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Review List of レインボー 

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  • 1 people agree with this review
     2015/03/21

    日本語に訳すならスーザ以外の行進曲とでもなるだろうか、その名の通り、スーザ以外の作曲家の手による行進曲を集めた物です。
    と言ってもそのほとんどが欧米の作品です。
    アメリカ海兵隊軍楽隊による演奏で、指揮者は、アルパード・ショーパー大佐(1955〜1972年楽長在任)ジョン・ブージョワー大佐(1979〜1996年楽長在任)ティモシー・フォーリー大佐(1996〜2004年楽長在任)の歴代3人の楽長に、フリデリック・フェネルの系4名。
    全米屈指の実力派団体だけあってどれも問題なく聴ける水準だが、やはりアメリカのマーチの演奏は上手い。
    4人の指揮者毎にそれぞれ味があって良いが、一番良かったと感じたのは、歯切れの良いテンポ、力強いサウンドが特徴のショーパー大佐の演奏だ。
    録音も吹奏楽CDでは上。

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     2015/03/20

    エルダー・ニルセン少佐指揮、ノルウェー王立近衛兵軍楽隊の演奏で収録。
    同軍楽隊が毎年自主制作していたシリーズの2007年盤で、今の所、シリーズ最後の一枚となっている模様。
    選曲面ではいつもと同じく、行進曲からクラシック、ポピュラーに、ビューグルとドラムの曲まで様々入っていますが、このCDは行進曲が多く、プランケット『フランス分列行進曲』バグレー『国歌の象徴』ヘルツァー『ハイデックスブルク』と言ったお馴染みの作品から、リュードベリ『ヴァクスホルム王立沿岸砲兵連隊行進曲』ルードヴァル『セーダーマンランド連隊行進曲』と言ったスウェーデンの行進曲までなかなかバラエティーに富んでいます。
    楽長がニルセン少佐に変わった事で、より洗練されたサウンドになりましたが、演奏はなかなか熱く、特にグリーグの『山の魔王の宮殿にて』は本場ならではの名演奏です。
    この他クラシックからの編曲物では、スッペの『軽騎兵』等が収録されています。
    録音と音質は問題なく聴けるでしょう。

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     2015/03/19

    ナクソスが全3枚発売したウィンナ・オペレッタのアリアを集めたCDの2枚目にあたるCDです。
    カールマンとレハールを中心にシュトルツとヨハン・シュトラウス2世の作品が収録されています。
    イングリット・ケルテシ(ソプラノ)ヤーノシュ・ベルケシュ(テノール)の歌で、ラースロー・コヴァーチ指揮、ハンガリー・オペレッタ管弦楽団の演奏です。
    但し、冒頭に収録された『ヴェネツィアの一夜』序曲は、アルフレッド・ヴァルター指揮、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。
    演奏はどれも良くも悪くも安心して聴ける模範的な物で、あと一つ何か欲しいかなと言った所です。
    しかし、音も悪いと言う訳ではないですし、値段も安いので、入門用として良いと思います。

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     2015/03/17

    ドイツのメンブランが出している激安10枚組ボックスの一枚で、チャイコフスキーの作品を集めたCDです。
    マンフレッド交響曲を含む交響曲全曲と、ピアノ、ヴァイオリンの協奏曲、そして管弦楽曲が収録されており、選曲面では特段珍しい曲はありません。
    収録音源は古い音源が多く、カラヤン、フルトヴェングラー、トスカニーニ等スターによる定評ある名演奏から、マタチッチ、クレツキと指揮者の知名度はある物の現在は入手難ながら、充実した演奏を聴かせてくれる音源まで様々。
    また、ヴァシリー・ボヤノフ指揮、ソヴィエト国立交響楽団による第3交響曲と、ゴラン・ペトコフ指揮、ブルガリア国立交響楽団の『運命』『テンペスト』は私の知る限りでは初のCD化ではないかと思われ、2名の指揮者とも無名ながらも、ボヤノフの典型的なロシアン・スタイルによる演奏と、ペトコフの隅々までコントロールされ充実した響きを出した(特にテンペスト)演奏は、上記に登場した巨匠達に肩を並べると言って良い名演奏だと思います。
    大半は1950年代の演奏であり、一部は曇った感じのする復刻、音質ですが、年代のわりに聴きやすい音源も多く、収録音源の大半を持ってないと言う人にはお得だと思います。

