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0 people agree with this review 2015/11/05
NIFCで同時に出たアルゲリッチやアントルモンは、良い演奏と思いながらも寄る年波には勝てぬという感を禁じえなかったが、これは断トツに素晴らしい。以前の録音と比べても、腰を落ち着けた雄弁さで優っている。夜想曲も同様で、浅田真央使用で有名な作品9−2でも、ライヴでの微かな傷を考慮しても引き込まれ度合いはこちらが上。この建材ぶりを目の当たりにすると、今後もまだまだ応援したくなってくる感が。
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2 people agree with this review 2015/10/25
ジャニスと言うと、ラフマニノフとかアメリカものをイメージしてしまうが、意外にもベートーヴェンやシューベルトが素敵だ。ドイツ的演奏とは言い難いが、ひたむきさと端正さと推進力で惹かれる。マスタリングもまずまずだし、解説書もルーピンシュタインやクライバーンの箱と同様の豪華仕様。紙袋のオリジナルジャケットデザインも良い。ただ、オリジナル盤を重視したのか、CD一枚の収録時間が極端に少なく、おまけにラフマニノフ協奏曲1番とリストの死の舞踏は同じものが二つ入っているので、11CDと言いながら、実質五枚弱という所が何である。
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2 people agree with this review 2015/05/26
以前のブリリアントの箱と比べて微妙にかぶる所はあり、むかつくほどモタモタしたマリアン・ミカの前奏曲変イ長調などもしっかり残っているが、デリャヴァンとかおニューな演奏も多く、ウラシンのマズルカも以前AVEXの箱で出ていたものとは別の新録音である。この二人が主な目当てであったが、デリャヴァンはもたれたりクセあり過ぎも全体的には標準。ウラシンも作品7−5を電気的にフェードアウトするとか悪趣味の所はあるが、独創性を発揮して頑張っていると思う。モラヴェッッツやワイルドはどっしりした好演だが過去別レベルから出ていてダフリなど、ショパンの旧来のファンからするとダブりが多くて頭の痛い所もあるだろう。ダブりの中では、サイモンのピアノと管弦楽の小品は1970年代の名演の久々の再登場で若い人にも聞いて欲しいと思うが、じゃ同時収録の協奏曲はここにはなく、箱のラインナップはなぜかクピークという所あたりがブリリアントクオリティか。ショパンおたくにはダブりかあってもとにかく買えだが、そうでもない人にはDGの箱やアシュケナージとかオールソン、そして最近のイタリアデッカのピエトロ・デ=マリアの方がいいかもという感じである。
6 people agree with this review 2015/05/26
半分近くは知っている録音だったが、全体的にいかにもゼルキンらしい演奏。残念なのはスタジオ録音の21番ソナタの音が無茶苦茶ひずみっぽいこと。これよりも、モノラルのレリークや楽興の時の方が格段に聞きやすいというのが皮肉っぽくあった。ライヴの21番はテープ雑音やハムみたいのは多少あるが、ピアノの音はスタジオセッションよりはるかに良く、演奏の流れも上。最後の大々的拍手も納得。これとレリークを聞くだけでも、この箱を持つ価値は十二分あるように思われる。
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1 people agree with this review 2015/03/01
解説にもあったが、確かにこれは観客ノイズの一致からしても、1988年に出たHUNTのHUNTCD555と同一である。HUNT盤はモノとは書いていないものの、併録ロッシ指揮伊RAI響の2番(1968モノ)より圧倒的に音が良く何だかなぁと思ったが、その時疑似ステレオっぽかった音が、今回はテープのヒスノイズも鮮やかになったものの真ステレオの音となり、ピアノの音もEMIスタジオ盤よりある意味繊細。25年前はスタジオ盤より推進力のある演奏くらいの印象が無かったが、マスタリングで感銘度が非常に増加するとはびっくりだ。
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0 people agree with this review 2014/03/14
アルゲリッチ独特の音楽の流れとスピード感はあるが、ショパコン優勝時前後の奔放なブッ叩き感はなく、語尾はモーツァルトらしくデモーニッシュにまとめられている。いわゆるモーツァルト弾きの演奏とは趣向は違うが、それほどはずれている訳ではなく、音楽として非常に気持ち良く、最近のアルゲリッチよりもある意味わくわく聴ける。モノラル録音だが、特に協奏曲は音の状態も悪くなく、マークのバックもわくわく感を強調している。これがドレミ第一巻ということなら、以後のシリーズが非常に期待出来ると思われる。
0 people agree with this review 2014/01/15
顧聖嬰のことについては輸入会社の説明ではいつなぜ死んだかの記述はされてない。どういう悲劇的死だったかは検索すれば出てくるであろう。演奏はどの曲も平均ペースでまじめでひたむきに弾くという感じ。鋭さや切れはないし、細かいパッセージは怪しいが、技巧が下手とまでは言えない。この特性から、速い小品よりも大曲の方が何となく引き込まれてしまう感じがする。個人的にはソナタがベストで次が幻想ポロネーズかという所。録音はその頃のラジオのモノ録音を疑似ステレオっぽくした感じ。前奏曲や練習曲等はこれにひずみが入る。万人には薦めないが、じっくり聴いているとそそられる所のある演奏と思う。最大の問題は装丁で、外見はこの写真通りのデジパックで中には写真満載のオール中国語解説が張り付いているが、大きさは何と18センチ四方、ずっしり重いが厚紙製で、厚紙の穴に盤をはめ込んでいる。ピクチャーレベルの盤を取り出そうとしてもなかなか取り出せず、いったん取り出すともとの穴には非常に入りにくいという超迷惑ジャケット。HMVがなせデカい箱で送って来たのかといぶかしがったが、理由はこれだった。予約していて七月発売とのはずがちょうど半年待たされたし、もしやこれが中国クオリティ?
