応といったところで、聴けなくはないが、最新録音には勝てない。 CDはクラムシェル仕様です。
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0 people agree with this review 2022/04/21
アルフレッド・シュニトケのバレエ『エスキース』の全曲盤。 シュニトケの作品の中では知られていない作品でシュニトケらしい諧謔やグロテクスな一面もあるが、シュニトケの映画音楽のように聴きやすい部類に入る作品です。 他の作曲家の有名な作品からの引用もあって、そもそもこの作品、ゴーゴリ組曲をバレエに仕立て直したものだそうです。 そのため旧作からの転用もあります。 演奏はアンドレイ・チスチャコフ指揮、ボリショイ劇場管弦楽団。 若くして亡くなったチスチャコフの晩年の録音の一つで、ボリショイという強力なオケの力を借りて、作品を知るには十分な演奏を繰り広げています。 録音は1996年、モスフィルム・スタジオにて。 音質は綺麗です。 私が所有しているのはブリリアント・クラシックによるライセンス盤で、ライナー等はかなり簡素です。
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0 people agree with this review 2022/04/20
イギリスの作曲家、ロード・バーナーズの作品集で、バレエ『ネプチューンの勝利』『口髭を生やした男』『ブルジョワ風ワルツ』『ポルカ』を収録しています。 バーナーズは元々名門貴族の家系に生まれ、初めは外交官として活躍した他に、小説家や画家としても活躍していた多才な人物です。 マルコポーロではそれらを録音、販売していましたが、めでたくナクソスに移行され入手しやすくなりました。 音楽はイギリスらしいユーモアの効いた音楽で、当時の現代技法を取り入れた口髭を生やした男や、捻くれたような独特のポルカなどはまさにイギリス的。 演奏は、イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニアと、ロイヤル・バレエ・シンフォニアが担当しています。 指揮は両団体とも、デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ。 どちらの団体も良い演奏ですが、イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニアが担当したネプチューンの勝利は中々熱い演奏であり、これは良いです。 録音は1996年ですが、デジタルだけあり、良好です。
0 people agree with this review 2022/04/19
アメリカの作曲家、ウィリアム・ペリーの書いた作品を集めたアルバムです。 ペリーはいくつかのアルバムがナクソスより発売されていますが、これは舞台と映画の音楽を集めたアルバムとの事。 そのためメロディは色彩的なオーケストレーションがなされており非常にわかりやすく、親しみやすい、聴きやすい作品ばかりであり、リラックスして聴ける内容となっています。 ヨーロッパの映画音楽を思わせるような作品が多いですが、時にはサクソフォンがジャズなメロディを吹いたりしてアメリカの作曲家である事を思い出させてくれます。 個人的に良かったは冒頭の、プロヴァンスの木陰からと剣術!という作品です。 演奏は全曲、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団です。 指揮は作曲者のウィリアム・ペリーと、パウル・フィリップス。 録音自体は2018年に行われたのですが、一部の曲は1982〜1986年にかけて録音されています。 この80年代の古い録音を振っているのがペリーで、新しい録音をフィリップスが振っています。 新旧の音源が混ざっているわけですが、2人の指揮者の演奏に差異は感じられません。 多少下手なところもありますが、スロヴァキア・フィルの演奏も悪くなく、存分に楽しませてくれます。 またナクソス初期に自身の名前のオケを率いて録音を残したリチャード・ヘイマンが、ハーモニカで参加、ノスタルジックに聴かせます。 尚、古い方の録音のプロデュースはナクソスで多数の編曲を残したペーター・ブレイナーが担当したようです。 オケの本拠地レドゥタ・コンサート・ホールによる録音で、録音年代による差は多少ある音質ですが、充分聴けるでしょう。
1 people agree with this review 2022/04/18