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     2015/03/16

    このCDはアメリカ空軍のセレモニアル・ミュージック、つまり儀礼曲を集めたCD。
    行進曲や国歌、信号ラッパに、各軍公式歌、栄誉例を始めとする式典曲と言った曲が収録されており、行進曲、吹奏楽、軍楽曲好きには注目の貴重な一枚となっています。
    これらを演奏するのは、ワシントンDCに所在する、アメリカ空軍中央軍楽隊で、指揮者は1995〜2002年まで隊長を務めた、ローウェル・グレアム大佐。 一部には空軍の合唱団、シンギング・サージェンツが参加しています。
    1997年11月5〜10日、アメリカ空軍軍楽隊スタジオにて録音。
    収録曲は軍楽隊が最も得意とするレパートリーだけあり、大変上手いです。 特に行進曲では低音楽器のサウンドが強調されているのと、テンポが極端に速くないせいか、スリリングなマーチの演奏をしていたこのコンビらしからぬ、重厚な印象を受け新鮮。
    録音はちょっと硬い所もありますが問題なく聴けます。

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     2015/03/13

    英国のミリタリー・イベントの1つ、Beating Retreatの音楽を集めたCDです。
    毎年CDが制作されていて、このCDはその2003年盤です。
    演奏はイギリス近衛兵合同軍楽隊、指揮者は、A.チャトバーン少佐とD.クロスウェル少佐です。
    但しどの曲を降ったのか、個別の記載はありません。
    この他に、バグパイプ隊やファンファーレ隊も参加しています。
    行進曲からポップスまで幅広いジャンルの曲を収録しており、それらを難なく演奏してしまう、イギリス近衛兵軍楽隊の引き出しの広さは見事。
    その内容から大半は行進曲なのですが、ここではブリティッシュ・スタイルの演奏が聴けます。
    バンドリーダー特有の硬めの残響の少ないサウンドですが、音質は良いです。

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     2015/03/12

    1900年前後に書かれたロシア音楽ばかりを集めたという大変珍しい企画。
    冒頭に収録されたリセンコの歌劇『タラス・ブーリバ』序曲以外は探せば録音はいくつもありますが、こういう企画は珍しいでしょう。
    ブルーニエ指揮、ボン・ベートーヴェン管弦楽団の演奏は、ガッチリとした如何にもドイツと言った演奏です。
    そのためか、国民楽派の色の強い作品はイマイチ。
    ライヴですが、技術面では不満なく聴けるのではないでしょうか。
    SACD層では聴いてませんが、CD層で音質は問題ありません。

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     2015/03/11

    CPOレーベルは積極的にレハールの作品を紹介していますが、このCDは、オペレッタの中で演奏される舞曲や間奏曲ばかりを集めたという珍しい一枚です。
    今や巨匠といってもよい、ミハエル・ユロフスキ指揮の、ベルリン放送交響楽団の演奏で収録されています。
    カラフルなレハールのオーケストレーションが良く分かる手堅い演奏ですが、ドイツ的なベースがしっかりとした演奏のせいか、ちょっと重く感じる所もあります。
    録音、音質は問題ないと思います。

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     2015/03/09

    イギリスの民謡や行進曲をメドレー形式で演奏したのがこのCDです。
    R.G.トムリンソン少佐指揮、イギリス近衛騎兵ブルース&ロイヤルズ連隊軍楽隊の演奏で1988年に録音された物です。
    発売元のミュージック・マスターは1990年代前半にイギリスの軍楽隊の音源を多数出したレーベルで、当たり外れはある物の、中には珍しい演奏家や曲目のCDもありました。
    このCDは型番からその初期の発売と思われ、イギリスの民謡や行進曲がご機嫌に美しく演奏されています。
    ただ、このCD、トラックがたった1つだけ、約43分間演奏されます。
    細かいトラックが分けられてないため、最後のほうだけ聴きたいと言う時は大変に不便です。
    録音は適度に残響があり、音は良いと思います。

