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Review List of saitaman 

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  • 0 people agree with this review
     2018/12/24

    素晴らしい2枚組のアルバムである。ミニマリズム音楽の教祖スティーブ・ライヒの作品をクリスチャン・ヤルヴィとライプツィヒMDR放送交響楽団及び合唱団が演奏した録音である。クリスチャン自身が書いている英語のライナー・ノートによると、「2、4、80、4、2」という数字がこのアルバムに関係している。1枚目の2曲目として収録されているClapping Musicは80歳になったライヒと若いヤルヴィの2人がそれぞれ2本の素手をたたいて奏でている。個人的な話になるが、この曲は東京オペラシティでのライヒの80歳記念公演でも聴いたことがあって、とても印象的だ。1曲目はメニューインの80歳記念に作られたもの。ちなみにこのアルバムが登場した2016年はライヒの生誕80歳の年である。3曲目のThe Four Sectionは4セクション構成。2枚目の2曲はどちらもオーケストラ版の世界初録音になり、どちらも4つのパートによって構成されている。1枚目の作品の演奏はライブ。どの作品も高い集中力でとんがった演奏が展開されており、楽しめる。録音も優秀。

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  • 2 people agree with this review
     2018/12/24

    クラウディオ・アバドがDGに録音したオペラ関連の作品集をセットにしたもの。かなりのボリュームなのだが、内容は素晴らしい。まずおススメはロッシーニ。アバドは1970年代の「ロッシーニルネサンス」の中心になった一人であり、新録と旧録の2つが収められている「セビリアの理髪師」はどちらも質が高いし、実に150年ぶりの再演となった「ランスの旅」の録音も入っている。モーツァルトは全体的にすっきり系で、古い時代のオペラ演奏とは違う。ミラノスカラ座の豪華な演奏家たちに支えられたヴェルディは圧倒的で、イタリアならではの強みがあふれている。ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」は洗練されたセンスのよい演奏である。全体的に歌手陣も豪華である。

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     2018/10/29

    アルベニス、ファリャ、グラナドス、モンポウ、トゥリーナ。スペインを代表する作曲家のピアノ作品を収めたボックスである。親しみやすい旋律の曲が多く、異国情緒も十分で、文句なしに楽しめる。近年人気のモンポ―の作品もある。ピアノは1950年生まれのフランス人ピアニスト。この演奏が、少々饒舌気味でありながら品があり、いかにもフランス的で、飽きさせない。最後のオーケストラとの作品集も、なかなか良かった。

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     2018/10/28

    個人的な話をすれば、ヴォーン・ウィリアムズの交響曲は全集だけでこれが4セット目である。このハイティンクとLPOの録音は、音がよく、窮屈すぎず、適度の落ち着きと重厚さと抒情が同居しており、安定してバランスの取れた演奏になっている。とても良い。

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     2018/10/23

    生き生きとして、表情豊かで、素敵な演奏である。バッハの堅いイメージとは微妙に違い、とても面白く聴けた。

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     2018/09/24

    隠れた名盤だと思います。他にも書いている人がいますが、このメンバーではズスケの名前が圧倒的に有名であるものの、音作りの中心にいるのはピアニストのオルベルツだと思います。軽快なテンポで聴き手をぐいぐい引き込んでいきます。とても楽しく聴ける見事な三重奏です。

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     2018/09/16

    モーリス・ドラージュ、ルクー、ショーソン、ショーソン、デュカス、フランク。もちろんフォーレやドビッシーやラヴェルもある。ジョルダンのフランスのオーケストラ曲の録音をまとめたもの。良くも悪くも、あまりとんがった解釈ではない。全てが名演といえるかどうかはともかく、それほど録音が多いわけではない作曲家の作品の演奏も含まれており、値段もお安いし、音質も悪くない。マルティノン、デュトワ、プラッソンといったフランスものを得意としてきた指揮者のBOXも今はあるので、ファーストチョイスとしてはどちらを勧めるが、これはこれで悪くない。

