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TOP > My page > Review List of スノードロップ
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0 people agree with this review 2025/01/16
どれも彫り深く骨太豪快、こんなに楽しい管弦楽名曲集があったとは!最初のチャイコ弦セレから凄い。極太筆致でグイッと逞しく、普段想像する同曲の感傷的抒情は何処へやら、その代わりガッシリと地に足着いた骨組みの中で溢れ返る土の香りムンムンの濃厚ロマンが絶品(本場ロシア奏者も真っ青!)。続くRコルサコフも極上で、随所に仕掛けられた遊び心たっぷりのアゴーギクとブイブイ吹きまくる金管の逞しさ、豪壮を極めたトゥッティの荒削りな響きにノックアウト!ウェーバーもモノながら音質良好、熱く人懐っこい朝比奈のタクトにより、カラヤン盤ですらピンと来なかった同曲の魅力に開眼。だが極め付けはシュトラウス3曲で、まさに巨像の舞踏を思わせる超重量級の「春の声」、ダンプが黒煙を上げながら必死に爆走するような「トリッチトラッチ」、そして思わず仰け反る圧倒的威容の「皇帝」と、その全てが超ド級スケール&彫り深く濃厚な朝比奈芸術の極地!音質も全般にONマイクで生々しく優良。
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0 people agree with this review 2025/01/15
全盛期BPOと意欲に満ちた壮年マゼールの織り成す最高のオケコン!第1楽章冒頭から底の見えぬ深淵の如く深々とした低弦の凄みが他とは一線を画す。コッホやライスターを擁した木管群の妙技には耳が釘付けだし、突き抜けるような輝かしさを誇る金管はもちろん、全体を肥大化させず引き締めるフォーグラーの壮烈なTimpも相変わらずの神業!全てが我が理想の完璧なサウンド!全篇にわたり聴き所だらけだが、特に第2楽章の素っ気ないドラムロールに続く木管の超絶技巧。第3楽章の背筋の凍るような独自の弦の刻み。第4楽章ショスタコパロディとその後の静寂の強烈な対比。極めつけはマッシヴなTimpを核に大見得を切って豪快に雪崩込む終楽章終結部のド迫力!同じBPOを振ったカラヤンの新旧録音(そしてPOも)すら真っ青の超名演!更に静謐精緻を極めた弱音から爆発的トゥッティ、そしてキリスト教会のヒンヤリとした空気までも見事に捉え切ったアナログ完成期の超優秀録音がこの名演に一層の華を添える(SACD化熱望)。弦チェレは小澤らしくスッキリとした佳演だがインパクトは薄い。
1 people agree with this review 2025/01/14
これは予想以上の名演!まず1枚目の初期作品だが、メーカーレビューにあるように愛らしい装飾や随所での天才的閃きが魅力絶大、しかも細部まで確りと弾き込まれ、全ての音が今そこで誕生したかの如くピチピチと躍動し若き楽聖のパッション&瑞々しい生命感が弾けるような快演!特に第3番はミケランジェリが愛奏したこともあってほぼミケしか聴く事がなかったが、それとは全く違う初期作品らしいチャーミングな一面に気付かせてくれた。今までノーマークだったがなんというピアニスト!そしてメインのハンマークラヴィーアも凄い。初期作品での軽やかさから一転腰を据えた堂々たるテンポの中、無類の透明感と芯の強さを備えた輝かしい打鍵がこの大曲の骨格を隅々まで照らし出す。同曲の核心たる3楽章の深く濃く悲痛なまでの沈潜、クリアでベタつかない高潔な抒情性、そして終楽章でのギリシャ彫刻を思わせる神々しい造形美&青天を穿つような爽快な高揚も見事で、同レーベルならではのクリアかつピュアな優秀録音も相まって我が家の新たなスタンダードになりそう。オススメ!
