TOP > My page > Review List of ニャンコ先生

Review List of ニャンコ先生 

Showing 166 - 180 of 275 items

%%header%%

%%message%%

  • 4 people agree with this review
     2013/04/30

    録音の良さ、主要序曲をすべて含む親切さ、演奏水準の高さ、価格を考えれば、既に数セットの全集をお持ちの方にも、自信をもってお薦めできるセットである。既に幾人かの方がお書きのとおり、「フル編成LGOの、重心の低い響きをそのままに、快速演奏をすると、どんなにものすごいことになるか」を聴くスリルを味わえるのがこのセット最大の魅力だ。とはいっても、一本調子の快速テンポというわけではなく、歌うところ、立ち止まるところではしっかり適切な音楽づくりをしている。9番4楽章のフーガをもっと快速で(ガーディナー並みに)やってくれれば申し分なかったのだが。

    4 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2013/04/30

    コストパフォーマンスから言えば、ダントツのお薦めセットである。とにかく「音」がすばらしい。ツァハリアスはモーツァルトで見せたような奇を衒うスタイルではなく、ベートーヴェンと正面から向き合い気迫の打鍵を響かせ、SKDはおなじみの「いぶし銀」の響きで応える。独奏が管弦楽よりもちょうどよいくらいの自由さをもって弾かれているのが、協奏曲の演奏としてはベストマッチである。三重協奏曲のほうは、独奏三人の自由闊達さをLGOの「懐の深い」響きがつつみ込む。いずれも演奏の良さを最大限にとらえた優秀録音。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 21 people agree with this review
     2013/04/29

    この名盤が、いつの間にかすばらしい音質で、しかもこんなに廉価で入手できるようになっていた。LPで聴いていた頃を懐かしんで購入した。私のは2000年頃にリマスターされたと思われる、ごく普通のCDである。この演奏のように「ベルリンフィルが、いつになく甘い音を出している」と評される演奏の場合、SACDで聴いての評なのかHQCDで聴いての評なのか・・・はっきりさせないと、少なくとも音質の評価はくい違ってくる。それは一部演奏の評価にも(本当に甘い音を出していたのか?等)影響してくるだろう。同じ録音に対してこれだけリマスターや高音質媒体が乱立する商品状況になったのだから、HMVはそろそろ「商品ごと」にレビューを貼りつけるようにサイトを再編する必要があるかもしれない。

    21 people agree with this review

    Agree with this review

  • 7 people agree with this review
     2013/04/29

    なんといっても、「リスト ピアノ曲全集」の一部を成すセットとして、リストの編曲を忠実に弾いているのが貴重だ。絢爛たるリストのピアノ作品であるという魅力と、しかし楽想はベートーヴェンの交響曲である、という雄渾さの両方を兼ね備えたすばらしい演奏である。録音もみごとに現代のコンサートグランドピアノの音を捉えている。

    7 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2013/04/29

    ピリオド楽器で演奏したハイドンというと、ホグウッドやノリントンが指揮したイギリス系のストレートな奏法による演奏を聴き慣れているが、このドルチェ・リゾナンツァの演奏は、ひところよく聴かれた、フワッとしたアタックの後で音をふくらませる奏法で統一されている。オルガンは小型のかわいらしい音が鳴っている。それらを良しとする聴き手にとっては実に心地よい音世界である。残響多めの録音(ただし、音の抜けやソロの分離は悪くない)も演奏にぴったりである。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2013/04/29

    作品17の2枚組のレビューにも書いたが、ハイドンの四重奏はこのブッブベルガーQの録音も全集として完結しているが、エンジェルス四重奏団の全集の廉価化により演奏、録音、価格、すべての点で一段劣るものとなってしまった。とはいえ、ブッフベルガーのシリーズの良さもある。渋い音色と中庸の演奏を、デッド気味の録音で収録してあり、いかにも「ドイツ人のハイドン」といった雰囲気を醸し出している。「作品50のセットだけを欲しい」といった需要に応えるには、この2枚組は貴重な存在だ。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2013/04/29

    いずれは全集として完結し、セット販売となるのだろうな、と思いながらも、ハイドンの四重奏、新録音で廉価、という貴重な存在であったブッフベルガーQのこれらのセットを、発売される度に買いそろえていった。さすがブリリアント、ちゃんと完結しめでたくセット販売もされている。しかし、エンジェルス四重奏団の全集が廉価で出てしまった今となっては、演奏、録音、セット価格、すべての点で負けてしまってる。とはいえ、ブッフベルガーにも聴きどころはある。アマデウスQに通じる、渋い音色と中庸の演奏を、これもDGのアマデウスQ録音と似たデッド気味の録音で収録してある。例えば「ウルブリヒQの作品20が良かったので、その直前の作品17のセットだけを聴きたい」といったレアな需要に応えるには、この2枚組は貴重な存在だ。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2013/04/29

    「ブリリアントさまさま」の選曲良し、演奏・録音良し、値段良しのセットである。特に、作品番号のない諸曲が存外魅力的だったのがうれしい驚きであった。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 4 people agree with this review
     2013/04/29