ハンス・シュミット=イッセルシュテットは、こんにちでは地味な印象のマエストロと言ったイメージがあります。 しかし、戦前はテレフンケンに看板指揮者の1人として、オペレッタや協奏曲の伴奏を務め上げ、戦後も続けてテレフンケンはもちろん、デッカなどにも録音を残し、特にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのベートーヴェンは有名です。 もう一つ戦後の重大な事といえば、北ドイツ放送交響楽団を立ち上げ、育て上げた事で、この30枚組のBOXは北ドイツ放送交響楽団時代の音源を中心にしたものです。 放送用音源が大半なものの、キャピトルやメロディア、テレフンケン、アコードやマーキュリー、EMI、DG、デッカ等意外と大手にも多数の録音を残している事がわかります。 演奏はおおらかで温和な音楽、かつ重く厚い響きをオケから引っ張り出した昔のドイツ的な演奏です。 これはストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団やシドニー交響楽団等の非ドイツ圏のオケでもそうです。 得意としたモーツァルトは格調が高く見事ですが、ドヴォルザークも意外と良く、弦楽と管楽のセレナーデは名演です。 選曲はバロックからロマン派辺りが中心ですが、後期ロマン派のマーラーや、当時の新作であったオルフ、ラファエル、ヒンデミットと言った同時代の作曲家も取り上げており、意外だ。 本CDは廉価復刻系レーベルのヴェニアスが復刻したもの。 解説書もなく、ただ厚紙にCDが入れられて厚紙の裏に曲目が書かれただけのシンプルな作り。 値段は安いのでこれは仕方ないがジャケットはみんな同じイッセルシュテットの写真を使っているので、パッと見、何巻なのか分かりにくい。 復刻そのものは値段を考えると十分だ。
0 people agree with this review 2022/04/17
イランの作曲家、ベサド・アブディが書いた歌劇『ハーフィズ』の全曲盤である。 ヴォロディミール・シレンコ指揮、ウクライナ国立交響楽団の演奏で収録されています。 この作品は、一言で言うならイランの伝統的音楽と、西洋音楽を組み合わせたような作品で、いわゆる民族派とも言える作品です。 試聴すればわかりますが、冒頭いきなりこれが中東といえる独特なエキゾチックな歌い回しではじまり、最後までこの様な調子が続きます。 いわゆる西洋オペラとは全く違う歌い方でインパクトはでかい。 ただ、良くも悪くも歌詞が分からないと出オチとしか言えず、何度も聴くのは辛いかも。 演奏は中々良くて、シレンコ率いるウクライナ国立交響楽団の演奏も良いし、歌手も熱演していて、作品を知るには充分な演奏です。 2014年録音で、音質良好。
1 people agree with this review 2022/04/16
テラークの看板アーティストであったエリック・カンゼルと、シンシナティ・ポップス・オーケストラの演奏によるバレエ音楽を集めたアルバムです。 フランスとロシア、スペインやイタリアから、有名曲を中心にした選曲となっています。 カンゼルの演奏は当たり外れがあるように思います。 ロシア物は完全にアメリカ流の響きで演奏されていてあまり楽しいものではありません。 フランス物もなんか違いますが、これはこれであり。 マニアックな曲もあったりするのですが、ちょっとイマイチかなっと。 録音は2004年に収録されたもので、テラークならではの音質です。
1 people agree with this review 2022/04/15
アントン・アレンスキーのバレエ音楽『エジプトの夜』です。 ドミトリー・ヤブロンスキー指揮、モスクワ交響楽団の演奏で収録されています。 この作品は録音自体が珍しく、今現在唯一の現役盤となっています。 これはナクソス盤ですが、元々はマルコポーロで出ていたものを移行させたもの。 当時、ヤブロンスキー&モスクワ響のコンビはナクソスとマルコポーロにマイナーな曲を吹き込んでいましたが、これもそんな一枚です。 演奏はこのコンビの組み合わせの中では中々良い方で、ロシア・オケらしい力強さや、管楽器の繊細な音色など、作品を楽しむには十分な音色になっています。 1996年、モスフィルム・スタジオで録音されたもので、当時のナクソスの標準的な音質です。
1 people agree with this review 2022/04/14
ジョアン・ファレッタ指揮、アルスター管弦楽団によるホルストの管弦楽作品集です。 いずれも珍しい作品であり、日本組曲以外は初期の作品です。 メインはホルスト唯一のシンフォニー、コッツウェルド交響曲で、恐らくこの盤がボストック盤に次ぐ2枚目の録音にあたるもの。 収録された作品は惑星のような派手さはないものの、いずれの曲も知名度は低くとも明るく親しみやすいメロディを持っており、なかなか良い作品が揃っています。 ファレッタとアルスター管弦楽団の演奏も、そのどれもが作品の魅力を丁寧に引き出した好演奏であり、初めて作品を聴くという場合にも全く問題ないでしょう。 2011年録音、音質は良好で、録音自体も近年のナクソスらしく綺麗に録れています。
1 people agree with this review 2022/04/13
隠れた名曲を発掘する事に定評あるイギリスのレーベル、トッカータが出したアルバム。 収録されているのはイギリスの作曲家で、チャールズ・オブライエンの演奏会用序曲『エランゴワン』と『交響曲ヘ短調』を収録しています。 オブライエンはイングランド生まれながら、エディンバラに移住し、スコットランド民族派とも言える聴きやすいロマン派路線の作品を残しました。 ここに収録された2曲もまさにそんな作品で、イギリスらしい渋さもあるも勇壮な曲調の交響曲に、これぞスコットランド民族派と言える明るいメロディが出てくるエランゴワンと、どちらの曲も質は高く中々の作品です。 隠れた名曲でしょう。 演奏はポール・マン指揮、リエパーヤ交響楽団です。 指揮のマンはイギリスの指揮者で、リエパーヤ交響楽団は、バルト3カ国で最も歴史あるオケとの事。 このコンビはトッカータの看板になるが、これは最初期の録音の一つ。 力強いサウンドと繊細で丁寧な演奏は、作品の魅力を存分に引き出しており、好演奏だと思います。 2曲とも世界初録音との事です。 録音は近年のものだけあり、とても綺麗です。