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     2015/03/08

    イギリスのミリタリー・イベントの1つ、Beating Retreatの音楽を収録したCDで2009年盤になります。
    この手のイベント系CDはライブ録音が多いのですが、このシリーズだけはスタジオ録音であり、音質が格段と良いのが特徴です。
    ファンファーレ、行進曲を中心に、ポップスやバグパイプ、鼓笛隊など様々なジャンルの曲が収録されており、個人的には好みの曲が少なかったですが、わりと珍しい曲も収録されていますので曲に興味があれば買いかも知れません。
    指揮者は、G.O.ジョーンズ中佐(コールドストリーム・ガーズ)、K.デイヴィス大尉(ライフ・ガーズ)で、演奏はイギリス近衛連隊合同軍楽隊。
    この他、一部にバグパイプ隊とファンファーレ隊、鼓笛隊が加わります。
    演奏は大編成ならではの迫力のある演奏で、イギリスらしいやや重心の低い遅めテンポによる行進曲は流石の一言。
    また大人数ながらあまり乱れのないアンサンブルなのも聴き所でしょうか。
    またゲストとしてか、エルダー・ニルセン少佐指揮、ノルウェー王立近衛兵軍楽隊の演奏が4曲収録されており、こちらもノルウェーの行進曲や、J.F.ワーグナー『双頭の鷲の旗の下に』などを北欧のバンドらしい軽快なサウンドで聴かせてくれます。
    録音はこのレーベルらしい硬めの音ですが、酷かった80年代の物よりかは、大幅に改善されホールを意識したかのような、ある程度の残響はつき、聴きやすいと音と言えるでしょうか。

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     2015/03/07

    ジョン・プリッチャード指揮、BBC交響楽団が1971、1972年のプロムスで演奏したヨハン・シュトラウスを中心にした音源を集めたのがこのCDです。
    プロムスのコンサートらしいリラックスした雰囲気の中、とても楽しい演奏が繰り広げられています。
    特にピチカート・ポルカはではかなり大胆で斬新な解釈がされており、これはこれで楽しいです。
    録音年代のわりに音は聴きやすいと思います。

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     2015/03/06

    フランスのオペラ作曲家、エメ・マイヤールの代表作が、この『村の竜騎兵』です。
    他にはヘッセン放送交響楽団によるドイツ語歌唱盤もありましたが、フランス語による演奏はおそらく現在唯一の現役盤でしょう。
    リシャール・ブラロー指揮、管弦楽団&合唱団による演奏で、小さい編成の録音用の団体による演奏ですが、ブラローによるメリハリの付いた音楽で、歌手も知らない人ばかりですが、良いと思います。
    年代のわりに録音は聴きやすく、このオペレッタを聴くのなら、真っ先におすすめの演奏です。

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     2015/03/05

    グレアム・O・ジョーンズ大尉指揮、スコットランド師団ローウェル軍楽隊&バグパイプ隊によって収録されたこのCDは、スコットランド関連の楽曲を集めた内容となっています。
    アルフォードやハウと言ったスコットランド系の軍楽隊の楽長を務めた人物の行進曲や、ジョーンズ大尉の自作自演の他に、バグパイプの曲を収録した正にスコットランドのためのCDと言った所。
    比較的珍しいバンドによる演奏ですが、軍楽隊もバグパイプ隊もなかなか良い演奏であり、最後まで聴かせてくれます。
    バンドリーダー特有の硬めの録音で、音は問題ないと思います。

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     2015/03/03

    マルコポーロが発売していた、ヨーゼフ・シュトラウスの管弦楽作品集のシリーズの一枚で20枚目にあたるCDです。
    演奏はスロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団、指揮はクリスティアン・ポラックによる演奏で、リヒテンシュタイン行進曲で始まるこのCD、普通な演奏が多いこのコンビの演奏で珍しく曲にメリハリがついていて良いです。
    2曲目の『うわごと』も超一流ではありませんが、なかなか見事な物。
    2000年録音で、音質は問題なし。
    資料的価値も高く、シリーズではお勧めの一枚。

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     2015/03/01

    このCDはクリスマスに関連する楽曲を吹奏楽で演奏したCDです。
    ポール・グッドウィン准尉指揮、イギリス陸軍兵站軍楽隊の演奏で収録されています。
    海外盤のクリスマスCDには、讃美歌やコラールと言った曲を中心にしたCDも発売されていますが、このCDは日本でも良く知られたクリスマス・ソングやクラシック曲を収録しており、馴染み深く、楽しく聴ける一枚となっています。
    また、ミリタリー・バンドらしくロドニー・バッシュフォード作曲の行進曲『乾杯』のように、秘蔵とも言える曲が収録されているのがウリの1つです。
    ただ、演奏に関しては技術的に不満はなく聴けるのですが、やや一本調子というか、面白みに欠けると言いますか、そういう所があって、何度も繰り返して聴きたくなる演奏と言えないのが難点かもしれません。
    1998年録音、録音はこのレーベルらしい残響の少ない硬めのサウンドです(但し、1980年代に比べればマシです)

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