4 people agree with this review 2013/11/01
東芝EMI時代はマルクジンスキーと称していたが、スペルを見るとlに斜め線が入っているので、ポーランド読みでこれが正しい発音である。この中ではマズルカ集が抜群に素晴らしい。大昔野村光一氏構成のNHKFMの夜番組「大作曲家の時間ショパン」でルービンシュタイン、コルトー、ホロヴィッツなどの列強を押しのけて、テーマ曲に採用されたのが彼の作品24−4。これと作品30−3は特に粘りある独特のルバートが強烈で、ショパンファンには是非聞いて欲しい一品である。彼の芸風は巨匠風でパワータイプなので、指回りの速度と切れはイマイチの所があるが、それに目をつぶればポロネーズや他のショパンも相当すばらしい。後年ポーランド国営放送にも再録音はあるが、これと比べるとかなり淡白であるので、このボックスの時点がベストだったかも。マズルカ・ワルツ等は既出であるが、マスタリングが生々しくなっているので、ダブった方でも買いと思われる。チャイコ以下他の演奏も音質は時代なり以上でがっちりした普通に素晴らしい演奏だが、ショパンと比べるとオマケの感も。内容は大満足だが、旧来のファンからすると箱や盤面のWマークを見ると、相当わびしい感じを受けることだけは否定できない。
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2 people agree with this review 2013/09/19
友社のウィーン原典版の校訂をしているティリモの全集。当然あの赤い楽譜準拠である。真っ向から取り組んで好感が持てる割に聴いた後イマイチ残らないとか、未完のソナタの補完作曲については個人的にはバドゥラ=スコダ(ヘンレ版第三巻) よりは好まないところはあるものの、ホ短調D769a断片など他の全集では絶対聴けないものもあり、資料的価値は相当高いと思われる。ただ、初出時は値段こそバラで一枚1500円程度だったものの、まとまって流通しておらず苦労して全巻集めたものがこの値段で出されると、なんだかなぁと思ったりもする。
7 people agree with this review 2013/08/13
残響デッドで鼻詰まり気味の所も若干あるが、聴きやすくマスタリングした音質。傷はあるけれど予想より少なく、「かっこう」のように簡単な曲で混沌としているのも何だが、後年のように速い部分が崩壊する程にはなっていない技巧。そしてスタジオ録音よりも強く感じる気力の充実。音楽としては傾聴に値するものがある。さらに、私の聴いた1974年の来日が書いてないと突っ込みたくもなるが、当時の資料を網羅した解説はCD以上に面白いかもしれない。私が聴いた時のアンコールで弾いてくれたケンプ独自の序奏付きのエコセーズ変ホ長調も聴け、古いケンプファンにはうるうるである。ケンプのモノ・ステ全集を両方持つようなファンには必携と思われるが、一方一般のベートーヴェンファンには、デジパックで中途半端に豪華でデカく重い装丁、NHKロゴ付きなのにキングインターナショナル製の輸入盤仕様で中途半端に高い価格設定、今は在庫豊富だろうが限定仕様と広く薦めるには引っかかる要素が多いのがちょっとという感じである。
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4 people agree with this review 2012/12/01
レコード時代から愛聴して来た身からすると、シフラやチッコリーニの箱と比べて、もっと多いと思ったらこんな枚数だったのかなという感じ。そして、普通にEMI国内盤等で容易に買えるもの以外を苦労して集めて来た身からすると、一枚あたり二百円程度という値段に多少空しいものも感じるが、珍しいものまでまとまって容易に得られるのは大変ありがたいことである。普通流通物の演奏内容はわかっていたし、期待度も大体予想出来たが、リマスターということで、実物が来るまできちんとしたレビューは不可であろうからここまで待った。いざ聞いて見ると、例えばDISC27の諸曲を1995年新星堂が企画盤で出したものと比較すると、音は大分大人しくなり、ノイズやなめらかさから見れば音質向上と言っていいのだろうが、周波数帯域の伸びや底光り感やエグさは無くなってしまい、一抹の寂しさも感じる。初めて聞くベートーヴェンは(と言ってもほとんど断片だが)、特にコルトーの声の生々しさには驚かされるものの、演奏自体は当時のコルトーそのものである。ということで、万人に薦めるのは絶対無理だが、コルトー好きなら絶対持ってなければいけない箱だろう。
