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Review List of レインボー 

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  • 1 people agree with this review
     2013/05/06

    ケネディ・パフォーミング・アーツ・センター基金のために1962年、RCAがアメリカの4軍中央軍楽隊の演奏を収録したLPからの復刻盤で、このCDには、アメリカ海兵隊軍楽隊(指揮:アルパード・シェーパー中佐)アメリカ海軍軍楽隊(指揮:アンソニー・ミッチェル少佐)による演奏を収録。
    アメリカの愛国的な作品を集めた選曲でほとんどは行進曲。
    1960〜70年代は軍楽隊は世界的に黄金期を迎えていたといっても良く、指揮者、奏者ともに優れた人物が揃っていました。
    本盤でも同様で、シェーパー中佐指揮する海兵隊軍楽隊は、力強さと表現力を兼ね備えた名演、ミッチェル少佐指揮する海軍軍楽隊は、合唱団も参加し、楽しい一時を演出しています。
    どちらもミリタリー・バンドらしい打楽器を強調させたリズムの強い演奏ですが、現代のただ上手いだけのバンドよりはるかに楽しい音楽です。
    近年ようやく米軍軍楽隊の演奏CDが出回るようになりましたが、1960〜70年代収録の音源は日の目を見る事なく、その中でも本盤は当時のバンドが今のバンドにも劣らない、いや、それ以上の実力があった事を伝えてくれる貴重な盤と言えるでしょう。
    ただし、難点をあげるのなら演奏とは関係ありませんが、曲目解説がないこと(バンドの解説はある)、ジャック・ター・マーチの作者が不明とされている事(実際はスーザの作品)等CDの作りが雑な所がある事です。
    録音は古いので多少の難はありますが、聴いてるうちに気にならなくなるのではないでしょうか。

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     2013/05/06

    スーザのマーチの名曲を集めたCDです。
    1968年頃に、ウィリアム・リヴェリ指揮、ミシガン大学交響吹奏楽団の演奏で録音された音源の復刻盤。
    全体図に速めのテンポで、引き締まった演奏で普段は隠れがちなパートを強調したりと、解釈もなかなか面白い。
    またミシガン大学交響吹奏楽団はアマチュアのバンドだと思うが、なかなか技術力は高く、鍛えられているらしい。
    音質もそれほど悪くないし、スーザ好き、マーチ好きな人におすすめの1枚である。

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     2013/05/06

    1996年に録音されたこのCDは、クリスマス関係の曲を集めたCD。
    日本で流れるクリスマス関係の曲はそのほとんどがポピュラー系の曲だが、アメリカのクリスマスは欧米と同じく、クラシックからポピュラーまだあらゆるジャンルの曲が演奏されていて、本盤もそうである。
    演奏はアメリカ空軍軍楽隊、指揮者はローウェル・グラハム大佐(録音時は中佐)で、一部の曲は空軍の合唱団、シンキング・サージェンツが参加している。
    演奏のほうだが、無駄を無くしたスマートなサウンドと、高い技術をもった優れた演奏で特にクラシック系の曲(本盤にはトロイカや花のワルツ等が収録されている)では良い演奏になっている。
    花のワルツの吹奏楽版は珍しい。
    録音は空軍軍楽隊関連の録音でほぼエンジニアを務めているブルック・レーク氏によるもので、全体像は分かりずらいが、各楽器の分離がよくどう吹いているのかが良くわかる。
    音質良好。

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     2013/05/06

    本盤は南イリノイ大学エドワーズビル吹奏楽団(ジョン・レイモンド・ベル指揮)演奏のCDで、ロシアの名曲とギリングハムの『黙示録による幻想』を収録したCD。
    目玉はミャスコフスキーの交響曲第19番。
    吹奏楽のための交響曲としては歴史的に重要なこの曲、楽譜や楽器編成の都合上演奏、録音機会は少ない。
    このCDではロシア式楽器編成からアメリカ式編成へ編曲されてはいるが貴重な1枚だと思う。
    演奏は可もなく不可もなくと言った所で、アメリカアマチュアバンドに多い極端な外れはない。
    録音はまぁまぁである。

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     2013/05/05

    レスピーギの『古風な舞曲とアリア』アーンの『ベアトリーチェの舞踏会』という面白い組み合わせのCD。
    古風な舞曲とアリアはマリナーの指揮。
    手兵のアカデミー室内管弦楽団ではなく、ロサンゼルス室内管弦楽団との録音だが、なかなか良い演奏だった。
    一方アーンの曲はあまり知られてない珍しい曲だが、親しみやすいメロディを持った佳曲。
    作曲家の自作自演もあるらしいが、本盤で演奏しているジャキャ&パリ管の演奏も素晴らしいです。
    録音はどちらも70年代ですが、悪くはないです。

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     2013/05/04

    モートン・グールドの管弦楽曲集です。
    ここに収録されたアメリカン・バラーヅとフォスター・ギャラリーは現在一番手に入りやすい音源。
    冗談音楽風でありながらも意外とシリアスな内容を持っています。
    アメリカン・サリュートはグールドの作曲家としての代表曲の1つ。
    演奏はウクライナ国立交響楽団、指揮者はテオドレ・クチャル。
    1999年頃にウクライナ国立交響楽団はアメリカン・クラシックシリーズの録音を大量にこなしていましたが、このCDもその時期に録音された物。
    クチャルの演奏は品があって、シリアスな部分は良い。
    ただ、アメリカン・サリュートはテンポがゆっくり過ぎて退屈。
    録音の少ないオケ版の一番手に入りやすい音源ではあるのだが、この点は残念。
    音質良好。