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0 people agree with this review 2024/12/16
ハスキル晩年の珠玉の名演!いずれもハスキルの十八番だが、スタジオ録音に比べより情感豊かで陰翳が濃く各曲聴き応え満点。モーツァルトは全集盤も永遠の名演だが、ザルツLiveはより精彩を放つ実演ならではのタッチが眩く、優しさに満ちた歌もスタジオ以上で魅力絶大!続くベートーヴェンも聴き物で、緩徐部の詩情溢れるニュアンスはハスキルの独壇場だし、スケルツォや終楽章におけるステレオ盤を上回る劇的でスリリングな追い込みも最高!そして極めつけはシューベルト。’51スタジオ録音も長年の愛聴盤だが、ザルツLiveはさらに実演ならではの高揚感&彫り深い陰翳が印象的で、まさにシューベルト本人が語りかけてくるかのよう。疾走する終楽章の凄みもスタジオ録音以上で圧巻!ただし、重要な弱音部での深い沈潜と祈りは意外にもスタジオ盤が上回る部分も多く、どちらも手元に揃えておきたい。録音は’57Live(mono)だが鮮明で上々。
0 people agree with this review 2024/12/12
両曲ともに屈指の名演!まずop.111は速めのテンポながら緩急自在で、第1楽章の鋭く冴え渡る重量級強打鍵と詩情豊かな沈潜の対比は神々しいまでの領域!特に弱音部のデリカシーは我が最愛のミケランジェリ’61Live(BBC)をも凌駕。第2楽章は遅めに採られたテンポの中、その柔らかく消え入るような弱音と澄み切ったタッチで静謐な祈りを紡いでいく。一転、第3変奏の豪快でマッシヴな加速&ド迫力は剛腕カッチェンの面目躍如!そして最終変奏の深い呼吸感と静寂、繊細を極めた弱音トリルに我が身も浄化される思い…!ディアベリは瑞々しい情感&高雅な香りを振り撒くルフェビュール’55(EMI)の名演が忘がたいが、カッチェンは同じ快速ながら硬派豪快。ソナタと同様に強靭な打鍵がフォルムを見事に引き締めつつ、豊かな抒情を随所に滲ませるカッチェンならではの快演で、冴えまくるピアニズムで大曲を一気呵成に聴かせる!2曲とも音質良好。
0 people agree with this review 2024/09/27
骨太で豪壮雄渾、朝比奈の本領発揮たる名演!珍しい朝比奈のセッション録音という点でも興味深いが、演奏はライヴに勝るとも劣らない熱演。冒頭から巨大な岩雪崩の如き重層的轟音で聴き手の度肝を抜くオケの威厳、そして野太さと気品を兼ね備えた堤と海野の濃密な掛け合い!全編にわたって悠揚としたテンポを採り、むせ返るようなロマン溢れる演奏が繰り広げられる。憧憬に満ちた第2楽章も印象深いが(堤のVc凄い!)、俊敏性を代償に全てをなぎ倒す圧倒的パワーを得た鈍足な巨人が驀進するような終楽章のド迫力は冠前絶後!大学祝典序曲も同様のスタイル、こちらは曲の格が数ランク上がったかのような威厳と弾き飛ばされそうな風圧、そして情熱とロマンがぎっしり詰まった熱演で、至高の超名盤ボールト/LPOに唯一肉薄。音質は最良とは言い難いがオンマイク気味で図太い迫力。
0 people agree with this review 2024/09/26
この名盤が長く廃盤の憂き目に遭っているとは。余計な小細工一切無しで、重厚かつ透徹したヴァーシャリのPfと、骨太で艶やかな弦(特にマッシヴな存在感で音楽を盛り立てるクリストのVa!)が織り成す豪壮雄渾なブラームス。全部名演だが特に第2番が秀逸で、カラヤンのもとで磨きあげられた弦の美しい歌い回しと、この大曲に相応しいシンフォニックな造形、そして骨太ながらしっとりとした叙情美あふれるヴァーシャリのPfが全体をしっかりと支え、それぞれの美点が作品の性格に見事に合致した超名演に仕上がっている。第1番と第3番も同様に余計な事をしていないストレートな解釈で、分厚く流麗でまさに交響曲に匹敵するスケールを感じさる。特に微動だにしない骨太の造形で驀進する第1番の終楽章やヒロイックなまでの劇的高揚感を示す第3番の第1楽章はカラヤンが振ったブラームスの交響曲を如実に彷彿させる。音質も優秀、DGらしくやや明るめに色付けされた感がしなくもないが、この演奏には合っている。
