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Review List of レインボー 

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     2016/07/16

    ワルター・ヴェラーが、1978年にイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して録音したスメタナの『わが祖国』です。
    色々録音のあるわが祖国の中でも、イスラエルの演奏家による物は珍しいのではないでしょうか。
    解説書には弦楽が表情豊かに云々と書かれているこのオケ、確かに冒頭の『高い城』や『ヴルタヴァ』等はその美しさはきこえる物の、徐々に音楽が平凡になっていくためか、音もちょっと雑になり総合すればあまり記憶に残らない演奏です。
    まぁ国際的に有名なオケの演奏ですから水準には達していると思いますが…
    録音は普通。

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     2016/07/14

    フレデリック・コーウェンはジャマイカ出身のイギリスの作曲家でエルガーあたりと同世代の人物。
    幼少時より音楽の才能に優れ、作曲家以外にも演奏家としても活躍、指揮者として、自作自演も残すなどしたが死後、徐々に忘れられていったという、知られざる作曲家の履歴書によくあるパターンの作曲家。
    コーウェンの作風はドイツ的なしっかりとした構成にイギリス特有の柔和なメロディを持った曲が特徴らしく、良くも悪くも癖のない作風が忘れられていった原因の1つというのも聴いていてよく分かる。
    この盤に収録されているのは、演奏会用序曲『蝶の舞踏会』『インディアン狂詩曲』『交響曲第3番』の3曲。
    インディアン狂詩曲こそ、やや東洋風のメロディーが登場してオリエンタルな雰囲気を出しているが、全体的には上に書いたような特徴が強い。
    この盤で演奏しているのは初期ナクソス常連の指揮者であった、エイドリアン・リーパーと、チェコスロヴァキア国立・コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で1989年に収録された物である。
    演奏の方も良くも悪くも癖のない、スロヴァキア勢の演奏らしい出来ですが、その分安心して聴けるでしょう。
    録音はややドライ。
    資料的価値を含め、この評価です。

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     2016/07/13

    ナクソス最初期にリリースされていた〜フェスティバルシリーズの一枚で、ハンガリーの作曲家の作品を集めた物。
    このシリーズ、ほとんどがスロヴァキアのオケだが、このCDのみマティアス・アンタル指揮、ハンガリー国立交響楽団と地元のオケによる演奏である。
    そのためだろうか、初期ナクソスのCDでもなかなかの物で、コダーイ『ハーリ・ヤノーシュ』やフバイ『チャルダーシュ』ベルリオーズ『ラコツィ行進曲』は名演と言ってよい。
    洗練されていない独特のオケの音色もまた良い味が出ている。
    初期ナクソス特有の録音が気にならなくもないが、値段を考えればおすすめの一枚。

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     2016/07/12

    1961年にカラヤンがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を振って録音したホルストの組曲『惑星』は同曲の人気に火をつけた歴史的な音源です。
    火星や木星、天王星など、オーケストラが絶大に効果を発揮する曲での豪快さや、金星などのゆっくりとした曲ではウィーン・フィルの弦楽が威力を発揮していますが、全体的に粗い仕上がりになっているように思います。
    まだ後年、ベルリン・フィルとの録音のほうが纏まりがあり良いように思います。
    文字通り星の数程、惑星の音源が出回るようになった現在、あえてカラヤンを最初に選ぶというのはおすすめしません。
    唯一良いのはデッカの録音でダイナミックでppからffまで、鮮明に録音されておりかつ、色褪せのないのは流石でしょう。

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     2016/07/11

    安価な価格でオーケストラのポケットスコアを発売している事で有名な日本楽譜出版社、略してニチフから出たオッフェンバックの天国と地獄の序曲を収録したスコアである。
    天国と地獄の序曲は作曲家の手による物だけでも2つ、他人のアレンジもいくつかあるが、このスコアに収録されているのはカール・ビンダーがドイツ語での上演時に書いた、今日、天国と地獄と言えばこれという、世界中のオケが演奏しているバージョンである。
    ニチフのスコアは時々音符が小さく書いてあって読みにくい物が、あるが、これはわりと綺麗に書かれ、読みやすい。
    音楽を聴きながら、またスコアの勉強にも。
    巻末にはニチフ恒例、溝部国光著作の念仏のリズムの宣伝があります。

