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0 people agree with this review 2024/08/03
持っているのは米マーキュリー輸入盤で、メンデルスゾーンの代わりに最初はエネスクのルーマニア・ラプソディ2番が入っている。これが素晴らしく良い。あと、ハンガリー舞曲とハイドン変奏曲は私には解せない演奏である。テンポが速すぎ、舞曲とは言えその中にブラームスのロマンが聴こえてきてもいいだろう、詩情やロマンに不足した演奏である。また変奏曲もニュアンス不足で物足りなない。同じハンガリー指揮者のライナー・WPOのハンガリー舞曲の演奏のほうが雰囲気豊かでは良い。ドラティはロイヤルフィルとのスラヴ舞曲もニュアンス不足の演奏であった。音だけ良いので星を3にしたがせかせかした演奏で内容は2。
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0 people agree with this review 2024/08/02
硬くならずハイドンの古典的な美しさとエスプリを表現した演奏だと思う、しかし、82番などマタチッチやフェレンチークの名演に接したのでやや分が悪い。おおらかさに欠けるのである。どこかアンセルメのハイドンに似ていると思うのはわたしだけかな。今は、テイトのハイドンに深く魅せられている。J・TATEからセル、ラトル、クレンペラー、ヨッフム、ベーム、ドラティ等を超えた冠絶の名演が聴ける。
テイトは内田の伴奏指揮しか聴いたことがなかったので、今回初めて単独演奏を聴いてみた。予想以上の素晴らしさである。まず、100番の初めの遅く深々とした序奏に心奪われる。びっくりは96番でオケの古典的な深い響き、美しさ、スタイル等、何もかもハイドンにピッタリで、豊かな表現力にすっかり魅せられた。モノラルのワルター、ステレオのパレーを超えていると思うほどで、評判の良いセルやヨッフム、ディヴィスなど比較にならない素晴らしさである。地味でおとなしい印象の指揮者だが、ベートヴェンやブラームスの録音が少ないのがマイナスになっているのだろうか。シベリウスを録音すれば注目されるかもと、外野席の私は余計なことを考える。(ラトルのシベリウスなど浅っぽくてとても聴けたものではないと思っている私である。)
0 people agree with this review 2024/08/01
3番も9番も名演と呼ぶにふさわしい。3番などワルター・NBCも良いがこのシューリヒトは内的迫力がみなぎってそれが音にでている。最初から終わりまで充実しきった英雄で、その点ではフルトヴェングラーの英雄を超えている(ウラニアのエロイカ以上かも)。シューリヒトの英雄は5種持っているがこれが音も含めベストだと思う。ディスク・モンターニュの英雄など大人しく聴こえるほどの冠絶の演奏だと思う。9番も素晴らしい。英SBTで聴くパリ音楽院の第9と双璧の演奏である。なを、私はこの3番をforgotten records fr847でも持っているが、好みもあるがfr847のほうが生々しい音である。1番はデっカのWPOとのモノラルの演奏がセンスの良さが出て好きである。
まず、英LPで聴いた時はびっくりの音だった。分厚い響きとレンジの広がりに圧倒された記憶がある。CDになってその音はやや細身の音になったが。演奏は男性的で太い印象である。もう少し細やかさがあればと思う。評論家諸氏が一向に取り上げないので見向く人もほとんどいないCDだが、高級な装置をお持ちの方にぜひ聴いてもらいたいと思う。びっくりの音が聴けます。演奏も失望はしません。
聴き物はサン・サーンスとフランクだと思う。共に録音の良さも手伝って明るい響きにニュアンス豊かに演奏されている。幻想も悪くはないが、LPではリハ風景もついていた。そのリハ風景の幻想が素晴らしく、本番の演奏はやや落ちると記憶している。緻密さと迫力がリハに比べ落ちるのだ。だから、ここで聴くべきは、サンサーンスとフランクだと思うが、あくまで私見であるので、幻想により魅力を見出す人がいても不思議ではない。録音の良さは流石デっカと思わせる素晴らしさを今でも保っている。
オケの上手さが光っている。協奏交響曲をヤンソンスと比べて聴いた。ラトルのほうが変化陰影に富みちょっとしたところにオケの上手さが出ている、これは指揮者の違いかオケの違いか分からないが、間違いなくこのラトルのほうが聴かせる。しかし聴いてより面白いのはノリントンである。交響曲も申し分なく素晴らしい演奏である。ラトルをあらためて見直したCDであった。
有名な演奏で、故有名評論家の推薦しているCDであるが、私は余り好きではない。指揮者バーンスタインとウィーンフィルの間に隙間がありしっくりいっていないように感じ、特にオケにイマイチ気分がのっていないように思う。聴いていて何となくよそ行きの感じがする。
ウィーンフィルだけに響きは美しいが、切り込んだものが感じられないので、響きの美しさだけでインパクトに欠けるところが多い。2,3,4,5番など他に名演が多いので存在意義が小さく、この指揮者の限界のようなものを感じてしまう。メンデルスゾーンと云えども心震わすような演奏を求めたい、4番のイタリアなど、トスカ二ー二がそうで、比べれば雲泥の差である。
初期ステレオ録音だが鑑賞には差し支えないと思う。問題はカザルスで、腕の衰えが出ており音に切れがなくレガート的に流れてしまうように聴こえる。トリオとしての立体的な演奏は期待できない。
1 people agree with this review 2024/08/01
私はGSのCDはある時から購入するのを止めた(DELTAも好きとは言えない)。平林氏の携わるリマスターCDはほとんど音色が暗く良くなったと思ったことはない。これはあくまでも私の好みであって、平林先生と尊敬の意を込めて復刻の良さを評価する愛好家もいる。誰にも迷惑をかけないから人それぞれであって良いのだろう。このGSの音質音色ではWFの名演を楽しめない。チャイコ4番のTOCE6060の自然で艶があり伸びやかな音と比べてほしい。
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CDは持っていないがLPで聴いたので演奏内容は知っている。個性的ではないが美しい演奏で申し分ないが、イマイチ掘り下げたインパクトが欲しい気もする。厳しく言えばただ美しいモーツアルトに終始している感じである。私は、同じ傾向ではブリテンの指揮したモーツアルトのほうが感銘度がある。38番が含まれていないのはなぜ(ケルテス・ウィーンの38番のCDは見たことがない)
3曲の中では39番の演奏が良いと思う。ケルテスのモーツアルトでは33番がベストの出来だが、38番が聴きたいのに分売がない。録音されたはずだが、38番の分売されたCDは見たことがない。どなたかご存じの方お知らせくださればありがたく存じます。
0 people agree with this review 2024/07/31
アンセルメとハイドンは合いそうだが、どうだろう。ドラティは全曲録音しているがその演奏はオケの鮮度もあるが出来は良いと言えない。アンセルメのハイドンもドラティにやや似て面白いとは言えない。古典的でありながらエスプリやロマンの香りも必要だろう。知、情、意が余り感じられない演奏だと思う。高い評価を与えている人もいる。82−87番を録音したデュトワに期待している私だが、その後のハイドンの録音がない。
ドラティ・LSOのマーキュリー録音CDでラプソディ2番を聴いて13分ほどの曲だが、田園風の美しい旋律から始まり祝典的な旋律で終わるこの美しい曲に魅せられ、本CDを聴いてみたくなったので購入決定である。1番も聴いてみたいがもう少し後になるかな。期待星で4。
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