0 people agree with this review 2024/09/25
R.シュトラウスが他の追随を許さぬ名演!太く力強くそして色艶乗ったシュナイダーハンのVnが、燦然たる輝きと豊かな陰翳でこの傑作の魅力を余す所なく歌い尽くす。特に高域の憧れに満ちた情熱的カンタービレ!クレーメルやチョンの録音も素晴らしい出来だったが、往年のウィーンの情緒を色濃く伝えるシュナイダーハンのVnを聴いてしまうと他じゃ物足りない。クリーンのPfも清流のような透明感と愛らしい歌心に満ちた絶美のタッチでシュナイダーハンにぴったりと寄り添い文句なし(特に2楽章での少女のような無垢な輝きと閃き!)。フランクは一転、いつものシュナイダーハンらしく武骨なまでに飾り気なく格調高い音色と節回し、そして同じく武骨なゼーマンのPfも相俟って、他に無い独特の魅力を放つ。特に第3楽章の祈り深い沈潜、終楽章の気高く澄み切った歌は絶品!音質は両曲とも良好。
1 people agree with this review 2024/09/18
名門ヴェーグSQのお宝ライヴ!このような濃厚名演がステレオで遺されていたことにまず感謝。両曲とも大戦前の情緒的なスタイルを継承した濃密な音色と豊かな歌い口が存分に発揮されていて最高。バルトークは旧全集(新盤よりノリ良く好き)を愛聴しているが、当ライヴはよりしっとりと熟成した豊かな歌と高い集中力で一気に聴かせる。そして土臭さも十分、特に第2部の生々しい土俗的生命力!だがなんといっても目玉はシューベルトで、出だしはやや大人しく感じるが、すぐに乗ってきてヴェーグらしい情感たっぷりのヒューマニズム溢れる節回しでこの大曲を歌い上げる。特に第2楽章の劇的陰翳&高揚感はヴェーグの独壇場!続くスケルツォの生々しく野性的な生命力!そして弾力十分ながら温かな歌に満ちた終楽章の懐かしく色濃い味わい!おまけに音質も’68ライヴながら十分良好、埋もれさせておくには勿体無い超名盤!
0 people agree with this review 2024/09/06
両曲とも永年の愛聴盤で、特にブラームスが超名演。帝王カラヤンのブラ3は何故かBPOとの録音はどれもイマイチ(唯一例外は’83ザルツLive、音質優良、凄!)だが、当VPO盤は往年のローカルな味わいを残したオケの響きと、壮年期カラヤンのノリにノッた覇気漲る表現力とが相乗し奇跡的名演を成し遂げた。特に濃厚なロマンが香り立つような2楽章は他の追随を許さぬ出来で、深くまろやかな蠱惑的美音に我が魂は往年のゾフィエンザールにワープ。終楽章も熱く湧き上がるエナジーを源に豪壮雄渾、メリハリ豊かに盛り上がる。また後年のどの録音にもないTimp追加打撃(216,217小節)も印象的。ドボ8も同傾向で後年BPOやDG再録に比べ素直で、凄まじいまでの推進力と柔軟性に富む節回しが決定的魅力。音はE社SACD(当たり外れ多いがこれは当たり)がベストだが、通常盤でもORIGINALS化で優秀。
0 people agree with this review 2024/09/05
Disc.1が素晴らしく、特にカラヤンのマティスは屈指の名演!フルトヴェングラー時代の面影を色濃く残した当時のBPOならではの渋く仄暗いサウンドが他に変え難い魅力で、落ち着き払ったテンポも相俟って唯一無二の威容を誇る。特に2楽章の深く神秘的な沈潜、終楽章ハレルヤの深く渋く輝く神々しいまでの威厳!音は’57Stereoだが破綻なく量感十分、グリューネヴァルト教会(当曲にピッタリ!)の豊潤な残響を纏った美しい音が聴ける。自作自演のセレーナは武骨で男気溢れる音造りを全盛期POが完全に演奏しきっており作品の魅力を堪能させる。白鳥焼男は高性能BRSOの面目躍如で推進力に満ちた快演、かつ古典的フォルムを保っており見事。気高き幻想はオケ(サヴァリッシュ/フィラデルフィア)の機能美と豊かな歌い口で聴かせるが、交響的変容はシンフォニックな造形なのは良いが腰が重くタルい。演奏会用音楽は演奏音質共パッとせずオマケ…
0 people agree with this review 2024/09/01
