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Review List of robin 

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     2023/05/26

    第1回目の録音で分売で全曲持っている。2回目のFinlandia録音は未聴なので、この旧盤のほうが良いという人もいるが自分で確かめたく現在注文中。全曲むらなく水準以上の出来で素晴らしいと思う、管弦楽曲も多く録音されているので楽しめる。サラステの最初のは響きが柔らかくしかも迫力も十分で申し分なく、これだけ聴いても満足のいく演奏である。しかし、EMIのベルグルント/ヘルシンキPOのはもっとニュアンス豊かで響きが深くこれ以上の演奏は望め無いと思うほどの絶品で、上には上があるものだと感心した。余談ながらC.デヴィスやラトルなどのシベリウスは全くおよびでない。

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     2023/05/26

    これでやっとラローチャのベートーヴェン協奏曲が分売ですべてそろった。出来、不出来は別にして、彼女は我が国では好きなピアニストのベスト5に入るだろうと思う。1番は15種ぐらいは聴いてきたが、特に優れているわけでもなく特に悪くもなく水準よりやや上程度であるのが少し残念ではある。シャーイの振るオケはスケール感があり充実した響きでピアノはややその陰に隠れた感がある。1番はプレトニョフを筆頭にグールド、バックハウスを好んでいるが、彼らに比べるとラローチャはやや特徴が薄いが、グルダ、ブレンデル、ブッフビンダー等より良く、2番のほうが合っているようだ。彼女の弾く5番、4番はお勧めである。

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     2023/05/25

    OPK7026と比べて聴いた。結果はこのFURT1031のほうが私の好みに合っている。理由は:音色が艶やか、音にささくれたところがなくスムーズで厚みも十分。全体に美しさでオーパス蔵より勝っている。テープ系の音源からのCD化の利点であろう。OPKは音の洗練さで劣っているしやや暗く田舎っぽい音で、それはLPからの復刻であろうと思う。ただし、全く正反対の意見の人もいると断っておこう。以上、わが決して上等とは言えない装置で聴いた印象であるが、マージンをもらっていると思われる評論家の言に左右されない素直な感想である。デルタDCCA0031も良いと聴いているが未聴。

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     2023/05/23

    1番、5番は57,58年ごろの初期ステレオだが音の分離はいまいちだが芯はしっかりして鑑賞になんら差し支えない。力強く男性的な演奏で北欧的な情緒もあり地味だが、デイヴィスの2種の微温的演奏とは一線を画した良い演奏である。管弦楽曲は交響曲より柔軟で美しく、バルビローリやベルグルントより良いと思った。何よりウィーンフィルのうまさと美しさで優っている。私はEMIの外盤で持っているが交響曲のEMI録音はやや硬めの音である。オケがBBCだからかも。星5でもよいと思う。

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     2023/05/23

    サヴァリッシュは何を聴いてもみな同じ印象である。学究的、アカデミック的で教科書的という評価だが、私もほぼ同じ感想である。ワルター,クレンペラー、フルトヴェングラー、シューリヒト、マタチッチといった往年の大指揮者は演奏に枠を感じることがない。そのあたりに大きな違いを感じる。サヴァリッシュの演奏はまとまり過ぎ。このシューマンも例外ではなく同年代の2種のクーベリックのほうが成功していると思う。星2か3。

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     2023/05/23

    (悲愴ソナタ)はこの曲のベストと言っても良いのでは。深く冴えたホロヴィッツならではの音で聴きごたえ十分である。ショパンも実に優れているが、私の好みは冴えた中にフランソワのようなもう少し暖かい味が欲しいと思うが、ホロヴィッツは音も演奏も冴えて突き抜けるような迫るものを感じる。

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     2023/05/23

    何でも安いからと買っていては結局損になると思います。このEMIの演奏は若くこなれていないといった感じです。この頃のモーツァルトのピアノ協奏曲のほうが成功していると思う。後のDG録音の演奏はベストではないが、テンポが遅めで音に経験の年輪が出て味わいがあるようだ。私はコヴァセヴィッチより好きであるがゲルバーのほうがもっと好きである。

