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Malcuzynski: Emi Recordings

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
999019244
Number of Discs
:
8
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

Warner Classics ICON
マウツジンスキ/EMI録音集(8CD)

往年の名ピアニスト、マウツジンスキはショパン弾きとして有名ですが、実際のレパートリーは幅広く、ブラームスやベートーヴェンでもヴィルトゥオーゾ・スタイルの豪快な演奏を聴かせていました。
 レコーディングはロンドンで成功を収めてからのEMIへのセッション録音が代表作といえ、今回、Warner Classics ICON シリーズから登場するこの8枚組ボックスで、同社の保有するEMI音源により、それらの多くを聴くことができるようになったのは朗報です。
 昔から有名な、ワルター・ジュスキントとのショパン:ピアノ協奏曲第2番、ニコライ・マルコとのチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番のほか、多くの協奏曲やソロ録音でその豪快な芸風を味わうことができます。

【プロフィール】
ヴィトルト・マウツジンスキ(マウツジニスキ、マルクジンスキとも)[1914-1977]は、ポーランドのヴィルナ近郊に誕生。少年時代にイェジー・レフェルトに教えを受け、ワルシャワ音楽院ではブゾーニ門下のユゼフ・トゥルツジンスキに師事。並行してワルシャワ大学で法学と哲学を学び、音楽院卒業後は晩年のパデレフスキの薫陶を受け、翌1937年、第3回ショパン国際コンクールで第3位に入賞。
 翌年にはパリに移り、マルグリット・ロンとイシドール・フィリップのもとで研鑽を積み、1940年、パリ・デビューを果たしますが、戦火を避けて南米に渡り、1942年にカーネギー・ホール・デビューします。
 1945年、戦争が終わると拠点をスイスに移し、ロンドン・デビューをおこなうなど国際的な活躍をするようになり、1958年にはポーランドに20年ぶりに帰還してもいます。そして翌々年の1960年には、ワルシャワで開かれたショパン生誕150年祭で18回のコンサートをおこなって大評判となり、ワルシャワ・ショパン協会の名誉会員に選ばれ、ショパン・コンクールの審査員も務めました。翌1961年には初の来日公演をおこなってもいます。(HMV)

【収録情報】
Disc1
・ショパン:ワルツ第1〜14番(録音:1959年)
・ショパン:ピアノ・ソナタ第3番Op.58(録音:1961年)

Disc2
・ショパン:マズルカ集(5,7,15,17,20,21, 22,23,25,27,32,41,45,47,49番)(録音:1961年)
・ピアノ協奏曲第2番Op.21
 ワルター・ジュスキント(指揮)
 ロンドン交響楽団(録音:1959年)

Disc3
・ショパン:ポロネーズ第1〜6番(録音:1959年)
・ショパン:ピアノ・ソナタ第2番Op.35(録音:1958年)

Disc4
・ショパン:スケルツォ第2番Op.31(録音:1955年)
・ショパン:スケルツォ第3番Op.39
・ショパン:夜想曲第5番Op.15-2
・ショパン:夜想曲第13番Op.48-1(録音:1958年)
・ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49(録音:1959年)
・ショパン:バラード第1〜4番(録音:1962年)

Disc5
・リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調
 ワルター・ジュスキント(指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団(録音:1953年)

・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調(録音:1953年)
・リスト:スペイン奇想曲(録音:1951年)

Disc6
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番Op.23
 ニコライ・マルコ(指揮)
 フランス国立放送管弦楽団(録音:1956年)

・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
 パウル・クレツキ(指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団(録音:1949年)

・ラフマニノフ:前奏曲 Op.32-5&12

Disc7
・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番Op.15
 フリッツ・リーガー(指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団(録音:1953年)

・ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲Op.24

Disc8
・J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903(録音:1951年)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番『熱情』(録音:1951年)
・フランク:前奏曲、コラールとフーガ(録音:1949年)
・ドビュッシー:沈める寺
・シマノフスキ:練習曲変ロ短調Op.4-3
・パデレフスキ:幻想的クラコヴィアクOp.14-6
・スクリャービン:練習曲Op.2-1
・スクリャービン:練習曲Op.8-12
・プロコフィエフ:3つのオレンジへの恋〜行進曲

 ヴィトルト・マウツジンスキ(P)

