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Review List of kentaroh 

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     2025/10/12

    歌、ピアノとも何たる気品かと聴くたびに思わざるを得ない。歌唱の技巧とはその言語を解さないと本当のところはわからない。批評家諸氏は、F=ディスカウやシュワルツコップというと技巧臭うんぬんと難癖つけたがるが、私のような声楽の素人がシューベルトの歌曲集を女声でといえば、他に何を聴いてもやはりこれ、といつも納得させられる。選曲もよい。

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     2025/08/11

    これがヨレヨレとはなにごと!

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     2025/06/06

    名演の名録音、エニグマ変奏曲は特に深々とした響きだ。
    選曲が渋すぎるからか、この値段で売れ残ってはクライネルトが泣くだろう。
    ルトスワフスキは作曲者自演より私は好きだ。

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     2025/05/03

    二曲の弦楽四重奏曲はもちろん、ディーリアスのチェロ・ソナタもこの人らしい佳曲だ。皆さまおっしゃる通り、演奏も音質も何の不満もありません。

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     2025/02/28

    まめさん wrote
    「コロンビアさんにヤル気があればSACDのボックスで出して下さい。」

    ⇒大賛成です。私も買います。

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     2025/01/21

    エアチェック音源ということで躊躇を感じる方もいるかもしれないが、この時期のライヴ音源としては並み以上、安定したステレオ録音であり観賞用として十分に楽しめるものだ。
    吉田秀和氏の著書によれば、当時ドイツにおいても、ブルックナーは現代音楽のチャンネルで放送されたものであったそうだが、このドホナーニの第五交響曲は、まだ大きな影響を残していたであろう戦前からの巨匠たちの録音とは一線を画す、「夾雑物」(またこれがよいのだが)を拭い去ったもの、当時としては斬新に響いたものだろう。
    そして「こんなのあったの!」と思わずにはいられなかった弦楽五重奏曲が大収穫だった。案外録音が少ない曲だが、この録音はおそらく最右翼というか、構成的であろうとするよりもカンパーらしく細い音で歌いまくる、同四重奏団のベートーヴェンに通じるもの。アマデウス四重奏団などで聴いた人には別物に思われるかもしれない。
    いずれにしても、ブルックナー受容史的にどうこうなどと理屈っぽいことに抜きに、二枚たっぷり楽しませていただいた。全部揃えると全集+αができるが、そのαも含めて揃えておくに値する録音集だ。
    こういう企画、古いものの発掘に限らずまたお願いしたい。

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     2024/12/17

    名盤だ。
    ボッケリーニQuintetは、LP時代にかなりの数のボッケリーニのの弦楽五重奏曲をEMIに録音しているが、このEnsayoの録音の方が颯爽かつ清新たる趣で、また選曲もよい。
    たくさんの作品を網羅したボックスもあるようだが、そうそうボッケリ-二ばかりたくさん聴いても、よほど好きな方以外にはどうかと思う。この収録曲以外によいものがあるのも知っているが、私にはこの一枚だけあれば十分だ。
    中古があるならお勧めするが、こういうものは是非SACDで音質一新復活を。
    (少々中古の値付けが高いのではないか?)

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     2024/12/05

    すばらしいです。

    ブルックナーの交響曲と組み合わせ、国、時代、音楽の性向は違っても、カソリック作家の管弦楽を比較音楽史的に提示(カソリック教義がわからない以上真の理解は不可能なことで、私にもわからない。)するという、極めて知的かつ啓発的なプログラムの音楽会が四半世紀前の日本にあったということは、我が国の演奏史、音楽受容史上の重要な事件のひとつでしょう。
    また、その記録をこのようなパッケージで再現し、かつ後世に継承することは、単なる企業行為というよりも、日本の音楽文化の維持・継承のための非常に知的な事業と言えると思います。
    これを出すというのは、なかなかなまじっかのレーベルでできることではない。CDがいきわたる頃にSACDが出てくるのはどうかと思うが、ALTUSさんがんばって、もっといい仕事してください。

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     2024/11/29

    楽しませていただきましたが、早くも完結ですか・・・。
    私にとって、ブルックナー・イヤー最大の、というよりほとんど唯一の収穫はこの「ブルックナー・フロム・アーカイヴ」でした。
    何度も発売された音源のリマスター、リイシューばかりの昨今、このような未知若しくは入手困難音源の発掘、復刻は、極めて興味深く、また古いものながら逆に新鮮に感じられました。
    数次にわたる既存音源の焼き直しには、既に興味が失われてしまいましたし、よほどのものでなければこれ以上お金をかける気はありません。
    このような音楽文化遺産の保存・継承ともいうべき企画が今後も続いていくよう、各レーベルの努力を切に望んでやみません。

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     2024/08/12

    こういうものが商品化されること自体残念・・・・。

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     2024/08/03

    人工知能万能かの如きこの時代、いつか、どこかがこういうものを出してくるだろうと思っていた。

    収録内容すべて既出のもので聴いてきたが、それらはどれだけ音が古くても、血の通ったドキュメントだった。

    では、これはどうか、言わぬが花としておきます。

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     2024/07/31

    この人についてはMeloが発掘してくれなければ、1940年のメンゲルベルクとの共演などごく少数の記録でしか聴く機会はなかっただろう。Meloのものではないが、メンゲルベルクと堂々と張り合う(というより大ボス相手に喧嘩を売っているとしか思えない)ブルッフの第一協奏曲の有名な演奏は、比較的音もよく両者火花散らすこれぞ協奏曲と思わせる演奏だが、では他にこれに比肩する記録があるかというと思いつかない。
    「ヴァイオリン協奏曲、他 グィラ・ブスターボ、ヌッシオ&スイス・イタリア語放送管」で検索すると、ブスターボのmelo発売の他のCDについてレビューを書いている方が大変に興味深い証言を掲載しておられる。この方自身の訳と思われるためここにそのまま引用することはできないが、この歴史に翻弄された女流演奏家の理解のために一読をお勧めする。きっと多くの方がブスターボに興味をお持ちになると思う。そのうえでこの復刻をお聴きになるのもまた一興であろう。

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     2024/07/29

    ヴァルマレート(ヴァルマレーテ)の復刻など実に数少なく、正面から取り上げてくれていたのはArbiterのものくらいだ(aprにもあった?)。フォレの夜想曲等はこの人ならではのもので、特定の巨匠指揮者のリマスタ復刻に血道を上げるレーベルばかりの昨今、こういう演奏家を取り上げていくmeloの姿勢には大いに賛同する。
    ただし、現在は改善されているかもしれないが、CD盤面の汚れ、小傷など品質管理については、あまり感心したものではなかった。レーベルの安定した活動のためにも、このような点への気遣いを希望する。

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