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しめ飾り造形とその技法 藁を綯い春を寿ぐ

鈴木安一郎

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784416519684
ISBN 10 : 4416519680
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一年の実りに感謝を込めて藁をつくり、縄を綯う―。来たる年の幸を願いながら真新しいしめ飾りとともに清々しい新年のはじまりを。

目次 : 稲作文化から生まれた春を迎えるかたち/ しめ飾りのある風景/ しめ飾りの歴史/ しめ飾りができるまで―ことほきの一年/ しめ飾りの制作技法/ のの字/ 杓子/ めがね/ 鳥/ 玉しめ/ 玉しめ(小)/ 玉しめ蛇/ 宝珠/ 小槌/ 俵/ 縦海老/ 海老/ 海老(大)/ しめ飾りのつくり手を訪ねて

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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しめ飾りは年神様をお迎えするための飾りで...

投稿日:2021/03/03 (水)

しめ飾りは年神様をお迎えするための飾りであり、神社の注連縄(しめなわ)から由来しているという。本書は様々な種類のしめ飾りを紹介しており、その制作方法をも惜しげもなく解説している。かつて田舎の家では正月前に家族でしめ飾りを作るのがごく普通の習慣であったが、いまでは店で買う人の方が多いのではないか。本書は失われつつあるしめ飾りの文化を記録し未来に伝える良書である。

文化財係長 さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あじ

    60年代生まれのお二人が受け継いだ技法は、筆舌し難い神聖な入魂のかたち。その造形美と完成度に、ただただ痺れてしまいました。本書では藁の束から造形していく過程を、写真で丁寧に追っています。私はいつか自分で育てた稲を刈り取り、しめ飾りを綯うのが夢なんです。併せて読むならこちら◆森須磨子/著「しめかざり探訪記」

  • つちっち

    『天使の囀り』を読んだときに、注連縄はヘビの交尾をモチーフとする「スネークカルト」なる言葉を見て読んでみたのだけど、そのへんは全然。だけど色々なしめ飾りは見ていて楽しいし、静謐な気持ちにもなる。お目出度いものがモチーフに見立てられるのが基本だから、海老や鶴などとともに、スネークカルトとは一切関係なく蛇のしめ飾りも紹介されていた。お正月を過ぎると焚き上げるものだし、古いしめ飾りはほとんど残ってないのだけど、民藝館にはいくつかあるみたいなので、機会があれば行ってみたい。

  • tama

    図書館本 民俗系書架で偶然 作り方が念入りに書いてあり、画像は大判だが、1種類1枚で、旧家やお社で使用されてる画像はなし。使われてる環境の空気が感じられてこそだが、この本の意図がそうじゃないのだろう。ちと、がっかり。おら、縄なう技量ないし。右側がちゃんと動かねえし。小中学校の先生たちや農業高校の先生やらに覚えて欲しい。しめ飾りや門松は宗教じゃあねえでよぉ。農業習俗ってもんだし。そうすりゃ稲わらの確保もひょっとしたらできやすくなるかも。

  • ムーミンまま

    子どもの頃、縄をなった体験をした事を思い出した。 その時はワラジ作りだったけど、日本の技はすごいなぁ。青刈りを初めて知った。

  • ケイエム

    年末にがっつり玉飾りを作ってから、わら細工に心を奪われつつあるので買ってしまった。歴史〜素材の育て方〜作り方〜名人インタビューもあって全般的に網羅されてる。初心者には嬉しい仕様。参考文献も載ってる。しめ飾りは稲が青いうちに刈ったものを使った方がしなやかで長さもとれるのでよいと、著者のユニットもそうしているらしいが、個人的にはバリバリ乾燥した野性味あふれる風合いのお飾りがかっこいいな…強そうで…なんて思ってしまう。そんな好みを気づかせてくれました。

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