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TOP > My page > Review List of 窓際平社員
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1 people agree with this review 2009/05/28
ハンゼンといえば、フルトヴェングラーとのベートーヴェンのピアノ協奏曲での玲瓏たるソロが印象的だった。しかし、フリッチャイと共演した、このブラームスの第1番の協奏曲では、かなりムキになって弾いているような感じがする。ハンゼンのピアノ録音を集めようとする人には、なるほど手に入れたいアイテムかもしれないけれど、この曲を万全な形で味わいたい人には向かない。 ヴェーバーがソロを弾いたフランクの交響的変奏曲は、なかなかの出来栄え。
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0 people agree with this review 2009/05/28
オペラや声楽つきオーケストラ作品で強みを発揮したというホルライザーのブルックナー。 ブルックナーのスタティックな音楽とホルライザーの相性は、あまりよろしくない様子。 どうも響きが平板で、感興に乏しい気がする。
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1 people agree with this review 2009/05/27
キリッと引き締まったいい演奏。父クライバー晩年の演奏だけど、全く枯れた感じがなく、生気にあふれている。 ローター・ファーバーとの協奏曲も、伴奏のツケが実に丁寧!
ブラームスの協奏曲は、シュミット=イッセルシュテットやドブロウェンの演奏の陰に隠れて目立たないが、そこそこの名演奏。 ロスバウトとのベートーヴェンは、まぁまぁ知られた録音だけど、個人的にはチョット退屈。 白眉は、ミュンシュと共演したラヴェルやショーソン!ショーソンのほうは、映像も部分的に残されていて、ものすごい集中力の演奏を堪能できる。
0 people agree with this review 2009/05/27
ピアノが主役というより、弦楽器が老練で美しい演奏。 老いを感じないのは、ピアノの溌剌とした表情ゆえか。 爺さんの会話に孫が混じることで、華やぎが増したような感じ。名演奏です。
クロンプホルツは、チェコのオペラのスペシャリストだけあって、上官豊かに聴かせる。 プラハ交響楽団の演奏は、少々表情が硬い気がするけれど、クロンプホルツの語り口がウマいので、さほどオーケストラの欠点は気にならない。ただ「モルダウ」は、平凡かな?
シュナイダーハンとアンチェル&チェコ・フィルの共演は、まずまずってところ。二人とも几帳面なところは共通しているので、大きな齟齬もない。 カッチェンとアルジェント&プラハ交響楽団の演奏は、当たり障りのない演奏に終始。もう少し本音で演奏してもいいんじゃない?
0 people agree with this review 2009/05/25
今では忘れられてしまったピアニスト、パウル・フォン・シルハウスキーの演奏の復刻。 地味だけど、聴けば聴くほどに味わいが増す。 余白には、カール・エンゲルが演奏するさすらい人幻想曲も収録しているが、こちらもなかなかの職人芸。
ルドルフ・ゼルキン壮年期の演奏。当時の演奏様式の研究が様々になされている今日では、この演奏スタイルは古いといわれるんだろうけど、演奏スタイルが古いと感動できないというわけじゃない。 どこかほっとする演奏。こういう演奏もいいんじゃない?
0 people agree with this review 2009/05/20
今のクレーメルはもはや演奏しないだろうレパートリー。 パガニーニのヴァイオリン協奏曲は、19世紀後半のヴァイオリニスト、アウグスト・ヴィルヘルミが編曲したバージョンを使用。このバージョンでは第2楽章以下はカットされている。 シューマンの幻想曲は、フリッツ・クライスラーの編曲。クプコヴィッツのスーヴニールも、クレーメルの為にオーケストラ伴奏に書き直したものを使用。 普通のヴァイオリニストでは取り上げないバージョンを持ってくるあたりに、クレーメルらしさを感じる。 演奏は、やや線が細いけれど、ワルベルクのサポート
2 people agree with this review 2009/05/17
タリアフェロのピアノは、少々メカニックの点で、今日の演奏と比べるとおぼつかないところがあるけれど、風格でおぼつかなさをカバーしている。フルネのバックアップもしっかりしていて、素晴らしいサン=サーンスの演奏だ。 フォーレ作品は、ジャン・ドワイヤンが演奏。慎重な彼のピアニズムは、作品を落ち着いた雰囲気にする。最初は鈍重なピアノだと思うかもしれないが、不思議とクセになる。独特の世界を持った演奏。
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0 people agree with this review 2009/05/17
モニク・ド・ラ・ブルショルリは、21世紀に入るまでは、中古LPでのみ、その演奏が流通するピアニストだった。今やCDでこれらの演奏がきけることを喜びたい。モーツァルトのピアノ協奏曲の演奏は、どちらかというと、ベルンハルト・パウムガルトナーとの共演のもののほうが名高いが、こちらの演奏もなかなか堂々としたもの。ホルライザーの伴奏が、やや荒く、全体的にじゃじゃ馬風になっているが、モーツァルトの音楽の味わいを全く損なっていない。
ペーター・リバールのブラームスのヴァイオリン協奏曲は、リバールのヴァイオリンは美しいのだが、ブラームスの構築的な音楽とはあまり肌が合わないようだ。ヴァイオリニストが作った、ヴァイオリンを歌わせるためのメロディに強みを発揮するタイプなのであろう。しかし、第2楽章冒頭のオーボエから渡されるメロディの弾き方は陶然として美しい。ハンス・モルトカウ指揮するオーケストラは、やや散漫。
カラヤンと共演する前のクリスチャン・フェラスのモーツァルト・アルバム。 ミュンヒンガーと共演した協奏曲の瑞々しいソロも素晴らしいが、バルビゼとのソナタ2曲の阿吽の呼吸のアンサンブルが特に聴きもの。
ペーター・リバールは、チェコ出身でスイスで活躍した名手。ヴォルフガング・サヴァリッシュに請われてスイス・ロマンド管弦楽団のコンサート・マスターも務めた名手だった。 ここでは、お稽古曲として名高いヴィオッティとナルディーニの協奏曲を演奏しているが、お稽古曲だからといってバカにはできない演奏が繰り広げられている。 同僚のクレメンス・ダヒンデン指揮するヴィンタートゥール交響楽団の端整な伴奏もさることながら、リバールの音色はカッチリと弾いていながら、どこか色気が漂う魅惑的な演奏なのだ。
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