1 people agree with this review 2022/04/12
イギリスの作曲家ロバート・ファーノンが、1969年のコンコルド就航を記念してイギリスの英国航空より委嘱された『コルンゴルト行進曲』と『空の休日』を収録したアルバムです。 コルンゴルト行進曲は、ファーノンの映画音楽の様な曲調で、格調高い作品です。 音速旅客機であったコンコルドの音楽にしてはやたら遅く感じますが。 空の休日は、ルロイ・アンダーソンを思わせるライト・クラシックです。 これらを演奏するのは、ロバート・ファーノン指揮、ロンドン交響楽団です。 即ち自作自演です。 演奏は一流と言ってよく、コルンゴルト行進曲の格調高いサウンドや、空の休日での、ライト・ミュージック風の楽しさと、ファーノン、ロンドン響の引き出しの広さに驚きます。 元は1975年に録音された物を2019年にCDしたもので、プレスではなくR盤です。 録音は年代相応でしょう。 収録時間は圧倒的に短い(2曲で6分)がこれは元になったLPをそのまま収録したからと思われます。 ただ、やはりマニアックな一枚なので、万人にはおすすめしづらいです。
0 people agree with this review 2022/04/11
オーストラリアの作曲家、ジョン・アンティルの管弦楽作品集。 『アウトバック序曲』組曲『コロボリー』を収録しています。 演奏はジェームズ・ジャッド指揮、ニュージーランド交響楽団。 グーセンスが初演し、ロンドン交響楽団と入れたエベレスト盤で知られるコロボリーは、色彩的な管弦楽法がされておりますが、HMVのレビューにある春の祭典の様なとありますが、大胆で原始的なストラヴィンスキーと比べ、民族音楽に影響を受けた分わかりやすく、アウトバック序曲も同系統の作品です。 指揮のジャッドは2000年代にニュージーランド交響楽団と組んでナクソスに録音を残しています。 これもそのうちの一つで、全体的に端正で綺麗に整理された聴きやすい演奏。 作品を知るには十分な演奏と言えます。 2006年録音で、音質も非常に良い。
1 people agree with this review 2022/04/10
ペーター・グード指揮、ウィーン・シュトラウス・フェスティバル管弦楽団による、ヨハン・シュトラウスファミリーの音楽を集めたアルバムです。 グードはシュトラウスの名手として知られており、CDもいくつかリリースし、また来日してコンサートを開くなど、現代のJ.シュトラウス演奏家の重要な1人です。 このCDはコッホ・ディスカバーに録音された音源であり、ややマイナーな選曲で収録されています。 演奏は中編成で、ウィーン・フィルとは違うローカルな演奏が楽しめますが、一本調子なところもあり、飽きがきやすいです。 録音はやや遠いでしょうか。
1 people agree with this review 2022/04/08
このCDはRCAとタワーレコード共同で制作されたアルバムの一つで、マーチ王、スーザの行進曲を、J.P.スーザ指揮、スーザ吹奏楽団のSP盤より復刻されたものである。 内容は2000年発売の「スーザ・コンダクツ・スーザ」と一緒でジャケットを変えただけのものと言って良い。 更に加えて収録音源は確かに、スーザ吹奏楽団の演奏ではあるが、スーザ本人の物はない。 例えば『星条旗よ永遠なれ』の自作自演は1909年の商用録音と1929年の録音が残されているが、このCDの音源は明らかに別。 正体はアーサー・プライヤーが1926年に録音した録音だそうで、他の音源もプライヤーなどスーザ吹奏楽団出身の人物がタクトをとっている。 作曲家自作自演ではないのは残念だが、スーザと一緒に演奏した人物だけあって往年のスーザ吹奏楽団の雰囲気は存分に味わえる。 とくに打楽器の扱いは出版譜にないいわゆるスーザ・テクニックが使われており、資料的価値は高い。 バンド自身の技術もまぁまぁであり、最後を弱めに終わらせているのが興味深い。 古い録音なので音質はそれなり。
1 people agree with this review 2022/04/07
イギリスの作曲家、ウィリアム・オルウィンは交響曲や管弦楽曲、協奏曲を書いたクラシックの作曲家でしたが、映画音楽も手がけており、その数は約70にも上るそうです。 このCDはそれらの映画音楽からマーティン・エレビーが吹奏楽に編曲したものです。 演奏は王立ノーザン音楽学校ウィンド・オーケストラ、指揮はクラーク・ランデル、マーク・ヘロンが半々で担当しています。 オケによる録音は既にシャンドスがリリースしていますが、吹奏楽版は珍しいでしょう。 吹奏楽による編曲のおかげで雰囲気が変わった曲もありますが、ブラスが良くなり迫力があるアレンジとなっています。 特に戦争映画の音楽は、マーチが多く、さまになっています。 演奏団体はイギリスの作曲家に様々な作品を委嘱したり、録音した名門であり、それなりに難しいはずのスコアを難なく演奏しています。 録音はナクソス品質で問題ありません。
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