この曲はやはり高性能オケによるこのような快演で聴きたい。ギーレン自身のセッション録音(明晰秀演だが整然としすぎてもうひとつ)は勿論、熱演ベルティーニBPO(正規化熱望)や世紀の怪名演クレンペラーでさえ真っ青の超弩級名演!低弦が唸りまくる冒頭からただならぬ妖気を醸し出すが、徐々にヒートアップし1楽章後半からのハイテンションぶりは凄絶。野太く咆哮する金管や大地を抉る極厚低弦の凄惨なまでのド迫力、そして硬く激しく乱打されるTimp(特に2楽章の常軌を逸した爆打!)等、この頃のBPOにはまだこんな音が出せたのだ(そういやクライバーの激烈ブラ4も同年)。同時期ハイティンクのマーラーもBPOの機能美を発揮した名盤で永年愛聴してるが、ギーレンはもっと野性的で獰猛、手に汗握る超熱演!音もON気味で生々しく重厚優良。
0 people agree with this review 2024/08/31
全てモノだが名手ルフェビュールの至芸を堪能できる名盤。特にDisc2のディアベリ変奏曲が超弩級の名演で、後年のステレオ録音も勿論素晴らしいが、この旧盤は更に瑞々しく生命力に満ちた潤いがあり他を圧倒する神憑り的名演!短縮版なのが惜しいが(ステレオ盤も)、高い集中力と引き締まった緊迫感、甘さを排した厳粛な打鍵でこの難曲を一気に聴かせる。op.109&110も同様に飄々と速めのテンポながら、峻厳なタッチと彫り深い陰翳で、特にop.110は凛々しくギリシャ彫刻を思わせる造形美を誇り同曲屈指の名演(後年ステレオ盤も良いが旧盤に比べ流れが若干悪い)。そしてバッハも超弩級の名演揃いで、高貴なフォルムの中にニュアンスに富んだ劇的陰翳を孕み、深く濃いバッハの世界を克明に描き出す。殊にト短調大フーガにおける厳粛な高揚感と威容は空前絶後!音は全てモノラルだが、モツpf協以外全て’55から’56頃のセッションで優秀。ちなみにProfillレーベルから当盤内容全てを含んだ5枚組(ゴーティエとの神演ラヴェルVnソナタやドビュッシーおもちゃ箱など含む!)が出ているので今から買うならそちらをオススメ
0 people agree with this review 2024/08/13
これぞズスケの本領、彼が率いる弦楽四重奏団で聴かせた名演の数々と同様、引き締まった燻し銀の音色と伝統&血統を守り抜いた小細工無しの端正な節回しが他の追随を許さぬ決定的魅力で、楽聖の傑作ソナタを見事に描き尽くす。全体的に速めのテンポながら色濃い味わいで、若き楽聖のパッション溢れる4番はシンプルなスコアから見事な陰翳と爽快な清流の如き生命感を表出しているし、5番はケレン味のない清楚高潔な歌い回しが感動的(要所で強力に主張するオルベルツのピアノも絶品!)。そして何と言ってもクロイツェルが白眉で、細身&タイトな美音でズスケの本領たる室内楽的緻密さと怜悧な切れ味が冴え渡る。第2楽章変奏曲の品格は勿論、第1楽章の畳み込む迫力も申し分無し!安っぽくなりがちな3楽章も頑なに守り抜いた伝統美が結実し見事に決まる。オルベルツのPfも春同様にピタリと付けながら、ここぞという場面ではゲルマン魂を剥き出しにした豪壮な強打鍵でメリハリあり最高!音質もアナログ完成期のリアルな色艶&陰翳で超優秀!
0 people agree with this review 2024/07/30
レビューが少ないが帝王カラヤン全盛期の白熱ライヴ、2曲とも超名演!モーツァルト:翌年のEMI盤とは違うメンツでの演奏でコッホ、ライスター、ピースク、ザイフェルトと名前を見るだけで胸が高鳴る豪華名手達の超絶プレイをこれでもかと堪能!最愛ベーム/BPO(コッホ以外同じメンツ)と甲乙付け難いが帝王はより柔軟性高く流麗優美な歌が魅力。ツァラ:長年愛聴してきた’73年セッション録音の極限美も魅力だが当盤は手に汗握るドライヴ感の濃厚激演で凄絶の極み!序奏のティンパニは控えめだが(当盤はテーリヒェンorアヴゲリノス)ONマイク気味でデッドな為各楽器がクリア&リアルで各々の動きがよく分かる。特にホルンは’73年盤では他パートに埋もれがちだったが’70Liveは豪壮雄渾な咆哮を克明に捉えており痛快!その他ハープやVnソロ(シュヴァルベの妖艶な美音!)も生々しく鮮烈で嬉しい限り。そして大編成フルエナジーを全開にしたトゥッティの凄絶無比なド迫力は今のBPOじゃ再現不可!音は前述の通りONマイクで生々しく’70Liveとしては優秀。
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