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     2016/07/10

    スメタナのオペラ『売られた花嫁』の全曲盤。
    オタカル・オストルチル指揮、プラハ国立歌劇場管弦楽団&合唱団の演奏で、1933年にHMVがウィーンで録音した物で、同曲の録音の中でも最古の物ではないかと思う。
    その知名度のわりには意外と全曲盤が少ない売られた花嫁だが、この盤はチェコの薫りを存分に楽しめるローカルな演奏で、歌手も知らない人ばかり、恐らくプラハ国立歌劇場の人なのだろうけど、今の歌手にはない味があってこれはこれで良い。
    年代を考えれば良い音質だが、まぁ元が古いのでヒストリカルになれてなければおすすめしない。

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     2016/07/08

    ダグラス・ボストック指揮、カールスバード交響楽団の演奏で収録されたドヴォルザークの『交響曲第9番』とフィビヒ『夕暮れ』。
    交響曲はドヴォルザークの名曲だけあり、録音も多いが、この演奏は大人しい目の演奏、フィビヒはまずまずと言った所です。
    録音はまあまあです。
    正直あまりおすすめできるCDではなく、マニア向きの一枚ではないでしょうか。

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     2016/07/07

    ヘルベルト・フォン・カラヤンが、1981年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を振って録音したホルストの『惑星』です(この他に海王星でウヴェ・グロノスティ指揮するRIAS室内合唱団が参加)
    カラヤンは1961年にウィーン・フィルと録音しており、同曲の2枚目、また唯一のベルリン・フィルとの惑星です。
    名手を揃えたベルリン・フィルだけあり、アンサンブルの見事さは、さすがであり、金管中心の火星のダイナミックで豪快な演奏は、痛快です。
    しかし、金星以降は綺麗だけど意外平凡であり、個人的に火星を聴くための演奏と思っています。
    この盤はカラヤン・ゴールドなるシリーズの一枚で、その名前の通りゴールド盤、また解説書には要約すると、録音されたオリジナルに近い音にしましたよ、との事が専門用語を多用して分かり難く書かれている。
    とは言え、録音は、ややデジタルの初期らさいドライで硬い音は残っているが、ダイナミックに細部まで良く分かるし、正直この録音に幾分か助けられている所はあると思う。
    名盤と名高い音源だが、個人的には真っ先に聴いておくべき演奏ではないと思う。

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     2016/07/06

    帝王カラヤンがベルリン・フィルの管楽器メンバーで構成されたオケを振って録音したドイツ&オーストリアの行進曲集はカラヤンの録音の中でも異質な一枚でしょう。
    収録曲はドイツ行進曲が好きな人なら定番と言える選曲です。
    この手のドイツ行進曲は楽譜選びが重要で下手な編曲を使うと、名演は生まれません。
    このCDの使用楽譜は当地の軍楽隊や民間団体が愛用する、いかにもなドイツらしい重厚な編曲譜です。
    しかし、カラヤンの演奏、素朴と言えばそうですし、演奏その物を楽しんでいるというのもそうかもしれません。
    しかし、メリハリはあまりなく、また編曲を上手い事生かしておらず、時折カラヤン色が出るというあまり良くない出来です。
    ドイツ行進曲が聴きたければ、日本クラウンやキングレコードから出ていたCDや、資金に余裕があればワーナーのドイツ行進曲大全集のようなCDのほうが良いでしょう。
    尚、過去盤(普通のCD)に比べて音質は多少は上がっているように思います。

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     2016/07/05

    ヴィテツラフ・ノヴァークは20世紀初めに活躍したチェコスロヴァキアの作曲家。
    ブルックナーのノヴァーク版で有名なレオポルト・ノヴァークとはまた別人で、ドヴォルザークに学んだチェコの国民学派の1人と言って良い。
    後期ロマン派風の濃厚なオーケストレーションに、印象派のエッセンスを少し混ぜ、チェコやスロヴァキアの民族色を混ぜたと言った作風で、代表作の交響詩『タトラ山で』を初め、美しい音楽が続く。
    しかし、あまり録音に恵まれないのが難点で、このCDは貴重だ。
    佼成の指揮者として日本では有名なダグラス・ボストックが、カールスバード交響楽団を振って録音したこのアルバムは元はクラシコ原盤で2枚あったノヴァーク作品集から編集された物だ。
    派手ではないが、丁寧に演奏されており、暖かいオーストリア風の音色も手伝い作品を知るには全く問題ない水準。
    録音も普通に優秀だ。