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     2018/09/15

    CD12枚たっぷりチャイコフスキー。しかもお安い。オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団。お買い得である。もともと定評がある演奏であるし、確かに悪くない。ただ、こちらの期待が高すぎたのだろう、どうもしっくりこない。ロシア的ということでは旧ソ連時代からいくつもあるロシア系の指揮者の方がやはり一枚上。完璧さならカラヤン&ベルリンフィルの方が明らかに上。この演奏のフィラデルフィア管は、うまいけど細部と情緒性というところで多少物足りなさを感じる。同じフィラデルフィア管なら、ムーティとの録音の方が新しい分だけ音質は上で、しかもあっちは歌っているので個性的て面白い。これだけまとめてチャイコフスキーがお安く聴けるのはいいし、もちろん悪くはないのだけれど、クラシック音楽の定番で名演奏に事欠かない曲が中心なだけに、どの曲の演奏もイチオシには至らないし、セカンドチョイスとして推すには個性が足りない。

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     2018/08/26

    チッコリーニのサティは評判が高いが、あくまでもチッコリーニ流のサティであって、解釈にはだいぶクセがある。同時に、そこが魅力でもある。なんともいえないユーモラスさと諧謔味があり、なのに品がある。1曲1曲というより、アルバムとして全体を通して聴くと、非常に良い。最後の歌曲集はアットフォームな感じな仕上がりである。音質も良い。

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     2018/08/19

    ルトスワフスキの作品集。ショスタコーヴィチやバルトークや新ウイーン学派のようなものもあるが、全体的に少し重めで緻密に作られた作品が多い。交響曲はサロネン&ロスフィルのものを聴いたことがあって、そちらも良かったが、祖国ポーランドの音楽家によるものは作品の情感や陰影がよりくっきり出ている感じがある。また、収録されている作品もこちらは実に多彩である。児童合唱による子供向けの作品もある。CD1から9はヴィット指揮のものだが、CD10はルトスワフスキの自作自演である。演奏・録音ともに優秀。作品そのものも特徴的なものが多く、なかなか良かった。

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     2018/08/19

    ルトスワフスキの作品集。ショスタコーヴィチやバルトークや新ウイーン学派のようなものもあるが、全体的に少し重めで緻密に作られた作品が多い。交響曲はサロネン&ロスフィルのものを聴いたことがあって、そちらも良かったが、祖国ポーランドの音楽家によるものは作品の情感や陰影がよりくっきり出ている感じがある。また、収録されている作品もこちらは実に多彩である。児童合唱による子供向けの作品もある。CD1から9はヴィット指揮のものだが、CD10はルトスワフスキの自作自演である。演奏・録音ともに優秀。作品そのものも特徴的なものが多く、なかなか良かった。

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  • 5 people agree with this review
     2018/08/18

    全曲フォルテピアノによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集。真面目な演奏であある。どことなく品はあるが、優美とまでいえるかどうか。録音は悪くない。モーツァルトのピアノソナタはモダンピアノで素晴らしい演奏が山のようにある。フォルテピアノという点で明快な特徴があるので、CDラックに置いておく価値はあるかなと思うが、悪いということではないものの演奏自体はとり立てて推すべきほどのものとも思えなかった。

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  • 1 people agree with this review
     2018/08/15

    クレンペラーらしい重厚な音作りではある。しかし、テンポのコントロールが微細かつ磨き抜かれているため、重厚でありながら実に洗練された演奏が楽しめる。オーケストラそのものの出来としては必ずしも完璧な演奏とはいえないものもあるけれど、楽曲の隅々まで掌握し、流れるようなアンサンブルが展開されている。本当に見事だ。

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  • 8 people agree with this review
     2018/08/13

    クーベリックがDGで録音した作品を収めたボックス。ドボルザークやスメタナといったチェコ音楽、マーラーの交響曲全集(大地の歌は無い)、声楽曲に特徴がある。オーケストラもバイエルン放送交響楽団を中心にベルリンフィルなど一流のオーケストラがほとんどで、演奏の水準はとても高く、安心して聴ける。特に、ドボルザークの交響曲全集はかなりおススメである。マーラーも良かった。ベートーベンの交響曲は9曲すべて別のオーケストラということをさせられている。時代的にカラヤンと重なるので、同じレーベルだし、カラヤン&BPOが得意なところはなるべく重ならないように、あるいは違う特徴で、というレコード会社の配慮があったのかもしれない。

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  • 3 people agree with this review
     2018/07/28

    20世紀ギター・ソナタ集。5枚セットだが、まったく知らない初めて聴く曲ばかりである。地味ながら、テクニカルで多様性に富んだ作品が収められているが、楽器の特性上、20世紀音楽にありがちな下手するとノイズと紙一重のような部分はあまりない。売れ筋からは外れるが、けして悪くない。お安いセットということもあり、価格以上には楽しめた。

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