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     2013/05/04

    同時発売のチャイ5が思いの外よかったので、これも買ってみた。
    レニングラード・フィルとのショスタコーヴィチ。
    ムラヴィンスキーに似た所はあるけれど、ヤンソンス独自のアイデアがけっこうあって同じレニングラード・フィルの演奏ならこちらのほうが面白いかもしれない。
    またワーグナーのローエングリンも意外な組み合わせだが、これがなかなか良い演奏で、大曲の後の口直しのアンコールを聴いているかのように(実際そうだと思うが)楽しい。
    ただ、オケの音がちょっと遠くに感じるのは残念。
    録音時、マイクとオケが遠かったのだろうか?
    音質は年代を考えれば悪くはないと思う。

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     2013/05/03

    シュヒターと言えば、1950〜60年代に各地のオケと録音したオペラやオペレッタを聴いてますので、オペラ指揮者と言うイメージがあるのですが、N響の常任指揮者に就任した頃に録音された本盤もなかなか凄い演奏です。
    HMVのレビューにもあります通り、推進力と迫力は見事な物で、特にCD2はそのように感じます。
    特にドヴォルザークの8番は名演!
    N響も予想以上に水準の高いアンサンブルで驚きました。
    また古い録音なのですが、年代のわりには、音質が良いです。

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     2013/05/03

    フランケルは映画『バルジ大作戦』の音楽で有名ですが、その他の映画音楽を集めた珍しいCDです。
    いわゆる再演奏盤と言われるやつでサントラではありません。
    今までナクソスのフィルムシリーズは、スロヴァキア放送交響楽団か、モスクワ交響楽団が担当していましたが、本盤は映画音楽の作曲家としても有名なカール・デイヴィスと、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団による演奏です。
    上記2つのオケに比べてさすがに一流レベルの実力があるオケなので、演奏は迫力と繊細さのバランスが見事、また世界初録音が何曲かあってこの水準なら十分安心して聴けるでしょう。
    音質も大変良いです。

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     2013/05/03

    東京佼成ウインド・オーケストラの指揮者を務めたフェネルですが、任期中に大阪市音楽団を降った演奏会で収録された音源の編集盤。
    いずれもライヴ録音ですが、一部の曲は拍手なし。
    佼成との録音は正直あたり外れがありましたが、このCDはライヴの良い所取りと言うこともあってか基本外れはありません。
    特にドビュッシーの『海』はなかなか。
    使われている楽譜もフェネルの編曲による物や、コールド・ストリームガーズ軍楽隊の楽長だったマッケンジー=ローガン編曲による『ミニョン』と言った珍しい物もあります。
    録音、音質は問題ありません。

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     2013/05/03

    ケンペとウィーン・フィルによる本盤は、オペラの管弦楽曲を集めた小品集。
    原盤はEMIでボックスではあるが、最近本家からも発売された。
    ケンペ&ウィーン・フィルによるCDは同じEMIから出たウィンナ・ワルツ集を持っているのだが、本盤もそれに負けず劣らずの名演奏で、ケンペの実力が最大限に発揮された演奏。
    こういう小品でも手を抜かず一流に仕上げたのは流石だろうか。
    全盛期のウィーン・フィルの音色もこの上なく美しい。
    また音質も年代のわりに良い。

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     2013/05/02

    ノルウェーの軍楽曲を集めたCDです。
    軍楽という事から収録曲はほとんどが行進曲。
    ノルウェーの行進曲は一部を別にすればほとんど知られていませんので、本盤は大変貴重な1枚だと言えます。
    ノルウェーのマーチ王とも言うべきオスカル・ボルグの作品がまとまって収録されたCDでもあります。
    ヤン・エリクソン指揮、オスロ旅団軍楽隊による演奏。
    日本では全く知られてない演奏団体による演奏ですが、悪くはない演奏だと思います。
    録音も問題ありません。

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     2013/05/02

    イギリスとアメリカのマーチを収録したCDです。
    演奏はイギリス陸軍航空隊軍楽隊、指揮者はピーター・クラーク大尉。
    2000年頃の録音です。
    演奏についてはあまり優れた演奏とは言えません。
    テンポが遅く、キレもなく楽譜をなぞったような演奏で退屈です。
    このコンビの演奏は他にも、アルフォードの作品集を持っているのですが、それも本盤と同じような演奏です。
    ただこのCDいくつか、珍しい作品が収録されている資料的価値はあるかと思います。
    録音・音質は問題ないレベルです。

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     2013/05/02

    フォンティクの九響シリーズの1枚。
    良く知られたロシア音楽を集めた物です。
    選曲も特に珍しい作品があるわけでもなく、演奏のほうも奇をてらう事のない、オーソドックスな演奏ですが、これはこれで悪くはないでしょう。
    尚、序曲『1812年』は後半に大砲を使うように指示がある事で、知られていますが、このCDでは陸上自衛隊第4師団の協力の下、本物の大砲(勿論合成)の音が使われています。
    音質良好。

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     2013/05/02

    一番の魅力はなんといってもコストパフォーマンスでしょう。
    千円とちょっとで、これだけ聴けるのだから、得した気分になります。
    演奏も良く、ひとつ上げるならボロディンの交響曲第2番、これは名演奏。
    ちなみにこの曲はCD6に収録されていますが、この6枚目がこのボックスで一番良い演奏が揃っています。
    古い録音であるのである程度は仕方ないのですが、音が悪いのが残念。
    メンブランは10枚組ボックス、他のは年代のわりに良いという物が多いですがね。

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