3 people agree with this review 2012/10/12
ソナタはさすがに技巧的限界が見えるので、前作のマズルカ全集ほどの激烈な感銘はないが、全体的にあのマズルカ全集での崩しや旋律の揺れはここでも健在で、結構面白く聴ける。フィリップスの旧録音が、クールないいとこのお坊ちゃんの感じなら、これはいい意味で泥臭さが入っており、ショパコン予選落ちのヴンダーを2位まで引き上げた師匠の風格も同時に感じる。前作とこれを見ると、まだ衰えぬうちにポロネーズ全集をもう一回入れ直して欲しい気がする。なお、録音そのものは前作と同等だが、1トラックで左右チャネルの音揺れやノイズを感じたり、最終トラックで大々的に音飛びして再生不能になるなど、通常美品のNIFCレーベルには珍しく盤面プレスの不安定さが見られた。HMVに即座に対応して頂いて交換で事無きを得たが、そういうことなので、本品を購入された方は、未聴にせず特に最終トラックを中心に一回チェックされることをお薦めする。
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0 people agree with this review 2012/10/08
シャーマンと言うと、プロアルテ(ビクター)時代のシューマンP協他が、超スローの上ドライで、私にとって最もムカつく演奏だったので、これを買うのも最初はためらったが、聴いて見ると昔日の印象はなく、緩急変幻自在の演奏で非常に面白く聴けた。音楽のバックボーンは全然違うが、創意工夫がどんどん閃いて、それを実践して行く手法はフランソワと共通している感がある。ただ、アルバムの曲の番号が進行していく程デフォルメが激しくなる傾向があり、作品59−1などの旋律の即興的装飾はちょっとやり過ぎの感がある。聴いていると次に何をするかという興味がどんどん湧いて来て、最後まで一気に通して聴けたが、ポーランドの人たちやルービンシュタイン・アシュケナージのような普通の演奏ではないので、マズルカ全集初めてやマズルカ不慣れの方などには、モーツァルト初心者がいきなりグールドの演奏を聴くのと同様な危険な面はあると思う。
7 people agree with this review 2012/10/06
前奏曲旧録音は、練習曲集程ではないにしろ愛聴して来たが、それと比べると、節回しに過去と違うものが出てきたのは円熟の証としても、速いパッセージの粒ぞろいや弾いている時の余裕感はかなり失われており、他のピアニストと絶対比較すると優秀な演奏としても、前者と後者を差引すると残念ながらマイナスという気がする。またこの感じと、前奏曲17番やノクターンOp.27−2などの速いテンポが相まって、この種の曲ではお尻が落ち着かないような感じがする。アルゲリッチはソロを捨てて別府や伊藤京子さんなどに出会って、落ち着く所に軟着陸した気がするが、この演奏や大リーグの松坂大輔投手などを見ると、若くして完全無欠だった人間の歳の取り方がいかに難しいかを痛感させられる。
0 people agree with this review 2012/04/12
一枚価格で二枚組。各枚目一杯入ったお得なCDではあるが、内容的にはいま一つの感が。ショパンのP協のCDから期待はしていたのだが、フタを開けて見ると、パワーは人間業とは思えぬ位物凄いものの、速いパッセージの切れ味は案外なく、和音の連打も4番や6番のように長期連続するとあまり得意そうでない感じがする。よって、一見余裕かましに弾いているように見えながら、実はシフラのような緊迫感が薄くなってしまうといううらみがある。悪い演奏ではないが、競馬に例えれば中央場所の成績はイマイチでも、地方交流のダート競争でのみ勝ちまくるオープン馬という感じである。
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