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     2023/05/23

    ピアノ協奏曲が名前の割にはあまり聴かれない。ある点では当然だと思う。メロディーにある程度親しんでしまえばそれまで、といった内容の曲で、私は繰り返し何度も聴こうという気にはなれない。メンデルスゾーンのピアノ協奏曲に似て底が見えている感じがする。モーツアルト、ベートーベンやブラームスとは同等に扱えない音楽と思った。プロコフィエフやサン・サーンスのほうが私は好きである。好みの問題だけではあるまい。

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     2023/05/23

    格好よくスマートで聴いた耳にはきれいなブラームスの4番。4番にどんな演奏を求めるかは人様々であろうが、私はこの演奏もちょっと敬遠。やはりどこか音楽離れしたスポーツ的で表面的な印象がぬぐえず、心を揺さぶるまでにはいかない(この人のベートーベンの4,6,7番等ほとんど同じ印象)。私にはまだチェリのほうがずっと良い。クラシック音楽に親しんで約60年、未だにワルターやフルトヴェングラー、シューリヒトの演奏が良いと思っている古い人間だからか。

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     2023/05/23

    ワルツは昔からリパッティの演奏が評価が高いが、このコルトーを聴くとこれこそワルツと思わせ、コルトーのほうがはるかにワルツの本質を突いた演奏なのが分かる。一聴すれがすぐに分かることなのに、分からないのは他人の評価や先入観にとらわれている人だと思う。今でも鑑賞に堪える音で聴けるのがありがたい。この録音に堪えられない人はフルトヴェングラーやブッシュSQに終生縁のない人であろう。

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     2023/05/20

    ペトルーシュカを聴くのにサロネン盤を選んだのはこの指揮者の感覚の新しさに期待したからである。録音のせいか、私の再生装置のせいか、音色感に乏しくやや物足りなさを感じる。もう少しキラキラした輝かしさとニュアンスがほしいところである。あくまでも第一印象での感想なので、もう少し聴きこんだら印象が変わるかも。いままでモントゥ・ボストン饗で親しんできたが、現時点ではモントゥのほうがニュアンスが上だと思う。次は故宇野氏推薦のドラティ盤を購入して聴いてみるかな。

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     2023/05/20

    一聴するとごく普通水準の演奏のように聴こえるが、深刻になり過ぎずに作曲家の救いがたい孤独感や寂寥感を歌心に包んでいる演奏である。第一ヴァイオリンの音色、歌い方に感心するとともに音楽の流れが実にスムーズで2回も最後まで聴いてしまった。演奏時間の長い本曲を退屈することなく歌心に満ちた優れた演奏である。最近購入してよかったと思ったCDの1枚である。

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     2023/05/18

    16番が実に素晴らしい。深く切り込んでしかも厳しすぎず、バリリsq、アルバンベルクsq、スメタナsq、ズスケsqなどより心に響く演奏である。15種以上聴いているが、私のベストはSP復刻のブッシュsqで抒情楽章の素晴らしさは神品に値すると思っている。他のすべての演奏はメロディを追いかけ過ぎている、このジュリアードSQもその感があるが他の演奏団体より響きの深さで勝っている。

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     2023/05/18

    日本盤より音は良いので、パイヤールを聴くならこの輸入CDを求めると良いだろう。演奏は軽く明るいがもう少ししっとりとしたニュアンスが欲しい。初めから終わりまで同じ音色で変化に乏しいように感じる。ラスキーヌなら古いモノラル録音の演奏のほうがはるかに素晴らしく、それは天上からハープのきらめきがおりてくるようである。

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     2023/05/18

    有名なヴィオッティの22番がステレオではベストの演奏かもしれない。明るく伸びやかで懐かしいロマンの香りが十分表現されている。ボべスコやグリュミオよりずっと良い。わたしのベストは、モノラルながらデ・ヴィートの演奏であるが、、、。

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