Track List   

Disc   1

  • 01. No. 1 in E Flat Major Op. 18 ('Grande Valse Brillante')
  • 02. No. 2 in a Flat Major Op. 34 No. 1 ('Valse Brillante')
  • 03. No. 3 in A minor Op. 34 No. 2
  • 04. No. 4 in F Major Op. 34 No. 3 ('Valse Brillante')
  • 05. No. 5 in a Flat Major Op. 42 ('Grande Valse')
  • 06. No. 6 in D Flat Major Op. 64 No. 1
  • 07. No. 7 in C Sharp minor Op. 64 No. 2
  • 08. No. 8 in a Flat Major Op. 64 No. 3
  • 09. No. 9 in a Flat Major Op. 69 No. 1
  • 10. No. 10 in E minor Op. 69 No. 2
  • 11. No. 11 in G Flat Major Op. 70 No. 1
  • 12. No. 12 in F minor Op. 70 No. 2
  • 13. No. 13 in D Flat Major Op 70 No. 3
  • 14. No. 14 in E minor Op. Posth
  • 15. I. Allegro Maestoso
  • 16. II. Scherzo (Molto Vivace)
  • 17. III. Largo
  • 18. IV. Finale (Presto, Ma Non Tanto)

Disc   2

  • 01. B Flat, Op. 7/1 (1831)
  • 02. F minor, Op. 7/3 (1831)
  • 03. C, Op. 24/2 (1834-35)
  • 04. B Flat minor, Op. 24/4 (1834-35)
  • 05. D Flat, Op. 30/3 (1836-37)
  • 06. C Sharp minor, Op. 30/4 (1836-37)
  • 07. G Sharp minor, Op. 33/1 (1837-38)
  • 08. D, Op. 33/2 (1837-38)
  • 09. B minor, Op. 33/4 (1837-38)
  • 10. E minor, Op. 41/2 (1838-40)
  • 11. C Sharp minor, Op. 50/3 (1842)
  • 12. C Sharp minor, Op. 63/3 (1846)
  • 13. A minor, Op. 67/4 (1846)
  • 14. A minor, Op. 68/2 (1827)
  • 15. F minor, Op. 68/4 (1849)
  • 16. I. Maestoso
  • 17. II. Larghetto - Walter Susskind
  • 18. III. Allegro Vivace - Walter Susskind

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Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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東芝EMI時代はマルクジンスキーと称して...

投稿日:2013/11/01 (金)

東芝EMI時代はマルクジンスキーと称していたが、スペルを見るとlに斜め線が入っているので、ポーランド読みでこれが正しい発音である。この中ではマズルカ集が抜群に素晴らしい。大昔野村光一氏構成のNHKFMの夜番組「大作曲家の時間ショパン」でルービンシュタイン、コルトー、ホロヴィッツなどの列強を押しのけて、テーマ曲に採用されたのが彼の作品24−4。これと作品30−3は特に粘りある独特のルバートが強烈で、ショパンファンには是非聞いて欲しい一品である。彼の芸風は巨匠風でパワータイプなので、指回りの速度と切れはイマイチの所があるが、それに目をつぶればポロネーズや他のショパンも相当すばらしい。後年ポーランド国営放送にも再録音はあるが、これと比べるとかなり淡白であるので、このボックスの時点がベストだったかも。マズルカ・ワルツ等は既出であるが、マスタリングが生々しくなっているので、ダブった方でも買いと思われる。チャイコ以下他の演奏も音質は時代なり以上でがっちりした普通に素晴らしい演奏だが、ショパンと比べるとオマケの感も。内容は大満足だが、旧来のファンからすると箱や盤面のWマークを見ると、相当わびしい感じを受けることだけは否定できない。

ぬぬぬ さん | 不明 | 不明

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マルクジンスキ(我々LP時代からのファンは...

投稿日:2013/09/10 (火)

マルクジンスキ(我々LP時代からのファンはこう呼ぶ。たとえその発音が間違っているとしても。)は、英EMI系のLP(HMVとかColumbia)が好きで、ショパンが嫌いでなければ、必ずと言ってよいほどお世話になるピアニストだ。 もちろん、EMIには、SP時代から、コルトー、リパッティ等を初めとする偉大なショパン弾きたちが揃っていたわけだが、両者の録音はさすがに音が古いし、’50年代末〜’60年代のステレオ初期のEMI系ショパン録音といえば、パテのフランソワが何か専横している感じで−と言えばもちろん言い過ぎだけれども、フランソワの個性的すぎるショパンには少々抵抗がある、という人は(私も含めて)結構いるのではなかろうか。 そこでマルクジンスキ様の登場となる。ショパンの母国ポーランド生まれの彼の演奏は、やはりスタンダードな解釈で、安心して聴ける。特にワルツとマズルカは、行間から、苦み走ったビターな大人の味わいを漂わせる逸品。(あくまで、古いLPや、CDを聴いた印象。)協奏曲の2番も悪くない。 一方、ポロネーズやソナタでは、少々技術的な苦しさを感じさせる。そういう意味では、「技術的に完璧」な演奏が好みの方にはお勧めしない。「秋の夜長、じっくりしっとりショパンでも聴き込みたい」という人に、あえてお勧めしておきたい。 なお、余談だが、彼のポートレートは、阪神の加藤というピッチャーに若干似ている、と思う。

箕面猿。 さん | 大阪府 | 不明

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