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Review List of saitaman 

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  • 3 people agree with this review
     2019/05/03

    豊かな残響のムジークフェラインに澄み渡るウィーンフィルの高貴で美しい演奏がアバドの叙情性と掛け合わさって生み出された至高の名演である。重厚なベルリンフィルとのライブも素晴らしいが、まさにウィーンフィルというべき美しさと優雅さと確かな力量が発揮されたこの演奏は、マーラーの第3番にぴったりである。ジェシーノーマンと合唱も素晴らしい。リマスタリングによって音質は丸く透明感を増した感じがある。

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     2019/04/28

    個性的なドビッシーである。繊細でありながら粒立ちがあり歯切れがよく、明快でありながら陰影のようなものもある。今まで聴いたどの演奏ともちょっと違う。録音はとても良い。

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     2019/04/20

    ベートーベンのソナタの録音は、それこそ星の数ほどある。しかし、このルビンシュタインの演奏ほど、格調の高さが光るものはなかなかない。孤高さと高貴さが漂うスタイルは、聴き手によっては冷たく感じるかもしれない、と思うくらいである。古い録音だが、リマスタリング技術の進歩のおかげで音質は悪くない。

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     2019/04/07

    緻密、正確、繊細。徹底的に研ぎ澄まされ、完璧に仕上げられた音の芸術。スタジオ録音はもちろん、ライブですらそうだ。五島みどりの演奏に耳が慣れてくると、他のすべてのバイオリニストの演奏は、どこかちょっと粗く聴こえてしまう。これだけの水準の演奏は才能だけではできない。おそらく他の奏者ならこれで十分だろうと思うような完成度までいっても、彼女はけっして妥協しない。これだけできれば十分だというレベルからさらに少しでも精度を高めるために、裏でいったいどれだけの努力を重ねてきたことだろう。それを、低価格のボックスでこれだけまとめて聴くことができる。音質も良好。できれば10枚といわずもっとまとめて欲しかったが。

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     2019/03/31

    このボックスはチャイコフスキーのピアノ作品ばかりを集めたもの。有名な作品もそうでない作品もあるが、卓越したメロディメーカでもあったチャイコフスキーの能力はそれほど有名ではない小品においてもよく発揮されているのがよくわかる。それを本場のピアニストがこれだけまとめて取り組んで録音したものが廉価に手に入るとなるとそれだけで価値がある。ポストニコワはかつて指揮者である夫のロジェストヴィンスキーと読売日本交響楽団の公演で時々共演していて、ライブでも直接聴いているが、旧ソ連の音楽英才教育が充実した時代にピアニストとして研鑽を積んで活躍しただけあって安定した技量と表現力で聴かせている。

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     2019/03/31

    ペンデレツキのチェロとオーケストラのための作品3つを収めている。ネオロマンチシズムの系譜につながる時に陰鬱で重厚で緻密な曲が続く。演奏・録音とも極めて優秀。

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     2019/03/30

    ペンデレツキはルトスワフスキと並んで20世紀を代表するクラシック音楽の大家である。指揮者のヴィットは東京都交響楽団に客演したときに見に行ったが、ポーランドの音楽に関する大家である。このCDはペンデレツキの2曲のバイオリン協奏曲を収めたもの。いずれも単一楽章。位置づけ的にはどちらも後期ロマン派の延長にある。第1番は沈鬱でショスタコービッチの作品に近い雰囲気である。第2番はより表情が多彩。どちらも中身は非常に濃い。ソロ・オーケストラ共に迫力あふれる見事な演奏で、ぐいぐい引き込む。録音も優秀。

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     2019/03/24

    ロストロポーヴィチは読売日本交響楽団でも客演していたので生でも聴いたことがある。このBOXはDGやPhilipsなどの音源をまとめたもの。チェリスト、指揮者、そして最後の2枚は声楽のピアノ伴奏(これが意外に良い)としての録音となっている。力強く、抒情にあふれ、表情豊かな演奏が多い。特にお国ものであるロシアの作品は、いずれも線の太い重厚な表現力が前面に出ている。どちらも黄金時代の旧ソ連を代表する演奏家であるリヒテルと組んだベートーヴェンのチェロソナタも見事である。掘り出し物は4枚を占めている盟友の一人のブリテンとのコンビもしくはブリテンの作品の演奏で、とりわけ無伴奏チェロ組曲はそれほど録音が多いとは言えない作品でもあり印象に残った。チャイコフスキーのバレー曲はベルリンフィルを指揮しており、カラヤンのスマートな演奏とはある意味で対象的な演奏。歌劇『スペードの女王』は劇的でとてもいい。最後の2枚のヴィシネフスカヤのソプラノも線が太くて表現力がある。音質はいずれも良好。オリジナルジェケット仕様。

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     2019/02/16

    スペインの名ピアニストだったアリシア・デ・ラローチャが、母国の作曲家であるグラナドスの作品を演奏した3枚セット。ラローチャが晩年になってからの録音というのも関係しているのだろう、かなり穏やかで、いい意味で丸い、抒情豊かな雰囲気の演奏になっている。予想とは少し違ったが、これはこれで悪くない。

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     2019/02/11

    このアルバムは当たりだった。ミニマリズム系の音楽であるが、静謐な中に表情があり、静かに引き込まれる。ちょっぴりメシアン風であり、ペルトにも似ているが、また違う個性である。お気に入りのアルバムになりそうだ。

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     2019/02/11

    個性が異なる2つの交響曲と、ハープ協奏曲の3曲が収められている。交響曲第5番は少し暗めだが重厚感もある14分ほどの曲。交響曲第2番はスケールの大きさはある。3曲の中でのおすすめはハープ協奏曲で、弦楽のみのオーケストラとハープの相性がよい。20世紀後半の作品としてはやや古い感じの作風だが、悪くない。演奏と録音は素晴らしい。

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     2019/02/11

    フランスの作曲家デュティユーの生誕100周年を記念して発売されたBOXである。演奏家は様々で、一部モノラルもある。オーケストラ作品が有名な作曲家で、過去ににもいろいろな演奏を聴いてきたが、この7枚組のうち後半は声楽曲と室内楽になっており、ピアノソナタやフルートとピアノのソナチネなどは意外に掘り出しものだった。

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     2019/02/10

    マッケラスのディーリアスはとても叙情豊かで聴かせる。曲目も多く、多彩なディーリアス作品に触れられる。素晴らしい。ただ、ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団は、力量的にはいまひとつで、特に管楽器にはもう少し潤いが欲しい。

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     2019/01/20

    ボロディン四重奏団を中心とするショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集とピアノ五重奏曲である。ボロディン四重奏団にはメロディア音源のかつての名盤があるが、時を経て新たに行われたこの録音も、非常に良い。陰鬱、軽快、静謐、多彩、皮肉。録音技術の進歩も後押ししており、きわめてクリアな音質で、微妙な陰影感が細部にわたるまでくっきりと描写されている。素晴らしい。

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     2019/01/01

    2010年と2016年。21世紀になって書かれた2つの作品を納めている。どちらも世界初録音。バイオリン協奏曲の方は献呈された奏者がソロを弾いている。作者はベルギーの音楽家。誤解を恐れずあえて粗っぽく特徴を書くと、ストラビンスキーとバルトークとショスタコービッチを混ぜて一部にワーグナー風の味付けを加え、さらに現代風に少し鋭利にした感じである。どちらの曲も変化に富んでおり、多様かつ多彩で充実しており、実際の演奏時間よりも長く感じる。斬新さはそれほどないものの、よく練られて作られており、どちらもとても優れた作品である。録音も優秀。

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