    このカップリングの盤としては、LP時代から、決定盤として半世紀の間不動の地位を占める。演奏は色褪せないし、リマスタリングにより、録音への不満もほとんど感じさせない。

    4 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2013/04/29

    「ブラームスの交響曲は室内管弦楽団で聴くもの」と嗜好が変わってしまった方には、うれしいリリースおよび値下げである。マッケラス指揮スコットランド室内管、ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管に続き、ノセダのセットが「買ってもいいかな」という価格になった。しかし、演奏のほうは、前二者に比べると、良くも悪くも「普通のブラームス」である。大編成でやるようなテンポや強弱の変化をそのまま室内オケでやっている。ライヴ収録であるため、演奏者が「人数が少ないことの不安」を感じているのがわかる部分が散見される。2枚組に収めるため、第2番第1楽章の呈示部繰り返しをしていない(ラトル指揮ベルリンフィルと同じ策)。録音は細部の解像度とホールトーンのバランスがとれた優れたもの。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 3 people agree with this review
     2013/04/29

    ブラームスの交響曲をよく聴く方なら、1セットは室内オケ編成の全集をお持ちになることをお勧めする。マッケラス指揮スコットランド室内管がその先駆的存在で、19世紀末の演奏スタイルの再現までを目指した、決定盤といえるもの(1番2楽章の初演版、大学祝典序曲、ハイドン変奏曲を含む)。それに対し、このベルグルンドの全集は、Vn対向配置、1楽章呈示部繰り返し全部あり、という点ではマッケラス盤と共通するが、演奏スタイルはより現代的で理知的なものである。ライヴ収録することで、あまりに冷静な演奏になってしまうのを避けることに成功している。もちろんこのコンピである、音楽の運びは常に自信に満ちていて編成が少ないことからくる弱弱しさは微塵もない。08年ライヴ収録のノセダ指揮カダケス管の全集が、音楽の方向性を見失いそうになるあぶなっかしさがあるのとは格が違う。今回の再発売でさらに値下がりしたコストパフォーマンスを考えれば、このベルグルンドのセットをぜひ薦めたい。

    3 people agree with this review

    Agree with this review

  • 9 people agree with this review
     2013/04/29

    CP抜群なのでとりあえず買っておいて、時々気が向いたら聴いている。大聖堂に響きわたり、数秒かけて遠くに消えていく残響を聴くだけでも心洗われる、そんな希有の録音である。これだけホールトーンをひろいながら、全奏でも各パートの音がぼやけないマイク設置とミキシングは、ただものではないエンジニアの手によるものと見た。演奏者も、残響に惑わされてアンサブルを乱さないよう、細心の注意をはらって演奏している。演奏内容も全作品でムラなく及第点と言える。

    9 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2013/04/29

    モーツァルトがバセットクラリネットの為に書いた曲は、一度ザビーネ・マイヤーのバセット演奏で聴いたら、他の演奏家がA管のクラリネットで吹く演奏は聴けない、というのが私の偽らざる感想だ。このディスクは、これまで協奏曲は一貫してバセットで録音してきた彼女が、五重奏をはじめてバセットで録音したものではないかと思われる(彼女の数枚ある他録音の試聴に基づいた推定)。ブラームスの独奏を兄に譲った理由は定かでないが、どちらの曲も、演奏、録音ともに申し分ない出来である。特価が付いているこの機会に、ぜひご購入をお勧めする(私が買った時は1600円近かった)。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 6 people agree with this review
     2013/04/29

    たけちゃん氏のレビューがとても説得力があったので迷わず購入。結果は「おおせの通り」。完璧なフィンガリングによる非常にクリアーな音と、「古典派ど真ん中」のゆるぎない自信に満ちた音楽が全CDに満ち満ちている。録音がオフマイク気味でちょっと音色がにごる曲が稀にまざっているが、それを不満に感じるのも、全体があまりに晴朗な音色だから。おっと、ここに来てDerzhavinaの新譜、しかも録音も価格帯も同等のセットの発売予告が出た。さーて、もう1セット買うべきかどうか・・・

    6 people agree with this review

    Agree with this review

  • 6 people agree with this review
     2013/04/29

    ブリリアントのブッフベルガーが出る度に買い、合わせてDENONのウルブリヒの「太陽」やらDGのアマデウスの中期セットを買い足して・・・と集めていたら、この全集が出た。これまでの努力がふっとんでしまった、というのは言い過ぎだが、とにかくもうこの全集だけ聴いている。NAXOSのヤンドーが弾くピアノソナタ全集とあわせて、作曲年代順に並べて(通称番号順ともHb番号順ともずいぶん異なるので並びかえが大変だが)最初から最後まで聴き通すこと数回。四重奏、ピアノソナタを合わせたハイドンの「ソナタ世界」の奥の深さに圧倒されている。特に四重奏のほうは、初期ベートーヴェンや中期モーツァルトに匹敵する充実度をもった楽章がたくさんある。ぜひ全集で揃えることをお勧めしたい。

    6 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 166 - 180 of 275 items