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     2016/07/04

    ヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇『こうもり』の全曲盤。
    ヨハネス・ヴィルトナー指揮、チェコスロヴァキア放送交響楽団、ブラチスラヴァ市合唱団の演奏で収録されています。
    このこうもりというオペレッタ、よほどそうしようとでもしない限りは、どれもある程度の仕上がりになるという優れた作品であり、名盤が多い中では両手を上げて推薦する程ではないにしろ、安心して聴ける水準の演奏になっています。
    歌手も同じで、個人的にはフランク役のアルフレッド・ヴェルナーが良いと思います。
    また他の方もおしゃっていますが、普段はカットされる繰り返しや、ヨハン2世の他作品で代用される事が多い、オリジナルのバレエ音楽が収録されているのが、セールスポイントの一つで、意外とこれらが収録されているCDは少ないので貴重です。
    1991年録音、音質は問題ない水準です。

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     2016/07/03

    惑星の初演者であるボールトは、この曲を5回も録音しており、このウィーン国立歌劇場管弦楽団は3回目、唯一のイギリス以外の録音である。
    この演奏、ボールトの録音の中ではあまり評価が高くないように思うが、確かにアンサンブルがちょっと雑な所もあるが、さすがにウィーン・フィルの母体団体だけあり演奏はなかなかで、楽しめる。
    グリーンスリーヴスの幻想曲での弦楽の美しさはこの時代ならではだと思います。
    録音技術が上がってきた頃の録音で、まずまず、ダイナミックな録音、復刻もまぁまぁと言った所でしょう。

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     2016/07/02

    カラヤン、フルトヴェングラー、クレンペラー、E.クライバー、トスカニーニ、ワルター、モントゥー、ベーム、メンゲルベルク、クナッパーツブッシュといった往年のクラシックの指揮者が残した音源を集めた内容です。
    結論からいってしまえばこれはおすすめできません。
    音源はいずれも1940年代前後に録音された古いSP盤が原盤で、調べてみるといずれも過去、現在問わず一度は復刻されているようです。
    演奏は巨匠達の全盛期の頃の録音なので、悪くはありませんが、年代を考えても音質はあまりよくありません。
    また何故か同じ曲が2つ入っていたりします。
    思うにこれは、PDとなった音源を手当たり次第集めたからだと思われ、やっつけ仕事のように感じます(現に発売元はレコードメーカーではなく、出版社でノウハウがなかったのでしょう)
    またこういうのはクラシック初心者に向けて発売された物ではないかと思いますが、結構内容的にマニアックで、解説もなくクラシック初心者には向きません。
    また私が発売当初に買った時の、CDプレイヤーでは問題なく聴けましたが、今のプレイヤーになってからは韓国製という事もあってか上手く読まない時があります。
    またケースは特殊タイプでVHSのテープのケース並の大きさがあります。

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     2016/07/01

    ショパンが書いたピアノとオーケストラのための作品のうち、2つのピアノ協奏曲以外の作品を集めた珍しい内容のCDです。
    ロベルト・スタンコフスキー指揮、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏と、トルコ出身のイディル・ビレットのピアノで収録されています。
    ピアノ協奏曲と同じく、これらの作品はピアノが中心でオケはあくまで伴奏といった感じで、このCDでもオケは無難に伴奏していると言った所です。
    ピアニストはなかなか表現力があって良い。
    作品を知るには十分な、ナクソスらしい一枚でしょう。
    音質良好。

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     2016/06/30

    アントニ・ヴィット指揮、ポーランド国立放送交響楽団の演奏で収録されたチャイコフスキーの『交響曲第6番』『フランチェスカ・ダ・リミニ』を収録したCDで、ナクソスのチャイコフスキー交響曲全集の一枚である。
    交響曲は全体的に丁寧に演奏されているが、押さえるべき所、聴かせ所はしっかりと聴かせた好演。
    名盤も多いこの曲だが、こういう解釈の悲愴もなかなか良い。
    フランチェスカ・ダ・リミニも同じような演奏。
    ホールでの録音は、初期ナクソスにありがちなドライな物ではなく、適度に豊かで、録音その物も良い。
    この値段なら十分買いと言える一枚です。

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