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0 people agree with this review 2021/03/03
しめ飾りは年神様をお迎えするための飾りであり、神社の注連縄(しめなわ)から由来しているという。本書は様々な種類のしめ飾りを紹介しており、その制作方法をも惜しげもなく解説している。かつて田舎の家では正月前に家族でしめ飾りを作るのがごく普通の習慣であったが、いまでは店で買う人の方が多いのではないか。本書は失われつつあるしめ飾りの文化を記録し未来に伝える良書である。
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神饌とは神様にお供えする飲食物の総称である。明治時代になり全国的に画一化されたが、奈良県には特殊神饌として古来より継承されてきた個性豊かな神饌が今なお多く残る。本書は特殊神饌や祭りの姿を美しい写真と解説で活き活きと伝える。
2019年4月に文化財保護法が改正され、従来の保護重視から観光振興のための活用重視という流れがより明確化されたという。少子高齢化社会で文化財の継承が難しくなる中、いかに文化財保護のための人材や財源を確保していくかという課題と、その一方でオーバーツーリズム問題にあるような過度の活用による文化財の劣化・破壊などの懸念が生じている。本書は文化財の節度ある活用とはどのようなものかということについて、2019年2月に開催された國學院大學学術資料センターフォーラムでの講演と総合討論を中心にまとめられており、今後の文化財を考える上で非常に参考になる良書である。
0 people agree with this review 2021/03/02
兵庫県は全国で一番古墳が多い。そして播磨国は古代から交通の要衝であり、畿内や出雲とのつながりがあり、非常に恵まれた地域であったといえる。本書は播磨地域の古墳や歴史について非常にわかりやすく解説してある良書である。筆者はたつの市教育委員会の文化財専門職員であられ、播磨地域のことを本当によく研究されている。
0 people agree with this review 2021/03/01
古事記を深く読み込むのに最適な書である。原文、訓読文、現代語訳、注解が見開きで確認できるので理解しやすい。値段は少々張るが、それだけの価値はある。日本最古の歴史書であり、非常に高い文学性をも併せ持つ。日本神話の原点がここにある。
本書は「古墳とは何か」について、考古学の観点から当時の人々の思想・宗教観などについて検討するものである。古墳の儀礼はどのような他界観に基づいて行われたかが主要なテーマとなっているが、約350年の古墳時代のなかでも他界観の変質がみられるという。古墳には「閉ざされた棺(畿内系)」と「開かれた棺(九州系)」が存在し、『古事記』の「黄泉国訪問譚」は後者の九州系古墳の他界観が色濃く反映したものであるとの説は非常に興味深い。
0 people agree with this review 2021/02/28
宗教学についての初学者向けのサブテキストである。専門的に学ぶには少し物足りないが、深く学ぶための参考図書が多数掲載されているので学習を進めやすいと感じる。
大学の一般教養レヴェルの宗教学を学ぶには、まずこの本があれば一通りは理解できるのではないか。宗教学に関するいろいろなテーマが見開きで簡潔にまとめられており非常にわかりやすい。
本書を購入するのは神道の研究者か神職、神道を学ぶ大学生くらいであろう。値段もサイズも大辞典と呼ぶにふさわしい風格があり、また内容的にも比較的新しいので、専門的に研究する際には非常に参考になる。
神道についてのハンディな事典である。神道を専門的に学ぶ学生のための必要にして十分な情報量が網羅されており非常に使いやすい。もちろん日本の宗教や歴史に興味のある一般の読者にもわかりやすくお勧めである。神道関係の大辞典は他にも何種類か存在するが、コンパクトな本書が一番出番が多い。
日本古来の民俗宗教であり、生活様式でもある「神道」について、初学者にもわかりやすく解説してある教科書的な本である。大学の教養課程レヴェルにおける神道の基礎知識は十分に得られる。
坐禅とは何か、現代社会において坐禅は可能か。今世界的に禅がブームであるという。現代人の精神的病理に対する特効薬として坐禅や瞑想の効果が期待される。 坐禅は「手放すこと」であり、「心を整えること」を目的にした時点でそれは坐禅から離れることである。本書は「意図を持たずただ座り今を受け入れる」という、シンプルだが非常に奥深い坐禅についての筆者の考えがわかりやすく示されている。結論は「答えはない、ただ無心に座るのみである」ということであろうか。
モンゴルの馬頭琴にまつわるお話であり、永遠のスタンダード。人間の優しさやおぞましさ、人生の喜びや悲しみ、いろいろな感情が沸き上がる。子どもに読み聞かせるために購入したが、いろいろ考えさせられた。赤羽末吉氏の絵が素晴らしい。
伊勢神宮を撮影した写真は非常に多いが、この石元氏が撮影した写真集はその中で最高のものであるといえる。モノクロフィルムで撮影された写真は神宮がもつその崇高な精神性までも感じることができる。
海外でも著名な芸術家として知られる杉本博司氏が紹介する日本建築の特集である。日本が誇る茶室、寺院、神社、美術館などの名建築や、さらには古墳までも取り上げられており非常に幅広い。掲載された写真は美しく満足度が高い。建築はもとより、寺社や文化財、茶の湯が好きな人におすすめ。また杉本氏が手掛けた江之浦測候所は、これまでにないコンセプトの場所・空間となっているようで非常に興味深い。
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